ぼくらの (1) (IKKI COMIX)

著者 :
  • 小学館
3.80
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本棚登録 : 2458
感想 : 234
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091885029

作品紹介・あらすじ

▼キャラ設定資料▼第1話/ココペリ(1)▼第2話/ココペリ(2)▼第3話/ココペリ(3)▼第4話/和久隆(1)▼第5話/和久隆(2)▼第6話/小高勝(1)●主な登場人物/和久隆・加古功・矢村大一・小高勝・吉川寛治・門司邦彦・宇白順・切江洋介・半井摩子・往住愛子・町洋子・本田千鶴・古茂田孝美・阿野万記(学習交流自然学校に参加した生徒。14人とも中1)、宇白可奈(宇白順の妹。ただひとりの小4)、ココペリ(海岸沿いの洞窟に住んでいた謎の人物)、コエムシ(正体不明の生物。ココペリのゲームについて何か知っているらしい)●あらすじ/夏休み、過疎地の村へ“自然学校”にやってきた少年少女15人。1週間が経ったある日、海辺の洞窟へ探検に入った一同は、その奥にコンピューターを持ち込んで住んでいた謎の男・ココペリと出会う。彼は自分が作ったゲームをやらないかと誘い、宇白可奈を除く14人の中学1年生が同意して契約を結ぶ。半信半疑で宿舎に戻った一同だったが、その日の夕刻、大きな物音と共に巨大ロボットが現れて…(第1話)。●本巻の特徴/突如現れた2体のロボット。1体をココペリが操り、もう1体の“敵”との戦闘が開始される。自らを宇宙人と明かすココペリは、最初の戦いを終えると「この後は君たちが地球を守るんだ」と言って姿を消してしまう。これは、本当にただのゲームなのか…? 15人の戦いが、いま幕を開ける!!

感想・レビュー・書評

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  • 最初は設定も唐突だし、エヴァンゲリオンのパクリか?と、あまり期待していなかったが、読み進めていく毎に内容が深くなっていき、面白くなっていった。終わり方は、『ぼくらの』の方がエヴァより良いと感じるほどだった。

  • 最強トラウマ漫画という謳いに見事誘われて読了。
    一人あたりのページ数が少なく感情移入度が
    浅くなるのがせめてもの救いかもしれない。
    パイロットとして選ばれた少年少女たちが
    最期にはその命を犠牲にして地球の勝利へと
    導かれる規則を抜きにしても、
    個人それぞれの話が重すぎる。
    むしろ、選ばれるべき少年少女達だったのでは?

    話数が短いにしても起承転結がかなり
    しっかりしていたので、読み応えがあった。
    一人の命と忌むべき人間も含めた地球全体とを
    天秤にかけるスケールの大きい哲学的議題のみ
    ならず、考えさせられる内容だったな。
    登場人物欄の説明を改めて見てみると、
    この世のありとあらゆる鬱展開を
    集約したような漫画だな、本当に。
    特にチズとコモの話が秀逸で印象的だった。
    無機質だったコエムシが終盤になるにつれて、
    現パイロット達もといウシロに妹を通して
    感情移入していく様を見るのも熱かったな。

  • 夏休みの自然学校に参加した15人の小中学生たちは、偶然出会った風変わりな男とのやり取りの中で「ゲーム」と称して「契約」を行う。
    その「契約」とは、地球の命運をかけて巨大ロボットで「敵」と戦うこと。負ければ地球ごと消滅、そして勝ってもパイロットを担当した1人は必ず死んでしまう。
    契約を行ったのは1人を除く14人の筈だったのだが、戦いが進む中、もう一人の未契約者がいることが明らかになる。

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    ひかりTVのビデオサービスでアニメを視聴し、原作は後半の展開がまるで違うことを知り(というか連載途中でのアニメ化だった)、読んでみました。
    この作者の漫画は絵が苦手だと感じずっと読んでいなかったことを後悔するほど面白かったです。救われなさとかなりのえげつなさ、妙にリアルな部分も切なさもあり、単に「面白かった」というのがはばかられる、独特の読後感です。
    キャラクターそれぞれの行動や、死ぬと分かっていてのあがきや悟り、時に美しく時に重過ぎる気付き(しかしその後に待つのは死のみ)が胸に迫ります。
    未契約者は誰なのか、そして「最後の一人」となるのは誰か?そしてその時の行動は?ラストにはただただ痺れました。

    畑飼だけは心から悲惨な死に方を迎えてほしかったのにすごく残念です。この後味の悪さがこの作者の芸風といえばそうなのかもしれませんが。

    アニメ後半が監督の言動と相まって酷評されていることは見終わってから知りました。いろいろ苦肉の展開だったのでしょうが、確かにオリジナルキャラクターが幅を利かせすぎたり、田中さんの過去がとんだ極○だったりと、やりすぎた感は否めないですね。酷評もむべなるかなと思いました。
    音楽はとてもよかったんですけど……

  • 自然教室で出会った15人の少年少女たちが、巨大ロボットに乗って、襲い来る謎の敵と戦う。

    まだわからないことだらけだけれど、不穏な空気に満ちている。
    1巻の時点でかなり衝撃的な展開が…。

    謎の宇宙人ココペリとマスコット(?)コエムシとの出会い、ヒーロー志願のサッカー少年と、選民思想の強い少年のエピソード。

  • 昔いちど読んで何かにハマって全巻揃えた。
    10年近く経って、また読み返す。
    今回は、ハマった何かがちょっと実体を持っている。

  • レンタル。
    謎だらけの第一巻。
    少年少女たち、どうなっちゃうのか、続きが気になる。

  • 1巻登録してなかった。
    久しぶりに読んでみたけれど、良いです。
    ウツ漫画とよく言われるけれど、私はそうは思わなかったです。

  • エヴァンゲリオンを見るよりはおすすめしたい。

  • 初読:2011.12
    会社の同期の男の子に借りた。
    そんな明るい話じゃないらしいとは聞いていたけど、最初の子が死んだとき心底びっくりした。

  • 重くて無機質な運命に巻き込まれた子供たちが、それをどう受け止めるのか。15人一人一人が主人公でよかった。宇白の回が1番エグいけど、好き。

    中高生の時は色んなことについてずーっと考えてたのに大人になってからは全然そういう深くまで潜る思考ができてなくて嫌だったんだけど、宇白先生の台詞で納得した。あれは今日のご飯の心配をしなくてもいい、モラトリアムのあの時期にだけ許された至高の時間だったんだな…目先の仕事と生活に必死になんなきゃいけない今あの体験は得難い。

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著者プロフィール

1966年、愛知県出身。名古屋工業大学在学中の87年に、『残暑』で小学館新人コミック大賞に入選。95年、アフタヌーン秋の四季賞に準入選。同作を第1話として『ヴァンデミエールの翼』を連載。その後、『なるたる』『ぼくらの』『のりりん』『なにかもちがってますか』など代表作多数。


「2021年 『ヨリシロトランク(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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