- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091884978
作品紹介・あらすじ
●主な登場人物/奈々(フランス留学中の日本人学生。自分でも気付かぬうちに黒魔術にかけられていた)、ナワン・ナムギャル(プータン出身の僧侶で、伝統ダンスの名人。奈々が黒魔術にかけられていることを一目で見抜く)、イレーヌ・ベアール(自らを孫悟空と名乗る謎の少女。キリスト教会より“悪魔”の可能性があると認定される)、カンディド・アマンティーニ(バチカンの公式エクソシスト)
●あらすじ/自身にかけられた黒魔術をきっかけに、謎の若人・ナムギャルと知り合った奈々は、彼とともに世界各地に痕跡を残す“猿”の正体を追うことに。その過程で、自らを“孫悟空”だと名乗る少女と出会い…?
●本巻の特徴/いにしえより世界各地にその姿を現し、畏れられてきたモノ“猿”。そして現代、人類はその存亡を懸けて、“猿”と対峙することになる! 古今東西の神話・伝承などを網羅しつつ、誰も見たことのない世界を現出する、五十嵐大介渾身の単行本描きおろし作品!!
感想・レビュー・書評
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表紙怖かったけど、中の絵が綺麗で好きだったので購入。その後友人が見たことある絵や言って調べたら有名な人でした。(ちゃんと知っとかな...)
なんというんでしょうか、非常に難しいお話やったのではないかと思います。物語の進行としては複雑ではないのですけれど、宗教、文化、民族と知らないカタカナが大量に出てきて主要キャラ以外ほぼ覚えれてないです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伊坂さんの小説『SOSの猿』との競作という事で読んでみた。
小説は日本が舞台で、猿、孫悟空、エクソシストという物がキーワードだったけど、
この作品では世界中が舞台で、さらにノストラダムスの予言、世界各地に伝わる猿の伝説、猿を代々守る一族VS黒魔術等の話が絡んできます。
2つの作品はそれぞれ独立した物だろうけど、
『SOSの猿』を読んだ後に、これを読んだ僕は『SOSの猿』の世界が広がった。 -
なんだか映画みたい。
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幸太郎氏の『SOSの猿』とリンク!
活字で物語の世界観というか、イメージ膨ませたうえで、コミックを読んだから、
小説→コミックの順に読む方が、より美味しいと思われ。
ページをめくり、
「君は誰だ?」から始まる物語にゾクゾクした―
善悪が対立し、安定と不安定が混在してこそ、世界平和が成り立つってか。
…分かるよ―な 分からんよ―な。
物語の中に『布置』を思わせる表現が使われてて、そういう細かいコンセプトもちゃんとsosの猿で重要とされてる部分と疎通できていて、ブレてないなぁ素晴らしいなぁと思った。
もちろん、登場人物の名前や役割も類似してるし、双方の作者の名前が付けられてるキャラもいてる。
コミックと小説が、合わさってひとつの物語。
片方しか読んでない人は、人生の半分 損してるね―
『風に(人の気持ちに)、実体が無いなんて、一生部屋の中でマスかいて死んでいく奴らの言うことさ』
結局、ピサロを反魂で蘇らせた人物は誰やね―ん??
2011年03月12日
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読み始めたきっかは海獣の子供だったけど、キラキラした要素やオシャレ感がなく、没入感が凄かった。ついでに言うと体調悪い時に読んだらがっつり落ちちゃう冷や冷や感満載な内容でした。とは言え今我々が気づかなくてはならない要素に気づかせてくれる本書はしっかりと受け止めさせていただきたい◎
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2010-03-00
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表紙カッコエエー! 「SOSの猿」を読み返したくなりました。下巻も楽しみ!
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小説の跡に読んでみた。何となくつながっていることは分かったが、小説と併せた全体の主題はぼんやりという感じ。難しい。人の中に宿る善と悪の鬩ぎあいということだろうか?
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感想は下巻にまとめて
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上下巻と聞いて、どうせ冬目や鶴田同様に、延々待たされるパターンだな、と予感。
下巻が出てから読もうと思っていたのに、待ちきれず。
ものすごく壮大なストーリーになっていて、下巻も楽しみ!
アングレームに猿が現れようとする、一番いいところで引っ張られている。
また五十嵐大介にはキャラ造詣も期待していたが、イレーヌ・ベアールの顔など、魅力的すぎる!
「はなしっぱなし」のような日常に風穴が開く話もいいけど、「魔女」連作のような雰囲気を持つ今作、とにかく下巻が待ち遠しい。