- Amazon.co.jp ・マンガ (131ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091892379
作品紹介・あらすじ
話題沸騰!幼なじみのお姉さんヒロイン
『富士山さんは思春期』のオジロマコトが描く年上の幼馴染み・知恩さんは、愛情いっぱい、あっけらかんと自然体の働き者で、でもとーーっても無防備で…?
源の高校入学でひろがる世界、ライバル(!?)も現れて…
美しい五月雨に彩られながら、お寺暮らしはさらに、ほっこり&キュン!
自然体すぎる猫たちもますますわんさか大活躍~!
【編集担当からのおすすめ情報】
第1集が発売すぐ大増刷、「最高、恋するわ」「ムチムチとモフモフの天国だ」「富士山さんロスだったけど知恩さんがいました」「作品世界が好きすぎて何度も繰り返し読んだ」などなど大反響。
猫好きもうなる自然体すぎる猫たちも(ヘタレな犬も!)必見です。
一瞬のきらめきのような思春期を描ききったオジロ先生の新たな世界は、きっと心を癒してくれます。ぜひ!
感想・レビュー・書評
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高校の入学式で源に訪れる新たな出会い。そこには強力なライバルも登場か?!学校とお寺での田舎暮らしは静かに美しく過ぎていく。知恩さんの「いってらっしゃい」の破壊力たるや可愛すぎる。
「知足知恩」の言葉も印象深い。知足は“足るを知る”。人と比べて不平不満を持たないように。知恩は“恩を知る”。報いたり返したりすることも大事だけど、恵まれていることを感じる心が一番大切。このマンガはまさに生活にあふれる当たり前を「知恩」として描いてくれる作品だと感じる。
源と知恩、再会した幼馴染でありつつ、成長した二人はもう子どもではない。あっけらかんと自然体な知恩さんの無邪気な表情が愛らしい。そこへ不意に襲う照れやいたずらな表情も素敵だよね。こんな幼馴染のお姉さんが欲しかった。あと、ぼた餅と柏餅が食べたい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2刷 帯
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おっと、ぼちぼち恋愛方面のフラグが立ち始めたかな!?
『富士山さんは思春期』のときもそうでしたけど、
オジロさんの描く女性は無防備なエロティックさがあって、
これがまた野郎どもを幻惑するんですよねぇ(^^;。
12歳の年齢差か〜、どうなっていくんだろうなぁ。
同世代の昼間のポジションも気になる。そして担任のイケメンは鬱陶しい(笑)。 -
とびっきり面白い訳じゃない
でも、癒し成分が、スルッと自然に心の中に沁み込んできてくれる
『富士山さんは思春期』を読んだ際も感じたが、オジロ先生は、何でもない、けど、特別な感じがある日常風景を描くのが上手い
毎日をちゃんと生きているんだろうな。日々の中で感じる、ちょっとした驚きや感動、トキメキを掌から溢さず、漫画を作るパーツにしようって心がけている人でなきゃ、こんな「ほのぼの」した日常漫画は描けまい
日常コメディ感の方が、まだまだ強いけど、ふとした刹那に、源と知恩さんの間に甘い雰囲気が穏やかに漂うので、読み手はさりげなく惹きつけられる
男の子の憧れシチュが、ちょいちょい出てくるトコも、オジロ先生、やってくれるなあ、と感心する。73pなんか、特に源の嬉しさ半分気まずさ半分の戸惑いに共感できる
こういう、計算じゃない隙を持っているヒロインは強く印象に残るよなぁ
また、源の学校生活に於ける青春ドラマにも手抜きがない
新たな学業の場で、新たな友人を得た源。そんな彼が入部したのは、ある意味、寺と繋がりが強いと言ってもいい剣道部。剣の道と向き合う事で、己の心も研ぎ澄まし、知恩さんへのキモチをより強めていってほしいもんだ
今後、源が成長していく事で、知恩さんが彼に男の子ではなく、男を感じる事で、関係性にどんな変化が生じるのか、そこも楽しみだ
実際、源は伸びしろがあると思う。上手く言えないが、芯のある少年だ、と思う。その芯は、ちょっとしたショックで曲がっちゃうけど、同じようにちょっとした嬉しいハプニングで立ち直り、より強靭になっていく
どの回も、ほっこりできるコト間違いなしだが、私的に、この(2)でオススメしたいのは、第17話「布団と押し入れの知恩さん」だ。源が知恩さんをおんぶするトコも魅力だが、何より、二人が手を繋ぐことで、互いの存在を感じあい、安心感を得るってトコが好い。また、源のまだまだ、おぼろげで頼りないけど、男らしさを感じる意志表明のコトバ、「・・・俺、もう、子どもじゃないからね」にもグッと来た
この台詞を引用に選んだのは、上にも記したセリフと同じくらい、心に来たからだ。人間、やっぱ、誰かに必要にされたいもの。知恩さんの為に頑張ろうと決める源、青春してるなあ