ヒメゴト~十九歳の制服~ (8) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 295
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091867162

感想・レビュー・書評

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  • すごい無駄のないどんどん話が複雑にもつれ上がるいいマンガだった。

    状況はかなり特殊なんだけど、19歳の激動の雰囲気に見に覚えがあるというか…。

  • 最終巻で突然柴ちゃん先生の片鱗が出てくるのでブチ上がる。

  • 普通に性描写めっちゃ出てくるから最初はポルノですかと思ったけれど、
    話が進むにつれ、親からの歪んだ愛情、そこからくる性癖、アイデンティティの確立、性別への偏見、しがらみとか、色んなことが色んな目線から描かれてて、ぶわーーーっと引き込まれて全巻読んでしまった。
    どうなるかと思ったけど全員それぞれの道で生きれて良かった。。。
    成人式の時の未果子の喪服姿、15歳の自分や、未成年の自分への弔いなんだろうな。あの姿で中指立てたのは通りすがりに文句つけた人に対してかもしれないし、これまでの自分や環境への決別に見えて、めちゃくちゃ美しかった。

  • 完結

  • 19歳・大学1年生の初夏から晩夏までの話。
    男勝りキャラで通ってたけど女の子らしくなりたくてなれない女子・ヨシキ。男を見下し、「15歳の少女」だと騙すために体を売る未果子。憧れの少女そっくりに女装しながらも「女の子」が似合わなくなっていく自分に焦るカイト。
    この3人のこじれた人間関係が絶妙で、読んでる間めっちゃ続きが気になった。好きな子が恋敵とくっつかないように恋敵の自分への恋心を利用し合う三角関係とか面白かった。扉絵の女友達な3人が「こんなふうに出会ってたらよかったね」と思わせて泣けてくる。
    tnkは見せてないけどセックスするわオナニーするわでR18漫画かもしれない(特に最終巻)。巨乳も貧乳もおっぱいがきれい。女の子もかわいい。男の体はほぼカイトのためか華奢で肉感はなし。もしくは、むくじゃらデブの汚いおっさんの裸体しかない。

  • めちゃくちゃ泣いた。

    いよいよ未果子が病みすぎてきて本当におっさん殺しちゃうんじゃ?ってハラハラしたけど踏みとどまって良かった‥

    最後の最後で祥がいい仕事してくれたし、ヨシキともちゃんと仲直りできてそこが本当に救われた。
    せっかくずっと一緒にいた仲なのにあんな風に険悪になっちゃうなんて悲しかったから。

    カイトも救われたし。

    ハッピーエンドで本当によかった。

  • 途中から登録し損ねていた……。とにかく素晴らしかったです。筆者、最初こそポルノを描くつもりだったのかもしれないけれど、物語中で徹底的に三人を掘り下げた結果、ものすごく普遍的で力強い、そして儚い青春小説へと変貌を遂げている。緊張が続くエンタメ感抜群のサスペンスも見事だし、カタルシスに満ちた泣かせどころも説得力があって見事。まぁまぁありがちなキャラ設定からスタートしてるのに、結果的に唯一無二のストーリーになっているのがすごく感動的です。かなりの傑作だと思う。多少のエロに抵抗がなければ、是非。

  • 一気に読んでしまった。最後どうなるかと思ったら……
    大作を読んだ感覚だ。
    ちょっと涙が出た。こんなに心揺さぶられる漫画は久しぶりかもしれない

  • 電子書籍が三巻まで無料だった期間に出会い、結局全巻まとめ買いしてしまった。まとめ買いなんてめったにしないのに。そもそも漫画自体めったに買わないのに。我ながら珍しい。
    まず絵が綺麗で好きだ。すごく。
    主人公3人それぞれが持つ過去とそれに基づく心理、嘘と思惑が入り乱れていく様子が丁寧に描かれているのが良い。
    3人別個のストーリーがあって、それを一つの漫画にしているような感じ。
    「純粋性」というものに強く惹かれる私にとっては、とてもぐっとくる作品。

    最後結構ハイスピードで終わるんだけれど、ちょっともやっとするところはあるなー!でも勧善懲悪の物語ではないからね…とりあえずそれぞれが卒業できただけでも、良かったということなんでしょう

  • 面白かったし未果子が未果子なりに納得できる生き方を見つけられたのは嬉しかったが、ヨシキカイト、未果子ヨシキの関係の昇華に比べて未果子とカイトの関係の消化がいまいちスッキリしない。好きだった未果子の幻想はぶち壊され、ヨシキに誰かのものまねじゃなくてありのままの自分を肯定してもらえたことで、カイトにとって未果子の存在は結構どうでもよくなったのかな、と一応納得もできるんだけど主人公ぽいヨシキが絡まない関係だから昇華が雑になったんじゃないかと勘ぐってしまう。

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