テレキネシス山手テレビキネマ室 1 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091875914

感想・レビュー・書評

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  • 風と共に去りぬ
    帯表
    極上の映画。
    究極の漫画。
    超実力派コンビがお届けする、本格ムービー・コミック!!!!!
    帯裏
    『風と共に去りぬ』、『オール・ザ・キングスメン』、『愛と青春の旅立ち』、『アスファルト・ジャングル』・・・
    山手テレビの超問題社員・東崋山。
    彼が薦める映画と出会った人々は、“映画の不思議なチカラ”で少しだけハッピーに・・・
    読めば語れる、映画コラムも収録!

  • なんか面白い漫画ないかなぁと思い、探したタイトル。業界もののお仕事マンガではなく、名画と言われる映画タイトル、内容にかけ、お話が展開。でも、映画の内容というよりが、メインの話が秀逸です。この作品はだいぶ前に私のblogでも紹介しているので、今更のUPですみません・・・・。

  • テレビ局の試写室「山手(やまのて)テレビキネマ室(通称テレキネシス)」の主である崋山。彼はそこを訪れる悩みを抱えた人たちに、映画を通してエールを送っていた。実在の映画を取り上げながら、一話完結でドラマが描かれていく作品。

    今回は『風と共に去りぬ』など、古典の名作映画が紹介されている。映画が好きな方にはもちろん、見たい映画を探している方にもお薦め!ぼくは『スミス都へ行く』を見て、マンガで語られている通りのアツい作品で心が震えた。白黒映画はなんとなく敬遠していたから、この漫画にきっかけをもらえたのはうれしかった。

    映画を通してのメッセージはもちろん、この漫画の登場人物たちの間でもたくさんのメッセージが語られている。仕事で悩んだり、疲れている社会人の方にもぜひ読んでもらいたいシリーズ。読んでいる内に自然と勇気づけられる、そんな一冊だと感じた。

    そして、最後の話から物語が大きく動き始めていく。明かされていく崋山の話とともに、新入社員・マキノの成長も今後の見どころ。全4巻で綺麗にまとまっているので、気になった方はぜひ続きも読んでみてほしい。

    最後に好きなセリフを引用して終わります。当時ぶりの再読だけど、いい言葉が多すぎる!

    p.35
    「じゃ、才能ってなんですか?」
    「自分が何を持っているかじゃなく、何を持っていないかがわかることだ。」

    p.43
    「でもな、才能がなくても、いいものを作るぞって心に念じてみろ。そうすりゃ、何百人の心も動かすことができるぜ。」

    p.55
    「上司って、別に能力も実績もないけど、なんか偉くなっちゃった人がほとんどだから。あんたほんとは能力がない。ゆえに言うこと聞く必要はな~し!な~んて部下が宣言したらどうしようって、毎日暮らしてるの。能力あるリーダーは不良を飼う余裕がある。部下に疑心暗鬼ならない!部下がやなこと言っても耳を傾ける!」

    p.89
    「息子さん、心が老化して人間に最後に残るものってなんだと思います?プライドですよ。どんなお年寄りも、誇りを傷つけられることだけは我慢ならないんです。」

    p.151
    「どうして名の通った人って、いい人じゃないんですか。」
    「いっぱいいっぱいだからだよ。」
    「いっぱいいっぱい?」
    「企画出すのに必死で、周りが見えない。嫌われても、他人にどう思われても気にしない。後輩の面倒を見る余裕もない。ゆえにいい人じゃない!」

    p.154
    「感動ってのはな、感動しようと努力する奴にしか降ってこない。」

    p.175
    「仕事はなあ…たった一人、自分自身の責任においてやるものだ。孤独を背負えない奴は、絶対仕事ができない!」

  • ☆☆☆★

  • 全4巻の第1巻。
    非常におもしろかった。
    1話完結型の物語で、色々な悩みを持った人が、映画を通じていい方向へ進んでいく。そのドラマがなかなかいい。
    しかし特筆すべきは映画のラインナップおよびその解説!
    いわゆる古典映画なのだが、本当に名作を、しっかりと紹介している。また解説もしっかりとしてるし、ネタバレギリギリに抑えてるところがまたニクい。
    このマンガのおかげで古典映画への意識がかなり変わった。
    社会に疲れてきてる方、映画好きな方、最近の映画が飽きてきた方にオススメです!

  • ・風と共に去りぬ
    ・オール・ザ・キングスメン
    ・エルマー・ガントリー
    ・サンセット大通り
    ・愛と青春の旅立ち
    ・大いなる勇者
    ・アスファルト・ジャングル

  • 映画について語ります。

  • ビッグコミックスピリッツで、少年漫画を読み慣れていない私は「読めるかなあ」と多少不安でしたが、読み始めてみると、少女マンガの絵のように繊細で、抵抗はありませんでした。
    作画者の芳崎せいむは、女性だそうです。納得ー。

    第1巻で採り上げられている作品は『風と共に去りぬ』『オール・ザ・キングスメン』『エルマー・ガントリー』『サンセット大通り』『愛と青春の旅立ち』『大いなる勇者』『アスファルト・ジャングル』ですが、私が観たことがあるものは『風と共に去りぬ』と『愛と青春の旅立ち』だけです。

    でも、この漫画を通じてその映画の名作たるゆえんや、見どころなどを知ると、観た作品は味わい深く思い起こせるし、観ていない作品は観たくなってきます。
    採り上げられる映画を知っていたら、更に読み応えを感じるんだろうなと思うので、私よりも父母の方がこの漫画を楽しめそうです。(2へ)

  • 金魚屋と違い、こちらは「映画」を巡る人々の話し。
    金魚屋と比べて、人の醜さというか黒さが
    やや強く描かれています。

  • 同作者による「金魚屋古書店」の映画版といった風合い。
    人生の転機にいる人が、各話タイトルに示される映画を観ることにより、何かしらの『気付き』を促されていく。
    映画選びの書としても良いと思う。

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