最果てにサーカス 3 (ビッグコミックススペシャル)

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著者 : 月子
  • 小学館 (2016年10月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091892836

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最果てにサーカス 3 (ビッグコミックススペシャル)の感想・レビュー・書評

  • 文士を本人とはかけ離れた姿形、人格で描かれるコミックにはもう辟易していた。
    勿論彼等は生身の人間であり尚、私にとっては神様である。
    文学史や文壇四方山話なんかは、毎度神々の戯れの様、古事記の様に読んでいる傾向があった。
    そんな訳で、自分にとっての神々を無理矢理、人の形をした妄想の道具に貶められるのは御免だ。

    だがそう言った面で本作は、本人と乖離した物語、全くのフィクションとして楽しむ事が出来る。
    それはやたらめったらラメを塗りたくる様に、彼等をきらきらと輝かせる所業が見受けられないからである。
    そして中原中也、小林秀雄等の繰り広げた愛憎劇が、実際に崇高なストーリー性を持つからだ。

    目次ページに、「※本作は実在の人物を題材としたフィクションです」とある。
    ここから彼等の人生は学べないが、作中に引かれる作品の素晴らしさに、はっとさせられる事はあると思う。
    現に文学に親しむ前から中也に親しんでいた私も、また新鮮な視点で詩を読む事が出来た。

    ラストシーンはどう転んだって褒められないが…。

    <Impressive Sentences>
    私は私自身を救助しよう

  • 今すぐに、もう一度読みたい。中也の心を、泰子の心をもっと深く探りたい。

  • 文学者の小林秀雄と中原中也。
    実在する二人の関係を軸にした物語。

    ストーリーに組み込まれ引用される中也の詩と、作者の美しい絵に引き込まれる。これはすごい。
    また中也のカリスマ性や憎めないキャラクターも読む側を引き込む。

    2人は泰子という女性を巡ってお互いに対立しながらも、でも文学を極めんとする「同志」として共にあり続ける。互いを意識し、傷つけ合いながら高め合おうとする。なんという業深く、そして楔のように痛ましくも強い関係だろう。それに圧倒された。

    作中の中也の言葉が印象的だ。

    ''僕たちは生きている限り、
    お互いをどこまでも傷つけ合って、
    とことん地獄まで堕ちて掴むんだ―――
    文学の''何か''を。''

    第一部終幕ということだけど続きはやってくれないのかしら。すごく読みたい!

  • こういう終わりかぁ~。もう少し続くと思った。が、中也の詩は、すごくいい。言葉もリズムも。

  • (リリース:茂樹さん)
    3巻で連載打ち切りの面白マンガ。

  • 第一部完!!
    続きが描かれるー、可能性は低そうね。。月子さんのコメント的にも次は史実で、ということか…………。

    実際とても興味を持ったし、ちゃんと読んでみよう。

  • 富永の死。泰子が小林の元へ行き中也、小林、泰子の奇妙な関係が始まり、中也と小林のそれぞれの文学に変化が……と、いい所で第一部完。最終話が中途半端。続きが気になる。最後まで完結して欲しいと思ってしまう。今の出版社で続きが無理だった場合、この続きをどこかの出版社がだしてくれないかなぁ、と欲をかいてしまいます。

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最果てにサーカス 3 (ビッグコミックススペシャル)の作品紹介

中也と秀雄の文壇青春愛憎劇、第一部完結。

文学においてはけっして敵わないと思う
同志であり、親友である中原中也に対して
抑えきれない嫉妬の炎を感じてしまう小林秀雄。

その一方、中也の恋人・長谷川泰子への
恋情をおさえきれずに「俺と一緒に暮らしてくれませんか」
という禁断の言葉を口にする秀雄。

彼の言葉を受け入れた泰子は中也のもとを離れて、
秀雄とともに同棲することとなるが、
それこそが奇妙でいびつな三角関係の始まりだった…

事実を基にフィクションを交えて描き出す
『彼女とカメラと彼女の季節』月子氏の紡ぐ文学者達の
青く瑞々しく痛切な青春、第一部完結第3集!

【編集担当からのおすすめ情報】
第3集で第一部完結となりますが、中也、秀雄、泰子の三角関係が次第に極まっていく様は、著者・月子氏にしか描けない繊細で叙情的な描写がたっぷり詰まっています。この作品でしか味わえない中也、秀雄という文学者のリアルな息吹をぜひ感じ取って欲しいです!

最果てにサーカス 3 (ビッグコミックススペシャル)はこんなマンガです

最果てにサーカス 3 (ビッグコミックススペシャル)のKindle版

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