海獣の子供 (1) (IKKI COMIX)

著者 :
  • 小学館
4.03
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本棚登録 : 1770
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091883681

作品紹介・あらすじ

▼第1話/琉花▼第2話/神鳴りの日▼第3話/人魂▼第4話/Marine Mamals▼第5話/図様▼第6話/海の幽霊▼第7話/椅子▼第8話/水界

●主な登場人物/安海琉花(上手く気持ちを言葉に出来ない。両親は別居中で、母と暮らす)、海(ジュゴンに育てられた少年。水族館に預けられている)、空(海とともに発見され、兄として育つ。入退院を繰り返している)
●あらすじ/海にほど近い、とある田舎町の夏休み。中学生の安海琉花はハンドボール部の友人をケガさせてしまい、顧問から「夏休みの間部活へ来なくていい」と言われてしまう。ぽっかりと時間を持て余すことになった琉花は、ふと東京の海を見ようと思い立ち、電車に乗り込むが…(第1話)。
●本巻の特徴/水族館の大水槽で自由自在に泳ぐ少年「海」の姿に心奪われた琉花。そして、彼が「空」とともにジュゴンに育てられたことを知り…? 天才・五十嵐大介が挑む超巨編、待望の単行本化!
●その他の登場人物/ジム(海と空の保護者的存在)

感想・レビュー・書評

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  • 映画を見てどんな話なのかザックリしか分からなかったから読みたいってずっと思ってた。1巻を読んでまだ全然わからない。海の描き方は好き。早く全部読みたいな。全部読んだらわかるのかな?

  • 図書館で発見
    1巻からまとまった数あったのと
    海洋生物学を学ぼうかなと思ってたこともあり
    借りてみた

    ナウシカのコミックを読んだときのような
    この世界の広がりに慄く感じ
    宇宙や命の解釈
    知らないままでもいいこと
    こわいけど、気になる

  • 絵と物語の雰囲気、設定好き。海洋生物の情報が詰まってるのも好き。コマ割りとか表現は思ってたより普通だったけど、読みやすい。少しテンポゆっくりだなあと思ったけど、その分人物の性格とか心情描写がしっかりしてる気がするのでアリなのかも

  • 益井くん走行会@アワヒニ天満橋店「海外に持っていって読み返したくなる本」で紹介された本。
    2016.01.08

  • 絵が印象的。
    1回目に読んだ時は、ちょっとわかりにくくてふーん、と思っただけだったけど、2回目はかなり引き込まれてる。
    独特の世界観。

  • 夏休み、海、ふしぎな少年たち、孤独な少女、水族館。
    冒険の予感のワクワク感と不安感。

  • 絵がキレイ

  • 読みました!

  • ここ近年で、類をみない感嘆と感動を覚えた作品。原作の扉絵だけで「う…あ〜⁉️」と声を上げてしまうほど。何もいない水平線から、海の生き物たちがどわーっと蠢いて出てくる描写は、漫画(静止画)なのに「動」を伴う。五十嵐大介氏は、動画に近い漫画を描く作家だ。デジタルを用いての漫画がぎょうさん増えたけど、この作品の線は、作者の手で紡ぎ出される「生」の線だからから生まれたこの作品だ。ペン軸は何か?あるいはボールペンじゃないのか? ってゆー推測や憶測すら、見てると楽しい。ペンの癖さえ想像する余地が十二分にあるのはもちろん、作品そのもののスケールが半端なく絶大で、一読で理解するには足らない威力を持っている。日本に生まれてよかった!だってこの漫画を最大限の語学力(日本語)をもって、読めたんだもの。「良かった」とか「面白い」って言葉は、平均化されすぎてて、表現に用いることは好きではないんだが。この作品においては敢えて言うと、未だ、理解不能なものも含めて面白い。
    現象の奥行きが、果てしなく深い作品だ。
    劇場化されて観にも行った。原作の全てには及ばないものの(劇場の尺に収めざるを得ないから仕方ない)、あれはあれで良かった。良くあの線と世界観を「動」に表現し、奮闘したと思う。スタジオ4℃ 、私は評価しているよ。

  • 2019年映画化されたのを観て、
    映画館を出る時に前を歩いていた女性が
    『原作の全てではない』とお連れさんに言っていたのを聞いて
    原作全巻購入読了
    確かに、特に4巻から5巻の一部が端折られてる印象
    映画を先に観たので、それはそれで映画の方もとても好きです。

    五十嵐大介さんの創造力に圧倒されます。
    凄い世界観。
    何度も読み返したい。

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著者プロフィール

五十嵐 大介(いがらし・だいすけ)
1969年生まれ。マンガ家。2004 年『魔女』(小学館)にて文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2009 年『海獣の子供』(小学館)にて第38回日本漫画家協会賞優秀賞および第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。同作は 2019年にSTUDIO 4℃制作によるアニメーション映画も公開され好評を博した。その他画集に『海獣とタマシイ』(小学館)、絵本に『人魚のうたがきこえる』(イースト・プレス)などがある。

「2020年 『バスザウルス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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