忘却のサチコ (1) (ビッグコミックス)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091866707

感想・レビュー・書評

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  • これは...面白いッ!

    佐々木幸子29歳は披露宴の最中、相手の男に逃げられる。
    「結婚はお互いの利害関係の一致」とクールなものの見方をしていた幸子だが、彼のことを忘れられない。
    しかし、ふいに入った定食屋で『さばの味噌煮定食』との運命の出会いがある。
    食べているときには彼のことを一瞬忘れるのだ。
    かくして幸子は美食の道に足を踏み入れたのだった...。

    そうですよね~、おいしいもの食べてるときって何もかも忘れてますよね。わかるわ~。
    でも、この幸子ちゃん、とーっても真面目なのです。真面目すぎて変人扱いされる人。
    カロリーの化け物『トルコライス』に本気で挑むため、ランニング中の中学生に飛び入り参加しちゃったり。
    食べ物に相対する気持ちが半端ない。それもこれも彼のことを忘れるため、というところがきゅんときちゃいます。

    彼女のすっとんきょうな言動行動が笑えるうえに奇妙な感動を呼び、読むとお腹がすいてくる漫画です。

    10月から連続ドラマ化されるということ。
    主演は高畑充希さん!
    うわー観たい!

    • ぺこさん
      こんばんは!
      この作品の単発ドラマ?をAmazonプライムで以前観ました。
      食いしん坊なのでついつい観てしまったのですが、食べ物であれ何であ...
      こんばんは!
      この作品の単発ドラマ?をAmazonプライムで以前観ました。
      食いしん坊なのでついつい観てしまったのですが、食べ物であれ何であれ、何事も本気で取り組む姿勢は素敵ですよね(*´ω`*)(笑)
      2018/10/04
    • 5552さん
      ぺこさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      単発ドラマ、YouTubeに公式のものがあったので観ましたよ。
      高畑充希ちゃん...
      ぺこさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      単発ドラマ、YouTubeに公式のものがあったので観ましたよ。
      高畑充希ちゃん、上手い!
      吹越満出てた!ラッキー!
      あと夕飯後に観たのですが、おなかがすいた気が...危険危険(笑)
      とりあえずさばの味噌煮とごはんが食べたいです...。

      2018/10/04
  • 無料で数冊読める所で読みました!
    冒頭でまさかの、結婚式の披露宴で新郎に逃げられるって…はぁ!?って思いました。主人公の幸子も凄く個性的な性格の持ち主で(笑)周りから鉄の女と言われいた彼女が、自分が彼のことをどれだけ好きだったかって自覚して号泣するシーン…個人的には好きです。
    タイトルにも付いている「忘却の」ってどういう意味だと思って読んでたら、すぐに答えが判明。「食事で元婚約者のことを忘却」って事だったんだw

    不器用だけど、真面目で融通が効きにくい幸子。何にも動じない鉄の女と周りからは思われているみたいだけど、私はもしこの主人公が実際にいたら…友達になりたい。彼女の見ている世界が、凄く純粋で楽しそう!食に対しても変に生真面目だけど、感謝も忘れない姿勢もかなり好きです。

  • ドラマでこの作品の存在を知ったけど、やっぱり原作を読むのって良いなぁ…しみる。

  • TSUTAYAレンタル

  • 『いぶり暮らし』『山と食欲と私』と同様に、今年読んだ中で超オススメな作品。なぜか感情移入しちゃう一冊。

  • 待ってました!の阿部 潤さんの作品。
    期待を裏切らない面白さ。
    お腹空いてる時にはつらい。
    早く出ている分を手に入れたい。

  • サチコさんかわいい。

  • サイコーに面白かった‼︎

  • 食事も、漫画の単行本の表紙も、極端な話、人間も見た目のインパクトが大事である、と私は思っている
    食事は「美味そう」と思ってもらわなきゃ食べてもらえないし、漫画は「面白そうだ」と思わせるような表紙でなければ、読み手に取ってもらえないし、「コイツは何かを持っていそうだ」と思われるような印象を見た目で与えなきゃ人付き合いが始まらない
    そう言う意味では、この『忘却のサチコ』は十分に満たしている
    若い女性が味噌カツ丼(だろうか?)を持っている、ってインパクトがありすぎな表紙である。目の肥えている漫画読みなら確実に手に取ってしまう
    ぶっちゃけ、内容には『ワカコ酒』や『いつかティファニーで朝食を』、『いぶり暮らし』のような斬新さを感じられなかったが、安定感はあり、読んでいる途中で飽きさせる事はまずない、と断言できる。まぁ、『日日べんとう』や『銀のスプーン』と比較してしまうと、さすがにまだグラグラしているが、ここから伸びて来そうだ、と感じさせるモノも十分にあったので、期待はしている
    失恋の哀しみ、苦しみ、憤りを忘れるために、ひたすらに美味しいモノを食べまくるヒロイン・佐々木幸子
    そんなんで大丈夫なのか、とツッコミが入りそうだが、誰だって、辛い事を忘れたくて自棄食いまがいの事を一度や二度は今までしてきているだろうから、読んでみると案外、彼女に親近感を抱けるかもしれない
    そんな彼女が真正面から食にぶつかっていく姿勢は、『幸腹グラフティ』と『てんむす』、『たべるダケ』を彷彿させる何かがあり、私的には一推しだ
    本気で好きだった男を忘れたいって理由はどうあれ、美味しい食事にのめりこんでトランス状態に突入できる幸子には、美味しく食べる才能がある、と言っていい
    また、食べる事で人との繋がりを作っていく点もまた、読み応えを生んでいる
    今後、どの土地の名食で忘却の瞬間に到れるのか、を楽しみに出来るトコもイイ
    どの話もお腹が空くが、私が力強く推薦するのは、幸子のこれを食べると決めたら手段を選ばない性質が顕著な第2歩「全力!トルコライス〈長崎〉」だ
    この台詞を引用に選んだのは、ここ最近、私自身、「食べる」って欲求を満たすために、ここまで本気になった覚えが無く、それに対し、ショックを与えてくれたから

  • サチコさんかわいい。
    抜群のスタイルと、ものすごくフォームのよい走り、そして正座(笑)
    「忘却」してる時の大ゴマが、毎回笑えます。楽しい漫画です!

著者プロフィール

1972年2月6日生まれ。静岡県出身。漫画家。
代表作として、『忘却のサチコ』など。

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