みえちゃんち 秀良子名作劇場 1 (ビッグコミックス 秀良子名作劇場 1)
- 小学館 (2014年9月12日発売)
本棚登録 : 246人
感想 : 15件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・マンガ (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091864581
感想・レビュー・書評
-
懐かしさと共感の1冊。
表題作のみえちゃんちが特に懐かしさの琴線を揺さぶってくる。みえちゃんのデザインもあるのかもしれないけれど、どことなくちびまるこちゃんを連想させる。机に貼ったシール、めったに食べられないカップ麺、熱で学校を休んだ日の特別な感じ。なんというノスタルジー。それから所々に散らばる昭和の名作たち!
タッチやあさりちゃん(そうそう、あさりちゃんは帰省の新幹線の中で読むものだった!)、そっとコマの隅に書かれた日出る処の天子、BANANAFISH。
ああ懐かしいなあ、と思ったことにまた切なくなりつつ、続編を期待します。
他収録作で気に入ったのは、「あまつそらなる君恋ひめやも」。
“私たちは、この体を流れる血のあらすじについて、まったく無関心だったのだ。”
この一文が、とても胸をつきました。詳細をみるコメント0件をすべて表示