最果てにサーカス 2 (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 104
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091876720

作品紹介・あらすじ

中原中也、お前が憎い…文壇青春愛憎劇!

作家を志す文学青年の帝大生・小林秀雄にとって、
まだ18歳の天才詩人・中原中也の存在は脅威となった。
その天分に嫉妬を覚える秀雄は
中也の恋人・長谷川泰子に強く惹かれていく…

一方、二人を結びつけた詩人の富永太郎は
持病の結核が悪化して、死を迎えようとしていた。
次第に重くなる病状の中で中也の心は乱れて…

文学という狂気と孤独の世界に身を投じる
若き中也と秀雄の、胸を打つ青春ドラマはヒリヒリと
痛切なものに転じていく!

事実を基にフィクションを交えて描き出す
『彼女とカメラと彼女の季節』月子氏の新境地第2集、堂々登場!!


【編集担当からのおすすめ情報】
この第2集では“美麗オリジナル絵葉書”を抽選で50名にプレゼント! ぜひ単行本を購入してオビの応募券添付の上、ご応募ください。詳しい応募要項はオビにてご確認を。(※締め切りは2016年5月末日)

感想・レビュー・書評

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    小林秀雄、泰子との関係性を描くこの漫画は貴重であると思う。

  • <Impressive Sentences>
    「それは…
    泰子さんは中也とは思想が合うのかもしれない。
    でも俺とは…気が合うからだと思います。」

  • 富永が中也にとってどれだけ大きな存在だったのか、痛いほど伝わってきた……富永……泣

  • 絵は綺麗

  • 月子さんの中原中也マンガ2巻目。
    やはり特殊能力とかでは戦わない。

    言葉を残すことは命を残すこと、というのはまったく、自分も同じ欲求があるけど、まあはたして。
    怖い。

  • 富永、小林、泰子の三人で三越のテーブルを囲んで、俺たち中也被害者の会だな、とからりというシーンが印象に残る。中也本人を前にしてその詩に魂揺さぶられ圧倒されたのを認められず、詩をこき下ろし貶め、あとで自己嫌悪に陥る小林。小林と泰子の関係、泰子の気持ちをすべて見透かした上で、それを言い出せず、どこか自分の気持ちに他人事みたくなってしまうところのある中也。愛憎劇は加速していき…。にしても月子さんの描く、長谷川泰子は可憐で無邪気で小悪魔で魅力的。長谷川泰子自身のかたった、ゆきてかへらぬ、より活き活きとしている感あり。

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著者プロフィール

5月14日生まれ。岩手県出身。
2000年に「別冊ヤングマガジン」にてデビュー。その後「モーニング・ツー」にて『彼女とカメラと彼女の季節』を連載。現在「ハツキス」にて『バツコイ』、「月刊!スピリッツ」(小学館)にて『最果てにサーカス』連載中。

「2015年 『つるつるとザラザラの間(4)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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