海獣の子供 (1) (IKKI COMIX)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 146
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091883681

感想・レビュー・書評

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  • 絵で惚れた。

    線の一本一本が生きている感じ。
    ストーリーも壮大だ。
    これは哲学。

  • 透明感ある海を舞台に、進む海洋冒険?ロマン。連載が中断されていて、話が途中までしか読めてない…新刊でないかな。

  • すごくすごくすごく好き。

    世界と、一体になる、このかんじ。
    描ける作家さん、この人以外しらない。



    今5巻マデ

  • マンガの良さを再発見させられた作品。

  • 苦手な感じの絵柄かなぁとおもったけど、内容が好きだったので乗り越えられる。

  • (1)~(4)

  • 4巻まで読了。どう落ちるんだ、この話…? 先が気になる。
    ほんとにこの方は、ホラの吹き方が上手いというか、人の心をくすぐるモチーフ・ファクターを一級のエンタメにまとめあげるのが上手いというか。
    「人間が見ているものは、ほんの一部」。深海と宇宙、そして人間自身の未知さのアナロジー。
    人間は、どうしたって人間本位にしか世界を見られない。このことをよく覚えておかなくては。人間には知覚できない世界がある。それはロマンチックな考えというだけではなく、人間の驕りを戒めるものでもある。
    時間的にも空間的にも、途方もなくおおきなものの、ほんのちっぽけな一部。
    そんな存在が、日々、泣いて笑って考えて、いる。
    不思議だ。

  • ルカが電車に乗る駅の風景や、車窓から見える道路と海や商店街に江ノ電沿線の風景が描かれており、藤沢や鎌倉のあたりが舞台のモデルとなっているようだ。取材先としてあげられているように、登場する水族館も新江ノ島水族館がモデルになっている。

    しかし、舞台がどこかはっきりしない描き方がされていて、一番はっきり現実とリンクする水族館は名称が「江ノ倉水族館」に変えられている。どうも水族館のあたり風景にも江ノ島が存在していないようだ。

    物語を通して感じるのは、どこか現実と遊離したような感覚だ。作者の絵のタッチにもよるところはあるだろうが、これはルカが両親だけでなく学校や友人ともつながりを失ってしまっている状況の反映ではないだろうか。

    舞台となっている海と山に囲まれた街の、漁船がひしめきあう港や緩やかにカーブする坂道など、様々な表情が描かれている。しかし、街としての存在感を感じさせるまでにはいたっていない。

    この見えているのに触れられないような感覚が非常にもどかしく、読んでいてもうまく物語の世界とのリンクを見つけることができない。

  • 人はどこから来たのか?生命は?

    宗教的ではない、理系的な死生観。

    言語を持った人類は、それによって枠組みを限定してしまい、
    ある意味、感受性を失った。

    ファンタジックでリアルな物語。

    現在4巻まで読了。
    見開きの使い方が好き。

  • 夜に感じる海の広さ、深さ、こわさ。
    だけどどこか惹かれてやまない。
    そんな何とも言えない感情がぎゅっと作品に詰まっている。

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著者プロフィール

五十嵐 大介(いがらし・だいすけ)
1969年生まれ。マンガ家。2004 年『魔女』(小学館)にて文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2009 年『海獣の子供』(小学館)にて第38回日本漫画家協会賞優秀賞および第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。同作は 2019年にSTUDIO 4℃制作によるアニメーション映画も公開され好評を博した。その他画集に『海獣とタマシイ』(小学館)、絵本に『人魚のうたがきこえる』(イースト・プレス)などがある。

「2020年 『バスザウルス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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