さらい屋五葉 8 (IKKI COMIX)

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  • 小学館 (2010年9月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091885296

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さらい屋五葉 8 (IKKI COMIX)の感想・レビュー・書評

  • ずっと終わらないでほしい。大阪に行ったあとのみんなの暮らしも見てみたい。ほんの少しでも。読み終わったあと、じんわりと染み入る作品。
    マンガワンというアプリで、毎日9話ずつちびちび読みました。限定公開で、6/13まで全話読めます。ドラマも見たいなぁ。でも、この余白の美しさをドラマで表現できるのだろうか。

  • かなりはまったコミックの最終巻。
    なかなか機会がありませんでしたが、ようやく最後まで読めました。
    オリジナルよりも先に終了したアニメでは、最終回が中途半端でハッキリしないまま終わってしまったので、オリジナルの決着のつけどころが気になっていたのです。

    ずっとぎくしゃくしていた政と弟のわだかまりが解けていったようで、ほっとしました。
    関係は冷え切り、こじれ切っていたので、弟のかたくななな心はどうにも開くまいと思っていましたが、やはり兄に頼る心は子供の頃から消えていなかったわけですね。
    そんな氷のような弟の心をゆっくりと溶かしていった政の心の温かさ。

    弥一の過去を知る仁と八木がとうとう出会ってしまい、往時の因縁について話をしたことで、いよいよ彼の素性がばれ、ドラマは最終章へとうねりを上げて流れ込んでいきます。
    なるほど、そういう展開になりましたか。
    仁と八木が弥一に放った、仁義と落とし前。
    冷酷な采配のようですが、こうでもしないと弥一の再生は望めないのでしょう。
    男らしい二人の決断にぐっときました。

    心配でたまらなかった、最悪の事態には陥りませんでしたが、いくらさらし首に処されなかったとはいえ、弥一は無罪放免となったわけではないんですね。
    腕に罪人印を入れられ、鞭打ちの刑を受け、屈辱を一身に浴びて江戸追放の身となります。

    ぼろ雑巾のようになって見棄てられた彼を、静かに一人待つのが、政。
    いつのまに彼は、こんなに人の支えとなる、頼りがいのある男になったんでしょう。
    初めの頃の、でくのぼうでしかなかった様子を考えると、想像できないくらい度胸がつき、懐が大きくなっています。

    江戸風の粋な部分はどこにもありませんが、彼の育ちの良さ、まっすぐな心根に、曲がりくねってささくれだった五葉たちの心は癒されています。
    何も言わなくても、人の辛さを汲み取れるところに、人としての器の大きさが見えます。

    今までは弥一中心だった五葉メンバーが、今後は政中心に再び集まりそうな予感。
    誰ひとり、金もうけが本当の目的でなかったところに、これからの繋がりを予感させるものがあります。
    彼らが本当に欲していたのは、都会の中での絆。
    人を欲しないと、関係は続かないものでしょう。
    犯罪グループの頭の良さと実行力があれば、堅気でも幸せに生きられるはずなので、明るい展開が期待できます。

    江戸っ子らしく、あっさりして干渉しない間柄ながら、心の底では家族のぬくもりに飢えている面々。
    江戸の心意気の中に隠された、こうした寂しさが、さりげなく伝わってきます。

    どんどん悲惨な人間になっていき、追い詰められ、がんじがらめにされて弱っていく弥一。
    もともと悲惨な人生なのに、粋がっていただけという方が正しいですが、だからこそミステリアスで、おそろしく魅力的なキャラクターでした。
    なってみたくないけれど、なってみたいキャラです。(意味不明ですね!?)

    弥一と政の関係は、出会った当時とはかなり変わりましたが、それでも繋がりが切れることはなさそう。
    その柔軟さと強さこそが、人の絆なんでしょうね。

    オノナツメ氏の織りなす江戸の色気にはもうメロメロで、全編を通じてノックダウン寸前でした。
    思い切った濃淡で強弱をつけた、女の曲線と男の直線のいなせぶり。
    余韻が残る、印象深い世界を存分に堪能できました。

  • 最後がどうなるか予想できなかったがすごく幸せな終わり方だったと思う
    ヘタレな主人公の政がどんどん成長していってそれと対照的に
    あまり感情を表に出さない弥一がどんどん余裕を失くしていく
    のがすごく萌えました
    仲間っていいなって久しぶりに感じた漫画でした

  •  最終巻が出るのを待って、大人買いした。

     イチーーーー!! と完全に感情移入してしまう。
     格好いいね。

  • 政と弥一。いい関係だなー。
    五葉のメンバー全員が不器用だけど優しい。
    でも人間関係って脆い。

    政と文之助のやりとりが一番心に残った。
    不穏な空気がずっと漂ってたけど、最後は晴れ晴れとしたラストで読んでて良かった。

  • ぐほぉぉぉぉぉ。
    アニメは途中で終わったのかな。観よう。

  • 以前途中まで読んでいて続きが気になっていたマンガ。オノナツメさんのマンガは静かだ。割と不穏な事が起きたりしていてもなんだか静かだ。
    その静けさの中でゆるゆると皆んなが変わっていく様が改めて全巻読破してわかった。罪もあって百点は出来ないかもしれないがイチが政さんや五葉と一緒にいられればいい。

