アイアムアヒーロー THE NOVEL: ビッグ コミックス〔スペシャル〕 (ビッグコミックススペシャル)

  • 小学館
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本棚登録 : 60
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091876782

作品紹介・あらすじ

アイアムアヒーロー映画化記念豪華小説集

累計600万部大人気コミックス『アイアムアヒーロー』の映画化を記念して、朝井リョウ、中山七里、藤野可織、下村敦史、葉真中顕、佐藤友哉・島本理生という豪華執筆陣によるアンソロジー小説集を刊行。ZQNが日本文学界に感染拡大。迫り来る恐怖にあなたは耐えられますか・・・?
(内容)
ZQN前の世界、比呂美の幸せだったころの物語(朝井リョウ)
ZQN細胞を研究している機関で起こった衝撃(中山七里)
陸上部に所属する女子中学生たちに迫り来る恐怖(藤野可織)
ZQNに効くワクチンがあるという噂。鈴木英雄が行動を起こす(下村敦史)
将棋の最高峰「名人戦」。戦いを制するのはいったい・・・・?(葉真中顕)
男性目線と女性目線が見事に交錯。息をもつかせぬ合作小説。(佐藤友哉・島本理生)
日本の小説界を代表する作家達が描く「アイアムアヒーロー」の世界。



【編集担当からのおすすめ情報】
作家さんたちの果てしない想像力にただただ圧倒される1冊。作風の異なる小説家それぞれの世界観とアイアムアヒーローの世界観が見事融合し、これまでに読んだことがない小説集に仕上がりました。花沢健吾さんの『アイアムアヒーロー』が好きな人はもちろん、好きな小説家を目当てにしても、小説全てが好きな人も誰もが納得できる1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 複数の作者による複数の視点から描くパニック。

  • 元ネタのアイアムアヒーローを読んだことも観たこともないのですが、好きな作家さんが多かったので手に取ったら個人的にはあたりのアンソロジー。
    朝井リョウくんの話もさみしい青春、恋愛小説ですき。いじめっ子と人気者と一匹狼的なこのカースト。
    藤野可織さんの話も久しぶりに読んだけどよかったな。やっぱりさみしい。仲間内って難しい。
    最高だったのは佐藤友哉、島本理生夫婦の合作。こんな豪華な作品が辞めるなんて…!!! よかった、かなりよかった。引きこもりと心に傷を負ったシスターの話でよかった

    全部にもちろんゾンビのような感染症の元ネタの設定が絡んでいるのですが話を知らなくても面白かったです

  • 【収録作品】「十七歳の繭」朝井 リョウ/「ZQN再生」中山 七里/「光」 藤野 可織/「一筋の希望」下村 敦史/「GAME is OVER」葉真中 顕/「消え残る」佐藤 友哉・島本 理生
     漫画の実写化に伴うアンソロジー小説。

  • そもそも漫画を全く読んだことがないからか、浅井リョウさんの話と、その次以降の方々の話の展開がよくわからなかった。

    でも、浅井リョウさんのは良かった。

  • 好きな作家が何人か寄稿しているので元ネタになっている漫画を一切知らないで読んでみた。
    アンソロジー二作目にして、ゾンビモノの漫画なんだな、と気づく。それも噛まれたらゾンビ化するという王道モノっぽい。

    アンソロジーは、原作とのつながりがわからない学園モノから、主人公と思われる人物が登場しゾンビと闘うアクション物、原作の世界をベースに市井の人々たちが巻き込まれる姿を描いたもの、などさまざまで、原作を知らなくても「ゾンビ系アンソロジー」として楽しめる。

  • 佐藤友哉と島本理生の初合作、最高だった。
    言葉のテンポや言い回しが合わさっている訳では決してないのに、
    雰囲気が似ており歪んだアンバランスさがよかった。
    やっぱりどちらの言葉選びも言い回しも好きだと思った。
    沢田さんがかっこいい。
    アイアムアヒーローの原作も映画も見ていないので見たいと思った。

  • サイドストーリー詰め合わせ。
    なかなかのお得感。

    蚊は怖いなぁ……。(T0T)

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著者プロフィール

1989年岐阜県生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で、「小説すばる新人賞」を受賞し、デビュー。11年『チア男子!!』で、高校生が選ぶ「天竜文学賞」を受賞。13年『何者』で「直木賞」、14年『世界地図の下書き』で「坪田譲治文学賞」を受賞する。その他著書に、『どうしても生きてる』『死にがいを求めて生きているの』『スター』『正欲』等がある。

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