シュトヘル (14) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 小学館 (2017年5月12日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091895745
作品紹介・あらすじ
西夏文字存亡を懸けた戦い、ついに完結!!
西夏文字を守るべく、モンゴルへと入ったユルールは、モンゴルの皇子・トルイからシュトヘルの首級と玉音同の残り半分を持ってくるように命じられてしまう。そしてそんな中、ついにシュトヘルと再会を果たした。
翌日、モンゴル軍は都江堰に追い込んだ西夏の残党とシュトヘルを殲滅すべく、砲撃を開始。そんな中、ユルールは約束通り、朽ち果てた人の首と、
玉音同をモンゴル軍に持ち帰ってきたのだが…!?
“文字”を守るべく戦った、彼らの運命は…そして、歴史の波に揉まれながらも、必死に生き抜いた人々の姿を描く、
大人気ヒストリカル・ロマン、ついに終幕!!
【編集担当からのおすすめ情報】
2009年の第1集発売から、8年…多くの読者を魅了し続けた歴史ロマンがついに完結!!
西夏文字を守ることに全てを懸けたユルールと、シュトヘルの友情と愛。そして、歴史という波に翻弄されながら、それぞれの戦いを生き抜いた者たちの行く末は…!?涙を禁じ得ない感動のフィナーレを、是非ご覧下さい!!
感想・レビュー・書評
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1〜14巻
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素晴らしい この作品に出会えて幸運
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隠れた名作。
文字を辿る人とのつながり。 -
中盤までかっちり行き過ぎていたせいもあり、終盤はやや作者の手が透けて見えるようなドタバタ具合だったがさすがの伊藤悠は地力が違う。未来と過去の往還がエモーションだけで処理される結末も、なんだか清々しくうつり、欠点と思えず。ただ巻末のノリはかなり苦手なたぐいでした。
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敵と味方がくるくる入れ替わって、目が回っているうちにいつの間にか終了してしまった感じ。
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面白かったけど、ちと哲学的で難しかったなあ。
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随分と長いつきあいでした。スゴい作品だとずーっと僕は思っていました。受賞作なわけですしね。第一巻のつかみはよかったですね。その時点で他とは違うよなとこの作品はなんか違うと。大作の予感が既にありました。読者としては、気まぐれな打ち切りという恐怖ともヒヤヒヤしていたものです。
それでも自分自身が生きているうちにこういう作品に出会えて良かった。しかも終局まで見る事が出来てなおいっそう嬉しいです。
忘れがちな前巻と併せて読む方が収まりがいい感じです。「愛」のクライマックスは前巻ですし、今巻は「闘い」のアクションのクライマックスだと思います。
幕引きというものはどうしてもなんていうか文字読んで絵も読みこんで万感の思いでこころの奥底で引き継いで行きたいものです。そういう作品であって欲しい。むかし、子供の頃映画館エンドロールを最後まで姿勢ただして見ていたものですが、その分記憶に残ったように記憶しています。
その意味で自分の心に残るはずの名作品だと思います。有難う御座いました。伊藤先生。そしてご苦労様でした。
伊藤悠先生の手になる「皇国」から購入して集めています。最近はどんどんメジャーな存在として大きな舞台の御活躍を期待して正座してお待ちしております。