響~小説家になる方法~ (6) (BIG COMIC SUPERIOR)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 575
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091894908

作品紹介・あらすじ

芥川・直木 同時受賞!響の次なる道は!?

わずか15歳で、史上初の芥川賞・直木賞の同時受賞をなしとげた響。

一躍時代の寵児となった彼女をまず待ち受けてい受賞記者会見で、大暴れ。

過熱する一方の世間の中、彼女は高校2年生に!



【編集担当からのおすすめ情報】
「マンガ大賞2017」大賞受賞!
『このマンガがすごい!2016』(宝島社)オトコ編 第8位!
既刊も続々大重版......!

止まらない勢いで注目を集める本作、
主人公・響の、ストレートな、だからこそ先の読めない生き様に中毒者続出!
新章開始ともいえる待望の最新集です!!

感想・レビュー・書評

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  • 遂に(やっと?)響の両親も響の快進撃を知る事に…(^^;)しかし両親もただ者ではないな(゜゜;)そして響達は二年生になり、文芸部に新入部員が(*^-^*)しばらくは落ち着くかと思ったけれど、今度はラノベで(゚A゚;)!?

  • 6巻をまとめ読み。1人の天才に、偶然にもいろんなタイプの才能ある人たちが集まるという展開は、いわゆる昨今のジュブナイル小説の「流行り」のようだ。

    その辺りからして、この作品自体は純文学作家を扱っているのだが、純文学から離れているのは明らかではある。問題の「響の作品」はどんな内容だったのか。おそらく結果的に一切文体などは見せないだろうし、粗筋は見せるにしても小説の全体像は見せない(見せたらその時点で響のカリスマ性はなくなる)だろう。読み始め、私は少し不安になった。響きは最初から天才小説家であって、響の「小説家になる方法」の話ではないと思ったからである。ただ最後の巻を読んだあと次が読みたくて仕方なくなった。久しぶりの感覚である。これは響の周りの人々の小説家になるまでの話なのだ。八月までが待ち遠しい

    マンガ大賞受賞作を珍しく受賞月に読んだ。まるきりノーマークだった。いろんな実在作家の名前が出てくるけど、漫画として登場する人たちには、きちんと創られたキャラを作っている。もっとも、祖父江秋人はまるきり村上春樹をモデルにしているし、前回芥川賞をとったミュージシャンは当然又吉をモデルにしている。作者なりに一生懸命取材しているのだろうな、と思った。柳本氏の編集者がどの辺りまで関わっているのか、ちょっと気になる。

    一巻冒頭。ずっと右肩下がりの文芸畑の編集者が、「文芸だけじゃなく世界の価値観を変えるような新人が現れて欲しい」と思う呟きは、おそらくこの作者のこの作品を描き始めた「初心」なのだと思うが、どう考えてもこの作品からそういうものは出てきそうには無い。そもそも作品そのものを提示できないのだから、それは無理なのだ。響の作品は、15歳で芥川賞直木賞ダブル受賞で、なおかつ記者会見での突飛な行動で160万部という驚異的な売り上げを記録するが、それはいかにも漫画的な創作であり、あまり変な方向まで行かないで欲しいなと、おじさんとしては切に思う。

    2017年4月23日読了

  • コーヒーブレイク本。

    進級し二年生となり後輩を持つことになる女子高生天才作家となった響と彼女に振り回される文芸界を描いたComic第6巻(2017/04発行)。

    高校二年生になっても変わらぬ響のバイタリティが凄いです。
    だんだんと展開が面白くなってきた第6巻です。

  • 芥川賞、直木賞をダブル受賞し、今巻ではライトノベルの世界でもその実力を示す響。
    響の作品を読んでも何も感じない、という立場のひとがまだ出てきていないけれど、今後はどういう評価に晒されるのだろうか。

  • 天才の話は好きだ。そして天才にも色々ある。

    周りのもの皆焼き尽くすような容赦のない才能というのは見ていて爽快で、そしてとても寂しい。
    響の「天才」像は、ああきっとこの子の才能は類い稀なものでピカイチの本物で、多くの人を巻き込んでそして誰も幸せにしないんだろうな、みたいな暗い予感がひたひたと、ある。

    純文学の彗星、であるならそうだよなぁ…なんてわかったようなわからないような納得をしてみたり。

    響を見てる時の気持ちってなんかこう…ジョブズの話を見てる時と同じような気持ちになる。
    間違いなくカリスマなんだろうけど、近くにいたら絶対ヤダなこいつ、っていう気持ち。

    個人的に暴力を抑制出来ない人間にどうしても信用がおけないので、ああいう「常識外れ」な行動を「天才だから」で済ますのは納得がいかず毎回「ンンンン…!」という気持ちが湧き上がり、そこら辺がどうしても面白いと思う気持ちにブレーキをかけてしまった。

    「作品」が面白ければその作者がどんなろくでなしのクズでも別に構わない。
    作者と作品は切っても切れない関係ではあるだろうけど、作者の人となりを知ることが作品を楽しむ一助となるかというと私はあんまり関係ないと思う方だ。作品に惚れたら作者も素敵だった、ということはあるかもしれない(実際、結構そうだ)。でも作品を楽しむ時にはそこは分けて考えたい方だ。
    特に純文学は。自分の好きな純文作家がどんな人かなんて実は全然知りたくない。


    だからなのかもしれない。
    怪物のような傑作『お伽の庭』は絶対に読めない。
    私が知ることが出来るのはその作者のことだけで、答え合わせをすることもできない。

    私にとってそれは結構なストレスなのだな。
    そこらへんのモヤモヤがずっと気になりながら読んでいた。
    気になるから、きっと最後まで読んじゃうと思う。
    響はだって、中々に魅力的な人物なのだ。小説家じゃなかったらもっと楽しく読んでたかも。でも小説家じゃなかったら、ここまでひっかからなかったのかも。
    自分にとっての「ひっかかり」のある作品というのはとてもありがたいものだ。
    私には最後まで読んで知りたいことがある。

  • 面白い。予想外の展開。
    が、なんだかうーん、なんだか気持ち良くないなぁ。
    やはり1巻の感想から指摘しているように、響の小説の「面白さ」が読者に直接伝わらないので、実態のないまま小説家の姿だけが描かれている感じ。
    花代子という外部要因によって、響は縁のなかったライトノベル・サブカルの世界へ関わることとなる。
    純文学から舞台を移したら、この響という少女はどんな振る舞いをするのか、という話になるのかな。
    うーん、響の奇天烈さは目を引くんだけど、小説の面白さ(響の能力)が空洞のままそういう枝葉の話をされても……という気持ちがぬぐえない。
    面白くはあるんだけど……。

  • チートが無意味に通じない敵の存在意義ってどうなんだろ

  • なんかこれ読んでると、胃が痛くなるんですけど

  • 友達が勝手に応募して…がツボでした。
    面白いなぁ、これ

  • 電車を止めて「私は死なないわよ」
    ドラマのパロディかとも思ったが、格好いい。
    そして響は高校2年生になり、1年前と同じような事件を起こしていく。

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