羣青 上 (IKKI COMIX)

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著者 : 中村珍
  • 小学館 (2010年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091885098

羣青 上 (IKKI COMIX)の感想・レビュー・書評

  • 何度もは読めない

    つらすぎるから

    自分からは遠く離れた人物像なのに
    心情が心に流れ込んでくるというよりは 武力を持って突入する勢いで
    いたい心が自分に迫って来てつらい

  • 連載が始まったときに、最初数ページだけ読んで心臓がバクバクしたのを今でも覚えています。とんでもない漫画だ!と思った第一印象、コミックスになるとより印象が鮮明でおそろしい。

    すごいよねえ。はじめからずっと一貫して救いも希望も無いし、誰一人として満たされてないのに、そんな中でも人間て刻一刻と変化して小さなことに一喜一憂できるんだから。この血の通いっぷりは逃げられない。

    また装丁がとてもよいお仕事だと思います。手に取った瞬間最終警告をされているようで。

  • 重い…
    絵も重いが、話はそれに輪をかけて重い。著者がいろんなものを振り絞って書いたというのも、帯の売り文句だけではないのだろう。
    人を楽しませるという意味での「エンターテインメント」ではないような気はするけれども、この世界に入り込んで、深く考えることができた読者の心に、何か残すことができる作品ではあると思う。
    とは言え、まだ上巻のみ。この先登場人物の結末は、どうなっていくのか…。

  • 女優:真木よう子さんが、美しい顔で絶賛していたのでついフラフラと手にとってしまいました。
    真木さんは映画化したら絶対主演を演りたいと仰っていましたが、二人のうちどちらを演じたいのかしら...?
    レズビアンの女性に自分の夫を殺害させ、さてそれから....というお話。こんな時、本当にこんな感じで物事は運ぶのかも。リアリティのある丁寧な話。そして、描写力に拍手。

  • 上巻の序盤で先を読んだり読まなかったり、
    ウロウロしてたけど
    中・下巻に入ってからの
    「あぁ、そういうことか」と気づいた後
    物語の読ませる力は異常。

    ショックがデカすぎるのか、
    単純に内容が分からなかったの、
    ”男”であることが悔しくすらあるというか、

    作者の中村珍さんが27歳で(連載当時は22?)
    こんな「化け物」を描けるという事実を受け止めきん。

    荒みきった人生を歩んだ末に、
    ようやく掴んだ幸せをも奪われた女性が、
    自分に好意を寄せるレズビアンに夫の殺人を”おねだり”する。
    そこから始まる2人の道行きは地獄行き確定。

    その逃避行に希望の光が差す事はない。

    これは、2人が真実の愛を見つける話ではなく
    それは、まして、お互いの理解を深める、という類の話でもない。

    それは始まる前から終わっていて、
    終わる前に始まっていない、完璧な(愛の)物語。

    すれ違うだけ歩み寄って、誤解するだけ理解して、閉ざすだけ開く。
    初めから恨んでおいて、いつも全てを許す。
    その覚悟がある者だけが語れる愛。

    こんなこと出来る漫画があるんだな。

    ラストシーンに向かって、読者は「願い」を一つにしていく。
    1コマで、その願いを叶えてくれる≪中村珍≫という女性に
    我々は深く感謝し、尊敬し、そして次回作を期待せねばならない。

    息抜きにデスクで読んですいません、ほしよっつ

  • なんかちょっとすごい漫画すぎて……。自分の夫を殺させた女と彼女を愛するゆえに殺人かました女の愛と憎しみの逃避行。中と下もあるけどゆっくり買う。一気に読めない。。

  • 全3巻読了。
    このブクログの評価をどう付けるか悩むところ。
    私のルールでは、星5つは「ぜひ大事な人に勧めたい」、星4つは「自分にとって価値がある」、星3つは「読んでも時間の無駄とは思わせないだろう」、j星2つは「貴重な時間を使ってまで読む必要はない」、星1つは「読んだことを後悔している」。

  • 好きなタイプのマンガ。
    でも、絵が怖い・・・ときどき。
    怖いだけで、嫌いではない。

  • 殺した女と殺させた女のどろぬまむきだしランデブー。

    ぐうっと、濃くて胸に刺さります。
    単行本が無事出てほんと良かった。

    「魂と引き換えに描いているとしか思えない」
    帯の本谷有希子さんの言葉にひたすら共感です。

  • 長ぇ…。
    もう中巻以降は50ページずつ飛ばし読みしましたけどね(笑)
    1コマで済む描写を何ページに渡って描くんだ?
    そして話自体も全然進まない。
    自首する?死んじゃう?を繰り返すだけ。
    ていうかそれが全て。
    ちょっと出ただけの脇役キャラの人生を振り返りだしたので何かの伏線かな?と思いきやそれっきり。
    意味なくただ描いただけかよ!

