ハピネス (IKKI COMICS)

著者 :
  • 小学館
3.56
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本棚登録 : 650
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091883100

感想・レビュー・書評

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  • 何が好きなのかわかんないけどこの本自体がすごく好き

  • 書店で、表と裏表紙のセンスに惹かれて購入。初・兎丸作品です。

    正直あまり好きな話はなかったのですが、それでも雲のへやとアングラドールがいつまでも頭から離れられないままです。若い頃は信じる力が強いから喪失感も大きいという兎丸さんのあとがきにはっとさせられました。まさにそんな物語が集まった作品です。

  • 「嬲られ踏まれそして咲くのは激情の花」
    装丁が綺麗で購入、開いてみて、このタイトルにまずグッときた。なんで10代の頃って、あんなに真っ直ぐに誰かを愛して、傷ついて、みたいなのを繰り返せたんだろう。今はもう何かが枯れてしまった。

  • ハピエンでスッキリする話は少なく、陰鬱とした気持ちを残すオチばかりで癖になる。どこか欠落した部分を持つ少年少女たちが繰り広げる短編集で、人間味のある人物たちの様子が心に刺さってくる。古屋兎丸先生ほんとに好きだなあ
    踏まれそして咲くのは激情の花とアングラドールが良かったが、雲のへや が1番ドツボだった

  • 好きぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

  • 初めて、古屋兎丸氏の作品を読んだ。この「ハピネス」を読んだ感想は・・・どこまでも悲しい・・・ 儚い・・・・ お気に入りのストーリーは・・・”インディゴエレジィ”と”アングラドール”です。

  • 8篇の作品に共通しているのは、「ハピネス」という満たされた状態には、みな何かが欠けていて、それに悩んでいるということ。

    若者たちはもがきながらそれぞれのハピネスに向かっていく。その過程で騙されたり、弄ばれたり、傷つけられたり、裏切られたりする。まだ未熟だから、その姿がいっそう生々しく、痛々しいのだ。

    マジックマッシュルームの幻覚の中で焼け死んだり(あくまのうた)、救われたかのようにみえたいじめられっ子が、消えていった少女の面影を追って自殺する(ハピネス)という悲劇的な結末を迎えることもあれば、空の描かれた奇妙なマンションでの出来事を描いた「雲のへや」、残ったもの同士が手を取り合って生きていく「アングラドール」など、最後の一線で方向転換する話もある。結末は様々だが、そこに至るプロセスから彼らのピュアさが伝わってくる。

  • 「アングラドール」がよかった

  • 古屋兎丸先生の短編集 この本のタイトルにもなっているハピネスはハッピーエンドに終わるかと思ったら最後のページでのまさかのバットエンド 少しブラックな話も本当うまいよなと感じます。 最高の一言です。

  • 騙されたり、利用されたり、蔑まれたり、不幸な日々の中で合う人と交差する小さな幸せの描写に共感しました。

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著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。九四年に『月刊漫画ガロ』より「Palepoli」でデビュー。卓越した画力と多彩な画風で熱狂的な支持を集める。著書に『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』『女子高生に殺されたい』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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