  • イタリアおじさん物しか知らなかったので江戸物とは驚いた。
    ちゃんとしっかりした世界を構築しているのがさすがだ。
    ハッピーエンドで本当に良かった。

  • 最終8巻まで読了。
    ううぅ〜〜〜ハッピーエンドと言っていいのかもしれないけれど、せつない…。イチがちゃんと救われて立ち直るのは、これから政との旅の中なのだろう。オノ・ナツメ作品は初めてだったけど、他のものも読んでみたい。

  • 全8巻大人買い。全8巻一気読み(笑)。いい涙を流せました。


    アニメから知った作品。
    DVDに保存してあったアニメを久々に見て、うっかり原作を大人買い。買ってよかった。

    アニメが原作の良さと雰囲気を壊さない形できっちり作られていたのもわかった。原作に忠実ではないけれど、きちんと人間関係がわかる形で編集されていたという感じ。

    6巻あたりからは話がかなり重たくなってくるので、5巻ぐらいまではぐるぐると何度も読み返したら幸せでいられそうだ(6巻以降がいやだというわけではないので誤解なきよう)。


    そして、この漫画を読んで思ったのは、最近私がはまる漫画は、絵がデザイン的になっている物ばかりだなぁと。話も良かったけれど、1コマ1コマの絵を見ているのがなんとも心地いい。読んでよし、眺めてよし、手元に置いておきたいと思えた作品でした。

  • 最終巻。政さんの成長がまぶしかったです(感涙)。作品テーマ自体は、ものすごくシンプルでありきたりな「人は一人では生きられない」というものだった気がしますが、切り口、見せ方でこうも違うものなんですね。ちょっとした脇役や悪役にも憎めないものがあり、人間ドラマとしても秀逸でした。

  • 江戸時代劇完結編。

    弥一の過去を知った人たちが悩みながらも結論を出していく。
    そして秋津も。

    秋津がすごいいい男になったなあって思う。

  • ミステリー仕立てで先が気になり、全8巻一気読みしました。

    弥一にとって政とは何なのか?
    それを語る八木の言葉に思わず涙・・・

  • 物語の完結。話の流れとしては良くまとまってて、取ってつけたように終わりました、みたいな感じではなかった。繰り返し読み通すかと言われると、一度きりで十分です、くらいの感想でした。

  • 1-8巻読み
    最初は絵の雰囲気が好きじゃなかったけど、後半、完全に世界観に飲み込まれた。はまりました。。。

  • どうなってしまうのかとハラハラと読み進めた最終巻。
    政の土下座のくだりから八木との勝負、八木と弥一が酒を酌み交わす場面、そして終幕まで。
    政がほんとにすごいなと思った。成長したんだなと感慨深くなった。

  • 終わっちまったなぁ、やっと。途中で、ダメかな、これは、と思ったけれど、終盤はとても面白かったです。(12/5/22)

  •  お友達に貸していただき、読んだら続きが待ちきれなくて結局自分でも買ってそろえてしまいました。「オノナツメ?なんかどーせホモっぽいマンガでしょ?」とか思っててすみませんでしたぁぁぁぁぁ!
     内容はもちろん、描かれる世界がほんとうに「江戸」っぽくて感動しました。(もちろん私もくわしいわけではないのですが、それでも、私程度の時代劇好きにすら、ちゃぶ台をひっくり返させるひどい江戸物が最近多くて)
     最終巻、奉行所の与力を務めるキャラクターが出勤する時、ちゃーんと中間を連れているんですよ!そういう部分をちゃんと描いても、とってつけたような違和感がないということは、この世界観が作者の中でごく自然に馴染んでいるということですよね。すごいすごい。
     食わず嫌いしていて恥ずかしかったです。

  • オノナツメさんにはまらせてくれたシリーズ。
    独特の世界で、なのに何度読んでも飽きさせない。
    その世界観は美しいわけでも汚いわけでもなく、ただ存在するだけ。
    最終巻は、特にその思いが強かったです。

    この巻だけは、わたしは主人公が政と弥一だけではないと思う。
    もちろん、他の五葉の仲間もある意味では主人公なのだけど、彼らではなく、八木さまがこの巻の裏主人公だと感じた。

    八木さまの決意。
    それなくしては、この巻を語ることはできない。
    何人もの野次馬や役人の後ろからそっと弥一を見送る八木さまに、涙が出た。

    ただただ、頭の下がる思いだ。

    弥一を五葉に戻してくれて、ありがとう、と。

  • 堂々完結。弥一の孤独がしみる。

  • 完結しました。
    いつものオノナツメ独特の表現で、ゆるゆると話がすすんで、ちゃんと着地しました。
    主人公は成長したってことでいいのかな。

  • 人と人との絆をしっかりと感じさせてくれる漫画。アニメの方も好き。

  • 怒濤の展開にハラハラしましたが爽やかで救いのあるラストでした。刀を捨てても侍然としてしゃんと背筋を伸ばしている政がかっこいい!

  • 優れた小説は行間からひしひしと伝わるものがある、と言いますが、それに似た独特の空気感を持った漫画。空気だけでなく、謎あり伏線ありどんでん返しありと展開もしっかり。魅力的なキャラクター造形もばっちり。誰が読んでもまず間違いがない。

    覚悟完了後の政がかっこよすぎる。ラストは綺麗にまとまって大満足。

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