- Amazon.co.jp ・マンガ (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091885814
感想・レビュー・書評
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読み方が「つきだて」なので館シリーズではない。漫画だけどちゃんと綾辻行人!上巻だけで大満足できるが、下巻へ。
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佐々木倫子が描く殺人事件
とても新鮮
しかも原作は綾辻行人!
鉄道ミステリーに佐々木倫子らしい癖のあるキャラクターたちがうまく融合して面白い
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ボケる美人って、最高に面白いですよね。
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気鋭のミステリー作家・綾辻行人氏原作の漫画化。
好きな漫画家の一人で佐々木倫子さんが描いてるので買ったけど、なんだろう(?)不思議な感じ?
佐々木さんの飄々とした作風のため、ちょっと緊迫感のない推理サスペンスになってますが
これはこれで味があっておもしろくて気に入ってます。 -
あの「動物のお医者さん」の漫画家:佐々木倫子さんの漫画です。
推理小説的ミステリー漫画ですが、佐々木さんのほんわかタッチで生臭くはありません。
どこかズレテル菱沼さん的要素も健在で、楽しく読めました。
内容については、書きませんが(推理小説的漫画なので)、面白かったです。
ちなみに私は「テツ」では、ありません。
読み始めたら止まらないです。 -
綾辻行人原作、佐々木倫子漫画の鉄道ミステリ。
物語は、鉄道嫌いの母の影響で電車に乗った事の無い主人公・空海は両親の死後、まだ見ぬ唯一の肉親である祖父に夜行列車「幻夜」に招待される。そこに乗り合わせた乗客達は何故か全員テツ(鉄道オタク)だった。そこで殺人事件が起き、しかも死体の側には世間を賑わせている首都圏連続殺人事件の犯人が置いて行くというメッセージカードが置かれていた。
綾辻行人ですしきちんとミステリなんですが、そこに佐々木倫子節が満載されていて、かなり面白い話になっています。
何と行っても、鉄道初心者の空海と乗客のテツ達の掛け合いがかなり笑えます!車内検分を始めたはずが車内見学になっていたり(か…確信犯なのかテツ達…笑)。
上巻から登場人物達が妙に愛おし過ぎて、この中に犯人がいないといいなぁなんて思ってしまいました。 -
新本格ミステリー作家の綾辻氏が原作、「動物のお医者さん」「おたんこナース」などで知られている佐々木氏が画のコラボ漫画!
ホラー作品もある綾辻氏のミステリーと、とぼけたキャラクターの佐々木氏の漫画がどう組み合わさるんだろう・・・と、どちらのファンでもあったので興味しんしんだったのですが、それぞれの作家の持ち味がうまく一つにまとまっていると思います。
一度も電車に乗ったことの無い沖縄在住の女子高生・空海(そらみ)は、母が亡くなり天涯孤独に。
そこに弁護士が現れて、空海には北海道に金持ちの祖父がいることが判明、祖父に会うため厳寒の北海道へと旅立ち、特別豪華列車の「幻夜(げんや)」に乗ることになる。
「幻夜」には空海のほかには、男性が6名と乗務員が乗り合わせるのみ。しかも、乗客の男性は全員「テツ(鉄道オタク)」だった!
まだ見ぬ祖父への不安、初めての列車の旅、豪華列車に浮かれるテツ達に翻弄される主人公。
そして、殺人と無縁に感じられる人々の中、第一の殺人が起こってしまう・・・
上巻は、冒頭にこそ事件の始まりを思わせる記述がありますが、その後は佐々木キャラクターが暴走してあちこち好き勝手に動き回り、コメディー調です。が、終りの部分で、一転してアヤツジワールドが展開、下巻へと続きます。
下巻は本格ミステリーでありつつも、とぼけたキャラクターの味わいがなくなることはなく、陰惨な殺人事件が和らぐ?感じです。
天涯孤独の女子高生、金持ち&偏屈な祖父、豪華列車、吹雪の中の豪邸・・・とミステリファン垂涎のお膳立て。
でも、主人公はとぼけた味わいを持っていて、それを囲む他の乗客はマイペースでテツで。
そのミスマッチが、楽しいですね♪
アヤツジファンとしては、タイトルに「館」という漢字がついているだけで反応してしまうのですが、これは「館」シリーズ作品ではありません。
(月館=つきだて、と読みます・・・「やかた」ではありません)
それでもこの作品に出てくる館のインパクトは、館シリーズに劣らないものがあります。
そして、随所・・・というか全般に隈なく出てくる鉄道の知識及び設定が、とても細かく詳しい!!
私は、この漫画を読んで「テツ」のことが詳しくなったというか、分かったというか。
実は、「鉄子の旅」を出版している編集部からの刊行で、自らもテツな編集長&編集者が担当しています。
下巻には、テツ編集長の鉄道用語解説、佐々木氏のあとがき漫画、そしてわかりにくい部分に綾辻氏のあとがき文が収められています。
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夢の競演