阿・吽 (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

  • 小学館
3.86
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本棚登録 : 891
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091867124

作品紹介・あらすじ

最澄x空海 ふたりの天才の物語が始まる!

日本仏教の要である、比叡山延暦寺の開祖である最澄、
弘法大師の名で日本人なら誰もが聞いたことがある空海。

レオナルド・ダ・ヴィンチにも匹敵するといわれる日本史上、
比類ない天才である、最澄と空海がまさに華麗に、繊細に、
そして豪快に描かれる人間ドラマです!

平安の世、当時のニッポンを変えた!といっても過言でない
このふたりは、その青年期は人も羨むエリートコースを
歩んでいたが・・・・・・・・・・・

本作『阿・吽』は、『サプリ』『&-アンド-』で女性の心情を
美麗な筆致で、細やかに描いてきた著者の新境地です!


【編集担当からのおすすめ情報】
宿命のライバルといわれるふたりは、
両者を比較してみることで、それぞれの人間像や、
生き様が浮き彫りになってきます。

古くは信玄と謙信、武蔵と小次郎、
スポーツでは松井とイチロー、真央とキムヨナ、
F1のセナとプロスト、将棋の羽生と谷川・・・

そして、最澄と空海。

このふたりの比較は、実に面白いです!
『阿・吽』ではふたりの生き様を、おかざき真里による
美麗な表現、時には、衝撃的な画で描かれます!

おかざき作品に心を揺さぶられ続けてきた方、
氏の作品を初めて手にとろうとされている方、
本作、期待して頂いてまちがいありません!

(文中敬称略)

感想・レビュー・書評

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  • 最澄と空海の生き様と、その時代の様子が分かる歴史漫画。絵の迫力に圧倒される。両者、天才でストイックで、修行している姿は特に美しい……

  • 最澄と空海。むかし歴史の教科書で見た名前だけで、全く知識も興味もなかったけど…これはヤバイ。画の迫力や見せ方に圧倒される。まだまだ序盤だけどこれから壮大になっていくであろうストーリーにドキドキわくわく感が止まりません。所々にある解説を辿れば歴史が苦手で仏教の知識がなくても充分ついていける

  • おかざき先生の、こういうのが読みたかったのだなあ。
    読むまではわからなかったけど。

    絵的な表現がとても好きだ、と思いながら「&」が読めなかったのは、人の情念のような暗い感情の描かれるレベルが高すぎて、恋愛もので見るのはもう辛かったのだなあ。
    と、これを読んだ後なら思える。


    「あの人も、救われなくてはならないよ。」


    今作は人間の業と戦うひとたちの話でもあるわけだから、全開で描かれても爽快に読んでいけそう。
    野生の空海が素敵だけど、泣き虫最澄も可愛いなー。

    怨念の文字を吐き出す悪霊のくだり、鬼気迫るものとユーモアが絶妙に同居している。
    こんな表現方法があるのかー。すごいなー。

  • 沢山のレビューにあるように画力がすごい漫画です。密教について知りたくて読んだので、密教の儀式や加持祈祷の様子がなんとなくイメージ出来て良かった。おかざき真里さんの作品てエロスがあるものしか読んだことがなかったけれど、なかったからか、仏教の修行が中心の話なのにどことなくBLのエロス的要素もあるのかしら⁇と思わずにいられない作品でした。まだ最終巻読んでいないので不遜な思い込みでしたら大変申し訳ありません。

  • 二人の天才の対比。美しくときに凄惨な描写。

  • 最澄と空海を題材にした漫画。
    絵が綺麗だけれど、人間の欲や暴力も描かれていて初めから衝撃だった。
    最澄は欲に溺れず、実直な僧として描かれている。空海は天才的で、動物的に描かれていると感じた。

  • &を読んで以来、好きな漫画家さんです。
    相変わらず画力がすごい。

    最澄と空海、教科書で読んだえらいお坊さんくらいの知識しかありません。
    が、「あの人も、救われなくては『ならないよ』」という言葉が印象的でした。

    「私が救う」でもないんだ、と思いました。

  • 11巻まで読了。最澄、空海にシンクロする感覚が湧く。画力が強い。離れたところから自身を見る眼が与えられるような。不思議。すごい。

  • 読み友さんにおすすめして頂いたシリーズです。
    面白いです…何度も繰り返し読んでいます。
    熱量も凄いですし、絵がとても綺麗。阿頼耶識とかの精神的な部分を描けるのか…凄い、と思います。
    スッタニパータの犀の角の見開きがとても好きです。
    1巻ではまだ空海の方が最澄を目指しているのだな…続きも読みます。

  • 力強い…
    無駄が無い…
    面白いかよ

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著者プロフィール

1967年長野生まれ。関西育ち。多摩美術大学卒業、博報堂制作局入社。デザイナー、CMプランナーの仕事に携わりながら漫画家デビュー。2000年、結婚を機に退社。現在3児の母。代表作に『渋谷区円山町』(集英社)、『サプリ』『&—アンド—』(ともに祥伝社)など。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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