ふたがしら (6) (IKKI COMIX)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091886866

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  • 要石だった芳が赤目の手の者にやられてしまう。重しがなくなった壱師の崩壊。

    鬼の弁蔵。
    感情の強さが行動に直結してしまう、情の深さ。もともとの身体の強さがたたって、暴力になってしまい、周囲から恐れられてしまう。
    仏の宗次。
    理性が優先して行動する冷徹な性格だけど、弁蔵と対比されるゆれ、その冷静さが親しみを呼ぶ。

    鬼と仏の評価は、ふたがしらそれぞれの本質とは逆。それに苦悶していく弁蔵と宗次。二人が、その評価を受け入れていくことを決めるのは、赤目の親分の遺言。
    タイミングはこれ以上なく間違っている。聞いたところで後戻りできるわけでもなく、やり直せるわけでもない。
    それでも、進むことをきめたのは「でっかいこと」をやるといって、赤目を飛び出た自分達への意地。と憧れの人だった辰五郎への後悔と謝罪。

    間違えてきてしまった人生を、やり続けなければならないふたがしら。どこでこうなったのか?それも遺言をきいたことで、知ってしまうという苦しみ。
    苦しいなぁ。

  • いつの間にかギクシャクし始めた弁蔵と宗次。
    それでも芳を間になんとか
    壱師のふたがしらとしてやってきた。
    芳に最後まで見届けてやると言われた矢先、
    壱師と手を切り赤目に付こうこうとした叶屋の計略に嵌り
    芳は命を落としてしまう。
    そしてその叶屋も赤目に連れて行かれる…
    赤目の所に乗り込んだ宗次は………。

    ここが仏の宗次、鬼の弁蔵の始まり。
    オノナツメさんの時代物って面白い!(b^ー°)

著者プロフィール

2003年『LA QUINTA CAMERA』 でデビュー。『さらい屋五葉』(全8巻/小学館)『リストランテ・パラディーゾ』(全4巻/太田出版)『ACCA13区監察課』(全6巻/スクウェア・エニックス)など映像化作品も多数。
「モーニング・ツー」では『Danza』(全1巻)『COPPERS』(全2巻)『つらつらわらじ』(全5巻)『ハヴ・ア・グレイト・サンデー』(全4巻)を連載。

「2023年 『ザ・ゲームスターズ(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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