九段坂下クロニクル

著者 : 一色登希彦 元町夏央 朱戸アオ 大瑛ユキオ

• 小学館 (2009年11月30日発売)

感想・レビュー・書評

[元TSUTAYAの書店員さんの感想 · 2011年4月5日]

実在するビルをモチーフとした、精鋭四作家によるオムニバスコミック！
私が生きたそのビルは、今も在る。単行本描きおろし作品。

【昭和初期】少女は、あこがれのまなざしでそのビルを見上げていた。
【第二次大戦中】女は、己の幸せを追い求め、そのビルに通い詰めた。
【バブル末期】青年は、そのビルの屋上に住み、漫画家を夢見ていた。
【現代】少女と少年達は、そのビルの一室で忘れ得ぬ時間を過ごした。
…実在する建築物を共通のモチーフとして、精鋭作家たちが描き出す人間ドラマの数々…
全編描きおろしによるオムニバスコミック。