ぼくらの 11 (IKKI COMIX)

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著者 : 鬼頭莫宏
  • 小学館 (2009年12月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091884909

ぼくらの 11 (IKKI COMIX)の感想・レビュー・書評

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  • 一気に読み終えました。

    コエムシの「自然現象だ」っていうセリフが深いなーと思いました。

    誰にでもいつかは訪れる死。

    それを突如つきつけられた少年少女、人間たちの決断と想い。
    色々な出来事のメタファーに思えました。
    醜く美しい人間という生き物とそれをとりまく世界。
    作者様にただただ感服です

  • 最終巻。
    最後のパイロットとなったウシロ。戦闘に勝利したかと思えたが、コックピットを開けてしまったがために、最後に重い決断を迫られる。

    最後まで残酷な展開だった…。
    たくさん、たくさんの人が死に、戦いはすっきりと終了したとは言い難い。
    それでも、読後感はどこかすがすがしい。

    結局ゲームは次元を変えて続いてゆき、何の意志によるゲームなのかは最後まで明らかにならない。
    コエムシは言う。
    「ただの自然現象だよ」

    …たしかに、極端に残酷な例であるだけで、似たような現象は今のこの地球上でも絶え間なく続いているのかもしれない。
    誰かの存在を生命を犠牲にしてほかの誰かが生きながらえていく、そしてその誰かも順番がまわってくればほかの誰かの犠牲となって死ぬときが来るかもしれない。それは確かにごく自然な摂理だ。

    ごく個人的な世界と、宇宙規模での世界と、そのどちらにおいても命はとらえられている。ごく個人的な世界も、それだけで完結するものではなく、周りの人たち、一般社会、国、組織、世界と少しずつつながっている。
    個人と、世界と、どちらが大事か、なんてわからない。
    けれど私たちは世界の命の連鎖の中に存在し、それでも自分の目に見えるもの、手の届くものをただ大切に握りしめて生きていくしかないのだ。

    そういうことを、静かに実感させられる物語だったと思う。

  • 読み方大失敗! 11巻だけ残さずいっぺんに読むべきだった。

    10巻までのクオリティがとても高かったので期待していたが、間が空いたことでそれまでの流れを忘れてしまい(いちおう10巻から読み直したが)、緊張感のようなものが持続できなかった。

    うーん、10巻までは個人的にかなり名作だと思ってたのでこれは何だか残念。

  • エヴァにエイリアン9、一部がまどかマギカに引き継がれ。
    作者の鬱成分は前作より薄まったか。

  • 図書館で全巻借用。
    毎回人が死ぬという前知識だけで読んだ(アニメ未視聴)。
    色々予想を裏切られる展開。特に十巻のは完全に予想外。
    だけど、だからある最終巻のエピローグ。
    設定もすごいけどまとめきった作者も凄いわ。マチの最終話だけはよく分からなかったけど…

  • この戦いに意味はあったのか?ものすごい喪失感と絶望感。
    しかしすべてを読み終えて残ったのはただ残酷な漫画というものではなく、現代社会に対する皮肉的なものでもなく、爽やかな満足感と未来への希望だったりするのは、このラストを選択した作者の力だと思います。

  • ついに操縦者として呼ばれたウシロ。
    そして彼の最後の戦いが始まる…。

    うわあ、もう最後まで無慈悲。
    よりにもよってウシロにこんなことやらす!?
    でも彼だからこそ出来たことでもあるのが、悲しい。
    戦闘が終わった後、これまでのみんなが出て来て、カンジ・カナ・マチが振り返った先にウシロが歩いてくるのが、鳥肌立ちました。泣くわ!

    そして最後の話はコエムシですよ!
    人間に戻ったコエムシが意外にステキやった(笑)
    最初出てきた時は「何コイツ!ヒドイ!!」とか思ってたけど、みんなに出会って、マチとのこともあって、いい意味で印象がすごく変わりました。
    なので最後の締めが彼なのも納得です。
    相変わらず口調は悪いですが、彼なりの優しさが入ったガイドはすごく良かったです。
    欲を言えば次の世代の物語も読んでみたかったなぁ。

  • あの演出はずるいなあ(´Д`)
    ア二メ見て気になって買ったけど考える内容だった。曖昧な感じの終わりだった気も。でもその中の一部だと思えば納得もいくかな。

  • 鬱漫画とか言われてるけどこんなにも生きることに勇気を与えてくれる漫画はない。

  • ようやく手に入れて一気読み。

    少年少女それぞれが現実世界での重みや恨みや来し方を振り返り、清算して/あえて清算せず/清算できないまま、命を落とす。
    そのいわば死にざまをひとつひとつ描きながら、世界観も明らかになってくる。
    個人の謎と世界の謎が並行して解き明かされていく王道パターンだが、その計算の巧みなこと。
    そしてやはり少年少女の痛みがびしばし伝わってくる描き方。
    彼ら彼女らはそれぞれヒーローではなく、個人の物語の中で決着をつけるだけ。
    そこに「命は大切」という無条件な理念はない。
    実際、そういう思い込みやイデオロギーを言葉の力で相対化しようと、みんながしている。
    このクールでドライだがリアルな人物たちが、それぞれの環境の中で命や生やつながりという「人間的な」概念を見直していく。
    金や地位やセックスのことしか考えていない大人よりはよっぽど「人間らしい」。

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