天智と天武-新説・日本書紀- (7) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 70
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091868183

作品紹介・あらすじ

愛する息子と中臣鎌足

白村江での大敗北で捕虜となった中大兄皇子、
大海人皇子、豊王は朝鮮半島を脱出、命懸けで
日本へ戻ってきた。豊王は日本に帰化することを
決意、日本人としての名前を中大兄に要望する。
与えられた名は「中臣鎌足」。その意味は、
「中大兄の手足のような忠臣」である。
ところが、その名前を試される事件が起きる…!!
鎌足が最も愛する息子・定恵が唐から帰国したのだ。
定恵は故・孝徳帝の落とし胤という噂があり、
中大兄皇子にとっては皇位継承上の敵となりうる。
中大兄は定恵を殺害することを鎌足に伝えた。
主君に従って息子を見殺しにすべきか?
しかし大海人皇子は助けるべく行動に出る。
親の情か、主君への忠誠か。鎌足の決断は…!?

感想・レビュー・書評

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  • 神童と言われた割に、軽率なほどすべてを表に出す定恵が単純すぎて。
    この国の基盤が成り立ち始めた時代の、政治のトップを担う人々なのに、愛憎による心理戦ばっかりだなぁ、とちょっと食傷気味かも。それはそれとして、理想とか大義とかの背骨も欲しい。

  • 白村江の戦い後から定恵の死まで。

  • 2015.06.25 朝活読書サロンで紹介される。

  • 豊王が中臣鎌足になり、息子の定恵暗殺される7巻。

    中大兄・鎌足・大海人。三者三様の思惑が絡み合っての定恵暗殺に至ります。
    定恵に対する思いやりの心情がありつつも、それを利用する大海人が一番怖い。純粋なほどに、親子の絆・情を信じて逝った定恵が余計に冷たさを際立たせます。

    定恵殺害の報告に居合わせた3人。あの雰囲気は尋常な神経では耐えられない。鵲が逃げだすのも納得。

  • 白村江で歴史的大敗を喫した中大兄に豪族の反発はなかったのでしょうか?豊璋は帰化し中臣鎌足と名を改めます。鎌足の子定慧が唐の使者の通訳として帰国しますが、儚く非業の死を遂げます。今回はBL色が出なくて、ほっとしました。次の舞台は、やがて決戦の地となる近江ですね。

  • 鎌足が切ない。。。
    大海人の底意地悪さがでてて良かった。
    中大兄はどうしようもないけど憎めない。

  • イタい兄弟。白村江も凄かったけれど、鎌足、息子の定恵を天智に差し出す~の段。

    あまりにゆっくり過ぎるので壬申の乱まで、見届けられるのか、わたし…

  • めっちゃ面白かった〜。もっと!プリーズ。

  • 中臣鎌足に関する新説。

    中学・高校の頃は歴史は嫌いな教科だったけど、今更ながら歴史を勉強し直したい。

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