- Amazon.co.jp ・マンガ (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091883223
作品紹介・あらすじ
▼第1話▼第2話▼第3話(前・後編)▼第4話▼第5話▼第6話▼第7話▼第8話▼第9話
●主な登場人物/広瀬浩一(国立大学に通う医学生。中流家庭の出で、医学部には来たものの、特別医者になる気はない)、ルリ(広瀬が通う大学の教授秘書兼恋人。明るい性格で広瀬とウマが合う?)、島田(広瀬の学友。お調子者のボンボン)、桜木(同じく広瀬の学友。ボーイッシュな女の子)
●あらすじ/とある国立大学の医学生・広瀬。家業を継ぐために来ているほとんどの学生と異なり、彼は「国立だと授業料が安い」という理由だけでそこに通っている。どこか自分の将来に対し冷めた視線を持っていた彼だが、そんなある日、キャンパスの中で見知らぬ女性に呼び止められ…(第1話)。
●本巻の特徴/ 医学生・広瀬が送る、センシティブな恋と勉学の日々。出会って、話して、泣いて、笑って…これが僕らの大学生活。
感想・レビュー・書評
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1990年代初頭の『ビッグコミックスピリッツ』に不定期連載されるも未完に終わり、2006年にこの単行本が出るまで「幻の作品」となっていたもの。
神戸の医大を舞台に、医学生たちの青春を描いた作品。私は初読だが、たいへん面白かった。
医学生の勉強ぶり、暮らしぶりが、綿密な取材に基いてリアルに描かれている。解剖実習のあとはホルマリンの匂いが洗ってもなかなか取れないとか、外からではわからないディテールがいちいち興味深い。
それでいて、堅苦しいお勉強マンガにはなっていない。主人公たちの恋愛模様が巧みに織り込まれ、オシャレな青春マンガとしても十分に楽しめるのだ。
セリフのうまさはさすがで、印象に残るセリフが随所にちりばめられている。
もう20年以上前に描かれた作品だから、時代風俗に古さを感じる部分もあるが(物語の中では携帯電話が普及し始めで、インターネットもまだない)、普遍的な青春ストーリーになっているから気にならない。
面白いし、いくらでも広げられそうな物語なのに、わずか10話で中断されてしまったのは不思議だ。
主人公たちは医者になるどころか、まだその入り口に立ったくらいの段階。「彼らが立派な医者になるまでの物語を読んでみたい」という思いにかられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
完結してないんだけど、ここでおしまい?
(-"-)う~ん
大好きなのに、残念。 -
この話はどうなる予定だったんだろう・・・
それでも本になって良かった -
この人の描く人はすごい魅力的でおもしろい
特別なことが起こるわけでもなく
けどなんでこんなにニヤニヤできるんだろう -
¥105
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0608末購入
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個人的な好みが分かれる作家。
基本的にバブリー。
そしてロン毛。
自分とは正反対なところがポイントか。 -
中流家庭育ちの広瀬の医大生活ストーリー。<br>
青年漫画雑誌に連載されていたのはもう十年以上前…?? もう出版されないのかと思って諦めていたから、懐かしさと嬉しさでいっぱい!<br>
今読んでも西村ワールドですね〜。このユルイ雰囲気がいい。この頃の作品の方が、今よりも雰囲気カラっと寄りで好きかも。ブツ切りな終わり方なのが残念です。 -
サードガールとか昔の頃の絵。でも作風は変わらない感じが、10年以上ブレないんだなあと感心させられる。しかし神大医学部の漫画を書いてたとはー。びっくりだ。西村しのぶ。これはこれで好きよ。