    ストーリーというより作者が自己陶酔しながら筆を進めてる感じでした。
    よくこんな連載続いたな。
    1巻のページ数が多いから、普通のサイズなら7、8巻分はあるよ。

    主人公がクズすぎてめんどくさすぎる。
    相方も全肯定キャラだったのにめんどくさがり出す始末…。ただの泥沼。
    お金が湧いてくる設定ずるいなーと思ってたら財布を捨てだしたので、「おっいいね」と思ったらすぐお兄さん呼んで解決しちゃうし。

    実は頭が良いギャルも別に何の活躍もしなかった・・・。
    無駄に登場人物同士に繋がりがあるのですが、特に話上重要ではない。
    ほんとなんなの。

  • 重い。痛い。

    本書で扱われるテーマはシビア。けっして報われない絶望的な恋、同性愛、そして殺人。
    私が好きなら夫を殺してという懇願を受けてそれを実行した女と、それを教唆した女の出口の見えない逃避行。生身の感情を剥き出す表情にがつんと胸を打たれる。好きな人を守りたいと願うのは誰もが抱く普遍的な感情だが、その見返りを求めてしまうのもまた人の哀しさ。
    逃避行を続けるヒロインたちが出会う人々が背負った人生やドラマにも感情移入。特に印象に残ったのは誤って子供を死なせてしまった母親の話。
    最後まで母親であった彼女の哀しくも強い決意に涙が零れました。

    と本編はシリアスで読んでるとどっと疲れるんですが、第10話はホームドラマ風の心温まる話。

    「よその男とつくった孫よりオレとかーちゃんでつくったお前のほうが可愛いからよ!」

    この台詞に出会えただけでああ、得したなあと思えました。

    総括するとあれです、尽くす女ってなんて愛しくて哀しい生き物……ってかんじです。二人の行く末が気になります。

    それにしてもこれを22歳が描いたなんて凄いなあ……凄い才能だ。

  • 衝撃的。レズビアンだとか殺人だとかは単なる小道具とか状況なのでその点ではなくて、主人公ふたりの心の通わせかた、通ったと思ったら拒絶したり、惚れていたはずなのに心底見損なったり、という心の動きをここまで書き上げられる人がいるんだ…ということに。
    肉筆、ということばがぴったりな作者の画力やタッチもすごい。
    ここまで絵に惹かれたのは、立松和平の絵本『海のいのち』以来。

  • 本棚からランダム再読。
    …疲れた日に読むには重すぎるw

  • ブッコフで表カバーの濃い顔を何度かお見かけしておりましたが、その「重たそうな感じ」と「入魂の作品」みたいな雰囲気に怯んでなかなか手に取るのを躊躇ってました。

    まぁ、そう感じた通りだったんですがね。

    重たいです。
    とにかく重い。
    最初っから重い。

    ギリっと張り詰めた力強い筆圧を読みながら感じる程、魂が込もっています。だから、感覚としては460ページの分厚い純文学を読んでいるような感じ。

    内容がレズビアンの話ですから、性差別も絡んできて重たい上になかなか難しい話でもあります。私は読む上で差別という問題を考える下準備が多少は必要だとも思いました。でなければ単なる「共感出来ない上に重たいだけ」の作品になるかと思います。

    私自身は差別の問題に関しては、性的な被差別体験もあったと言えばあったし、差別関係でお勧めの書籍を紹介出来る程度には読んでいるので、多少共感出来るところはありました。

    レズビアンの話なら間違いなく断トツでオススメです。

    まぁ、身体に血が残っていたらコートで隠したって歩きながら血の匂いバンバン振りまいてるだろとか、ニュースにまでなっておきながらよくもまぁすぐに捕まらないもんだなぁとか、話の展開に突っ込みどころはありますがね。

  • 痛い、重い、救いが無い上巻。

    最後、「殺させた女」が走る1ページが、どろどろした空気のなかで際立って美しく爽快で、
    それが周りを魅了したのだということが腑に落ちます。

    一気に全3巻読みきりましたが、再び読むには気力が要ります。

  • 人物描写がイマイチだけど、犯してしまった罪の重さと、
    人生を変えてしまった周囲の人々への思いをずっしりと感じとれる。下巻はやや説明に走り過ぎて、内容が重いというより、漫画としての読みやすさ・軽快さが欠けていたように思う。

  • メガネさんがアンジェラ・アキさんに見えます。

  • レズな女医が想う相手を助けるため殺人まで犯し2人で逃避行を始める…

  • 芸能人のツイッターにて知り購入。
    勢いと感情がすごい…結末が気になる。

  • 帯の推薦状「魂と引き換えに描いてるとしか思えない」
            「男の出る幕のない恋愛格闘漫画」


    さすがプロのつける帯はドンピシャです。その通り。

  •  期待しすぎた……! というのが正直な感想。
     うん。主人公らの割り切れない思いはあれど、だなぁ……。どう捕えていいものやら、です。
     もしかしたら作者自らを聞けば、とか、背景の説明を受ければ、とか、何らかの情報を付加すると見方が変わるのかもしれない。

     あと、ほんとにスイッチがそちら側にないのかもしれないなー。
     みんな全力で行動していて、あるいは全力を出せない状態で、そこが見せ所なのかもいしれない。

  • 現代梶原一騎的愛憎劇決定版。


    ついでに全三巻の巻末には作者が執筆中によく聴いていた音楽が書かれています。

  • 手に取りづらいだろうけど面白いから読んどけって感じ。

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