- Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091885753
感想・レビュー・書評
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女闘牛士の物語。
同性の恋人に裏切られ自殺を試みていたチカは、死に場所を求めて「闘牛士になる」と宣言する。
食肉としての牛、人間が生きるために生き物を殺す現場でもある闘牛場で死を求める女――雄牛の血と月経の赤をマンガのモノクロの世界で思い浮かべる。
女の世界にいたチカは雄牛の、延いては男性的な世界と関わることで“生きる”ことを見つける事ができるだろうか。
スペインでも廃止の動きが強い闘牛だが、単なる屠殺現場ではないこと、その精神をわかりやすく描いている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
チカは死ぬためにこの道を選ぶわけなんだけれど、皮肉にもこの道を歩こうとするには「生きる」ということが一番大事だという事実。この先彼女はどんな道を歩いていくのか、とても気になる1冊。
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このひとは闘牛士もののBLもありましたが、今回は女性闘牛士が主人公。得意ジャンルだと思うので、こなれていて世界に入りやすい。
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Ole!
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表紙の絵がキレイだったことと、作者がBL作品出身ということで、
興味を持ちました。
まず、BLな要素はないです。
絵はとてもうまく、闘牛というテーマでスペイン人を描いてますが、とても雰囲気が出ていてよかったです。
まだ序章な感じなので、なんとも言えないですが、
もう少し精神的な描きが刺さるものがほしいなと思いました。
間はすごくうまいんですが、
心情がもう少し受け止めたい感じがしました。
なんでしょう。。。もっと複雑な心境なはずなのに、
その複雑さは描いていない気がしました。
もっと深く汚く心情を描くとぐっとよくなる気がしました。
ちょっと気持ち、キレイにしすぎかなと。。。
序章ということで期待を込めて星は4つです。 -
淡々としすぎて感情移入しにくい?というか、闘牛士になる動機が、失恋して捨てた恋人に後悔させるよう自殺するという発想が?でした。けど、闘牛士だけではない周りに色んな役割があるんだな…と再発見。
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失恋を機に闘牛士を目指すことになった少女の話第1巻。電車の中でよんでたら、不覚にも途中で涙が出た。傑作の予感。
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舞台はスペイン。女の子に振られたチカ(女)は、死のうとして飛び出した車を運転していた男の縁で、闘牛と出会い、闘牛場で死ぬために、闘牛士を目指す。今までにない題材が目新しい感じ。でもね、失恋したからそいつの目の前で死んでやろうなんて、若い子にありがちな発想ではあるよね。振った相手が死んだってその心が戻る訳でもなく、ムダ死にですよ。というわけで、主人公が立ち直り、成長していくであろう、今後の展開に期待。
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現在3巻。
チカは同性の恋人に振られて傷ついていた。
もう何もないと死ぬために闘牛士となることを決意し、パートナーだった国民的英雄だった闘牛士を亡くしたアントニオについていく。
他の闘牛士たちやそれに関わる人たちとの交流によって闘牛士として成長していく物語。