ねがい (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 2)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 188
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091878922

作品紹介・あらすじ

▼第1話/ねがい▼第2話/DEATH MAKE▼第3話/絶食▼第4話/Rojin▼第5話/プレゼント▼第6話/蛇▼第7話/鎌
●あらすじ/友達とあまり遊ばず、ひとりでいることが好きな少年・等。ある日、ゴミ捨て場で頭の大きさくらいの木の切れ端を拾ってきた等は、そこから自分だけの「ロボット」を作り上げる。何本ものクギを打ち付けた歯、縫い跡の目立つ髪や眼など、はた目には不気味な人形に“モクメ”と名付けた等は、やがて「本当に動いたらなあ」と思うようになり、宇宙のエネルギーに念力をかけて願いごとを叶えようとするが…(第1話)。
●本巻の特徴/少年期の儚さと怖さを描く傑作短編集、表題作「ねがい」ほか全7編! 巻末には、編集家・竹熊健太郎が綴る「私のUMEZZ体験」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 表題のねがいは漂流教室単行本11巻に収録されていて、とても印象に残っている。あらためて読み返しても面白い。DEATH MASKは強引な展開だがスプラッターホラーとしてなかなかいい。絶食は超短編ギャグホラー。Rojinもギャグベースだがとても切ない。プレゼントはクリスマスに浮かれる若い男女を怒れるサンタが襲いかかる。蛇はこれぞ楳図ホラーという展開でゾクゾクする。最後の鎌はストーリーも大胆なコマ割りもとてもいい。本作はどうやら絶版のようなのでブックオフで入手。こんな名作が買えないなんて残念だ。

  • 子供の頃読んだ「漂流教室」の最後におまけみたいなかたちで収録されていたものを覚えており、再読したくなって購入。
    切ない……モクメくんはやさしいんだよね。泣いてる主人公に手を添えている。
    楳図かずお氏は過小評価されていると思う。

  • サンタクロースがモーニングスターを振り回し、クリスマスにセックスに興じる若者達をバッタバッタと殺しまくる「プレゼント」が爽快。

  • 怖くて、哀しい。モクメと絶食は、子供の頃に読んだ記憶よみがえる。特に、「絶食」は少コミで読んだはずなんだが、まつざきあけみ作だとずっと思い込んでた。

  • 2013年1月19日(土)、読了。

  • Rojinが良かった。
    人間は誰でも20歳で死ぬだろ!だから!!!

  • グロめの短編7編。
    表題作が一番マトモかも。
    「絶食」を初めて読んだときは
    恐ろしいのを通り越して笑いが止まらなかった。
    「鎌」は「早すぎた埋葬」系。
    これを読むと
    人間椅子の「棺桶ロック」が聴きたくなる(笑)

  • 持ってるのは違う版だけど、とりあえず。表題作以外も同じラインナップなのかな? 人形は怖い。

  • ホラー作品だがどう見てもギャグにしか見えないシーンがやはりこの作品にも多い。そういうところが楳図作品最高。聖夜のカップルにサンタクロースが「クリスマスをけがし続けたお前らへのサンタクロースの復讐だーっ!!」と鎖鎌的な武器(鎌の変わりに☆がついている)で襲ってくるところが特に良かった。

  • 願いは天に届くか、神に届くか、もしくはゴミ箱に捨てられるか。

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著者プロフィール

楳図 かずお(うめず かずお)1936年和歌山県生まれ。55年に貸本漫画家としてデビュー、『週刊少年サンデー』などに作品を発表。ホラー漫画の第一人者。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』『14歳』など。ホラー、SF、ギャグ、時代劇まで幅広い。1995年以降、腱鞘炎という理由で漫画は休筆中。タレント活動を行い、2014年には長編ホラー映画『マザー』を初監督・脚本・出演。

「2022年 『こわい本11 猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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