フリージア 1 (IKKI COMICS)

著者 : 松本次郎

• 小学館 (2003年7月30日発売)

感想・レビュー・書評

[すんしん─金欠の腐クロウ─さんの感想 · 2020年3月19日]

『フリージア』全12巻
読んだ。

世間と隔たりのある主人公。
日本にて施行された敵討ち法。
敵討ち執行代理人となった主人公を通して、人々を眺める。

暗いのに暗くない、不思議な空気感だな。


死んだ人間と、頭の中で会話し、なんだったら中傷されたり。でも結局自分の心の中の出来事。こういう描写、じつは好きなやつ。作中で何度もある。

色々メッセージがあるかもしれないが、深く考えずに読んだ。エンタメ力が強すぎる。

[ななななさんの感想 · 2019年6月26日]

救いのない話が不安定な気持ちになる絵と相まっておもしろかったです。

[ざじさんの感想 · 2017年9月17日]

面白い。敵討ち法が成立され、服役した後に遺族から執行依頼があると、代理人と警護人を立てて、仇討ちが行なわれる世界観もだが、作品全体に漂う不条理さ、震える様な線、主人公・叶の得体の知れなさ、全てに引き込まれる感じ。ルネッサンス吉田テイスト有りで、あの作風が好きな人はハマる！！

[ijklmnさんの感想 · 2016年7月20日]

スゲー事は起きないけど日常が少しだけスゲー話

[しのさんの感想 · 2016年4月17日]

満喫にて全巻読破。すごく良かった…。余裕ができたら全巻まとめて購入したい。狂った人可哀想な人が好きなので、叶ヒロシがすごく好き。もう一度読み返してからもっと具体的な感想を書きたい。とりあえず滅茶苦茶ヒットでした。

[あさひさんの感想 · 2013年10月22日]

メディアの向こう側にある実感の伴わない戦争。
人殺しが正当化される敵討ち法。
凡庸な日常にまぎれ込む狂気の沙汰。
世界も人間もイカれてる。マジキチ漫画です。
でも、どうだろう？と考えてしまいます。
現実世界は正常なのか⁇
限界まで働かされたり、自主退社するまで精神的に追い詰められたり、汚染水を垂れ流しながら五輪に浮かれ騒ぐこの世界は？
社会に否応なく順応し、見て見ぬふりをする人たちは本当にマトモなのか…。
とは言っても、余裕のない非力な一個人としては無難に日々をやり過ごすほかないのですが。

[chiochioさんの感想 · 2013年8月19日]

今一番気になる漫画家

[d3-plusさんの感想 · 2013年1月12日]

1〜12巻読了。
すごかった…
敵討法が制定された戦時の近未来社会。敵討ちを代行する職業の主人公たち。
ディストピアな世界観に主人公の認知不協和な精神のゆらぎ、生きづらさがより不安感を醸している。
後半怒涛の展開はすごかった…バイオレンスでインモラルだけど、それだけじゃない。

[のりまき×ぜろすけさんの感想 · 2012年5月20日]

敵討ち制度の下、集う電波たちの話。好きな人はどこまでも好き。

[chocomilkさんの感想 · 2012年1月13日]

なんだか苦手。

[なつひらさんの感想 · 2011年10月15日]

主人公がド電波で周りのキャラクターも程よく狂ってます

最初から何言ってんの?状態の電波だし全体的に暗いし、不気味だし･･･

2~3回読み直して理解できる部分が有る漫画です

とにかく、最後の締めくくり方が凄く好きでした

[yuri737oooさんの感想 · 2011年5月8日]

完結しているのに放置していてまだ１０巻までしか読んでない。

最後まで読んだら★つけます〜

[mittiさんの感想 · 2011年2月3日]

暗い方へ暗い方へと、追いつめられて行く感じがすごく怖くて息苦しいんだけど、続きが気になってついつい読んでしまう‥。

[chiromilkさんの感想 · 2010年12月21日]

松本次郎さんの作品は、かなりクセがあるのですが、そのなかでは、比較的ストーリーがあって読みやすいほうだと思います。

主人公がいっちゃってる感じですが、微妙に現実世界にもいそうなキャラクターでもあり、どこかで共感できたりもします。

絵もストーリーも一級品です(誰にでも勧められる作品ではありませんが)。
映画にもなったみたいですが、がっかりするのが怖くて見てません。。。

[チコさんの感想 · 2010年12月5日]

松本次郎はみんなぶっ壊れてて好きだけど　これは比較的読みやすかった〜

[saviviさんの感想 · 2010年9月3日]

性（生）とバイオレンス。
敵討制度がある世界。
敵討代行業者があって、主人公がそこに入る所から始まる。
面白いといえば面白いんだけど、
登場人物がみんないっちゃってて、
「普通の人」というのがまず出てこない。
一見、こいつ一般的かなと思わせる正義漢も
いるんだけど、なんていうのか、振れ幅が激しいので、
やはり彼も普通の人という感じはうけないので
読者としては感情移入がしずらい。
置いていかれる。
リアリティが強いのかと思いきや
突拍子のなさもあり、感情移入できないことも
手伝っていまいち話自体に入り込むことが
できなかった。

でも作者の描きたいものはすごく伝わってくるので、
それはそれでいいのかなーとおもいました。

[hiro82さんの感想 · 2010年4月22日]

好きな人にはいいかもね。けして気持ちの良い漫画じゃないので、作品を評価するにしても、続きを読まなきゃわかんないにゃ。

[erinajiさんの感想 · 2010年4月20日]

えり＊病みつきになります。

[otawasanさんの感想 · 2009年11月28日]

最近知ったこの作品、最終巻が出たらしいので。
全巻通して見て見たい。

[yamada220さんの感想 · 2009年11月11日]

もしかしたら好き嫌いのわかれる漫画なのかもしれないが、私にはきっとずっと名作。

著者プロフィール

松本次郎（まつもと・じろう）
漫画家。『フリージア』『女子攻兵』『いちげき』ほか。

「2020年 『ピエタとトランジ　＜完全版＞』 で使われていた紹介文から引用しています。」