- Amazon.co.jp ・マンガ (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091877734
作品紹介・あらすじ
これは「恋」か、「信仰」か――。
ゼリー(エイリアン)襲来によって 都市機能を失った東京・永田町。
高月かのん(23歳)は、高校時代から8年間、
一方的に大好きな境先輩への片想いをこじらせ、
崇拝の域に達している。
先輩以外を好きになったことがない高月にとって、
先輩との時間は、初めてのことだらけ。
触ること、
見つめること、
そして…
でも、いけない。
この「恋」を進めると、「罰」を受ける。
だって、先輩は他の人のもので、この世界のヒーローだから。
1集発売直後から話題騒然の
「SF×不倫」漫画、
待望の2集が遂に発売!
【編集担当からのおすすめ情報】
1集発売時に緊急重版がかかった話題作です。
ストーカー的に境先輩を想い続ける
主人公・高月(こうづき)かのんに、
読者からは「気持ち悪い!」「かわいい!」「自分のようで辛い!」
と、多くの悲鳴のような感想をいただきました。
一途をこじらせた女子の「恋の暴発」の行方を、
「変わっていく人間を 愛することができるのか」
そんな根源的な問いかけを、
本作で楽しんでいただけたら嬉しいです。
感想・レビュー・書評
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読みながら、いろんな歌の一節が頭を過ぎった。例えばaikoだったり西野カナだったり、つまりこの漫画の中で語られているセリフや描かれている場面それ自体は少しも新しいものではないのだと思う。
異世界SF×不倫、という設定は新鮮だけれど、根底にあるテーマ(おそらく悲恋とか、「心変わり」ということとか)が普遍的なところまで落とし込まれているのだと思う。だからこんなに歪な世界でも、物語がグサグサと刺さってくるのだろう。
漫画だけでなく、文学作品としても読んでみたい物語だと思った。勿論、村田沙耶香さんの冷たく冴えた刃のような筆致で。
1巻から通して読んだのでそちらの内容も含んでいるんだけれど、
例えばホクロを見付けた時の驚きだとか、ポテトの食べ方にさえ反応してしまうところだとか、冷たい声すら「新しい」一面だと思ってしまうような些細なディテールに、
「ああ、本当にこの子は、彼のことを長い間想い続けてきたんだな」と納得させられてしまった。
「恋は盲目」って言うのは間違いで、それはある場面では世界の見え方をがらりと変えてしまうのだと思う。
それを「盲目」と言うのはすごく矛盾していて、
まるで「恋なんてしてはいけない」という戒めか、
それとも暗に諫めているみたいに聞こえる。 -
ダヴィンチ・プラチナ本から。エイリアンと、ストーカーすれすれの恋愛との邂逅。う~ん、まずまず。
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・6話
それでも、彼のあたたかさの前では
許されないことなんて些細なこと。
顔が真っ二つになっても修繕出来てしまうその技術って一体。
先輩の奥さんの睨めるような、蛇みたいな目恐ろしい。
・7話
恋が生まれるには、ほんの少しの希望があれば十分だ。
・8話
人を踏みつけてでも愛したいと思える人に出会えたのなら、貫くべきです。
ただヒロはヒロで切ない。血の繋がり無かったとは。
だからヒロがかのんの下着姿見つめる意味深なシーンがあったのね。
・9話
「今、人生で一番人に優しくされている気がする」ってかのんの言葉、ヒロにとっては残酷な気がする。
後ろ姿を見る事には慣れてたはずなのに、一度見つめ合う事が出来てしまったら戻れない。それは希望だから。
・10話
22歳の初穂、歳の割に大人びすぎてる。
アカデミーって当たり前だけど子供のままではいられない場所なんだね。
別れを切り出されると思ってたら、真剣な照れ顔の彼にプロポーズされて、そんなの嬉しくて幸せじゃんね。
心が変わると知ってて、それでも一緒にいたいと言った気持ちが嘘で無いのなら、やっぱり自分で制御出来ないレベルでゼリーの起こす心変わりってのは抗えないんだね。
マリ、不倫のことでキレるのもピュアなかのんが好きなのも良いけど、自分だって男らにかのん紹介する時「この子彼氏いたこと無くて」とか勝手にバラしたくせに…って思ってしまうな。
「先輩は出会った時から誰かのもので、好きって言ってくれる今も私とは結ばれない。でも私にはそれが普通だから」
・11話
境先輩に電話かけてたのヒロだったのか。
結婚は重いの。 -
SF+不倫ってちょっと斬新だなと思ったけど2巻まで読んでいくとテーマは普遍的なものだという印象に。
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女ってこわ
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人のものに手出しはノンノン。
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弟がかわいい。