あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)

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著者 : 米代恭
  • 小学館 (2016年6月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091875907

あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)の感想・レビュー・書評

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  • 巨大なクラゲ型エイリアン「ゼリー」の襲来に晒されている世界で、エイリアンから地球を守るため、危険を顧みず戦いに身を投じる戦闘員たち。彼らは、戦闘のたび傷つき、時には身体の一部を失う大怪我もする。再生不能なはずの部位をも回復させる手段として、彼らには「ゼリー」の組織が移植されていた。しかし、その移植手術が行われるたび、彼らは自覚なく、趣味嗜好や、過去の記憶、さらには他者への感情までもが移り変わっていく…。
    読者を惹きつける世界設定だけれど、これらはストーリーの主軸には置かれず、あくまで背景として描かれている。

    主人公は、戦闘員のひとり・「先輩」へ偏執的な恋心を寄せているフリーター・かのん。彼女はストーカーと称されるほど「先輩」を知悉しているために、移植手術後の彼の変化にもすぐに気がつく。しかし、変わり続ける「先輩」を知りながらも、かのん自身は変わらず「先輩」を恋し続ける…。
    好きだった相手の外見や内面が変わり果てても、それでも恋愛感情は消えない、という例は往々にしてある(逆もまた然りだ)けれど、ではその場合、ひとは相手の何を好きなのだろうか。まだ変わっていない部分が好きなのだろうか、ではその部分が変わったら好きでなくなるのか。もし、外見や内面のすべてが変わっても愛しているというならば、存在の何処かには決して変わらない部分があるのか。それともただ単に、恋とは相手の名前をつけた偶像を自分で作る行為であり、現実の相手の存在に意味などないのか…。
    奇抜な設定と奇矯な行動で戯画化されているけれど、ここには恋愛の本質そのもの、もしくは人間の関係性の孕む不確実性そのものが描かれているように思う。

  • SF×ストーカー×不倫、っていうよくわからない触れ込みで読み始めたのだけれど、コレ、素直にとても面白かった…!読んだ知人は皆、ストーカーの女がコワイって言ってたけど、これ、まさに推し俳優と、若手俳優オタクの関係性じゃない?プレゼントした万年筆についてテレビのインタビュー経由で爆レスもらって舞い上がる様とか、若手俳優に服とかプレゼントするオタクたちをイメージしてしまった。かのんは、先輩の古参で強火のファン、っていうのがシンプルな感想。恋愛話だな~って思って読んでると、急にSF展開をぶち込んでくるのが気持ちよかった。

  • 性犯罪加害者のインタビュー集を読んだことがあって、そのとき思ったのはどいつもこいつも被害者を他者として認識していない、自分に都合のいい人形として扱っていることに自覚がない、ということ

    かのんにとっての先輩も、かのんの憧れ、現実逃避といった欲望の集約装置であって、彼女は1巻終わりで先輩の頭が真っ二つになってすら、「...先輩.../彫刻みたいで.../かっこいい...」とモノローグする。「先輩に片思いする自分」を生き続けることでのみ、彼女は自分が生きている実感を得られる。

    その直前のシーンで、先輩がかのんに東京を離れて二人で本物の星空を見に行こうと提案し「何/言ってるの」とかのんが動揺する、おそらくこの一瞬は、かのんにとって先輩が他者であった瞬間。かのんが先輩に応えて(「はいっていったら罰を受ける」と自己暗示のようにも見えるモノローグとともに)先輩への長年の恋心を告白し先輩の頭が真っ二つになってしまったので、この一瞬もうやむやになってしまうのかなあ。

    ゼリー状の生物と闘う先輩は、戦闘中に腕や眼を損傷して、「修繕」され、修繕される毎に趣味嗜好も変化する。昨日見つけた耳のホクロが今日は無くなっていて、昨日の左腕と今日の左腕は同じではない。高校生のときに肉が食べられなかった先輩は、今日は平気でハンバーガーを咀嚼する。総とっかえの身体と心。

    『WHITE NOTEPAD』の問いは"わたしとは誰か"だったけど、この場合は"「あなた」はどこまで「あなた」なのか"かな

    2巻が出てるみたいだけど、読んでないので、全然的外れな感想の可能性もある

  • 一途な恋愛と、残酷な現実のアンバランスさがすごい。

    破滅的な世界で、恋愛に一喜一憂する主人公がかわいらしく、またとても恐ろしく感じる。
    主人公・かのんの言動や心理には、全てではないにせよ共感をおぼえるが、それはこの作品の世界感とはちぐはぐで歪に思える。(それが作者の狙いであるとも思うが)
    対して片思い相手の先輩の心理が読み取れず、世界感と相まって不気味。

    この巻、ヒキが強烈すぎて、続きがとても気になる。
    早く次巻が読みたい。

  • 世界観はよく分からないから今後に期待。
    この想いはオタク。

  • 恋愛?SF?愛憎劇?
    どの視点で見れば良いのか迷う。
    ストーリーは気になる点が多いなと。
    ひとりぼっちの地球侵略とか最終兵器彼女のように、SFを使った恋愛なのかなと。
    ヒロイン可愛いですが、ストーカー色強くて馴染めない部分がありました。

  • 率直に言うと、カノンがきもちわるくて、ついていけない・・・偏執的というか、妄執というか・・・先輩を見ているようで見ていないというか・・・本当にただ「見ている」だけで、それは外側や上っ面の部分だけなのではないかな・・・先輩の内面にまで踏み込んだ上での思慕なのか、これは?そりゃそこまで知ることの出来るほど距離の近い関係性ではないというのは勿論そうなんだけど・・・先輩という一人の人物を土台にしているのではなく、カノンの妄執を土台にした恋なのでは・・・先輩は確かにいるはずなのに、カノンの中の世界だけで完結しているようで、恋の対象であるはずの先輩すらいない他者の存在しない世界の話のようで、なんていうか、気味が悪い・・・
    三巻までは買ってしまったので読むが、正直気が重いな・・・表紙のデザインが素敵で惹かれて買ったんだけど、思った以上に胃もたれするお話だった・・・

  • 肌に合わないようでついてけない。
    好きな人は好きそう。
    表紙のデザインおもろい

  • 一冊無料のやつで読んでおもしろくて本屋で買った。
    主人公のオタクっぽさがリアル。報われてはいけないタイプのオタク。

  • とある本の特集で紹介されているのを見て

    読んでみました。


    恋愛を描いたものだけれど、不倫。

    恋する乙女は、ストーカー。

    世界観は、SF。


    設定は過剰ぎみだけど

    散らからず物語としてうまくまとまっていました。

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あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)の作品紹介

私の片想いが、この世界を終わらせてやる。

押見修造(漫画家)、驚嘆。
村田沙耶香(小説家)、絶賛。

高月(こうづき)カノン、23歳。
高校時代からストーカー的に想いを寄せる境(さかい)先輩と、
アルバイト先の喫茶店で再会を果たす。
でも、いけない。
先輩は世界の英雄で、そして奥さんのものだから。

SF×不倫の異色の恋愛を描くのは、弱冠24歳の俊英。

ストーカー気質メンヘラ女子の痛すぎる恋に、共感の嵐です!

あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)はこんなマンガです

あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)のKindle版

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