夢みる頃をすぎても〔小学館文庫〕 (1) (小学館文庫 よA 8)

著者 :
  • 小学館 (1995年6月17日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091910080

作品紹介・あらすじ

十代の楽園を描く吉田秋生青春コレクション

進学校をドロップ・アウト、転校先の三流校には風変わりな幼馴染みと個性あふれる友との出会いが待っていた。失恋、友情、初体験……。楽園のまん中から外の世界へ歩き出す10代の終りの微妙な季節を描いた黄菜子・恭一シリーズをはじめ、高校野球少年の熱血「最後の夏」など、太陽がまぶしい生成堂々の青春期全8篇。

感想・レビュー・書評

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  • 杉本さんの『Birthday』と同じ感触の吉田秋生さん『ジュリエットの海』も凄く好き…最近はハッピーエンドが基本なBLだが、この頃は(同性愛と言う手前)結ばれない気持ちをこうやって昇華していた、と言う作品が結構あった。片一方が死ぬ事でその感情を永遠に「閉じ込める」と言うような…。最近は性的な発情を合図みたいな言葉で出してしまうが、この作品ではなんでそうなるのか本人にも解らないままに哲郎が透に対して「欲情してしまった」と言っている。

  • 差し延べられた手のあまりの細さに驚いてしまう。

  • 受験ノイローゼで進学校をドロップアウトした猿渡基が転校先でお気楽に生きる奇人たちに出会う。

    言うまでもないことだが、吉田秋生さんは青年期の内面描写が上手い。本当に達者。
    特にこのマンガだとポエムめいた独白が素敵。
    もうね、横恋慕の痛みとかね、きますよ。きちゃいますよ。本当、相手の恋人が嫌な奴なわけでもないから憎むわけにもいかないしね。どないせ言うねんてね。

    …あ、いや、ちょっと昔のこと思い出しただけっす。ちょっと酒飲みたくなっちゃっただけっす。

    そういえば、ラリー・カールトンを知ったのはこのマンガだったなぁ。

  • 2022/5/19購入
    2022/5/29読了

  • 日本に生まれてよかったとさえ思えてくるくらいすばらしい

  • 吉田秋生のマンガを読むと、馬鹿みたいな感想だが日本のマンガ文化って偉大だなあと単純に思わされます。ここにはとても大切なことが描いてある。いつも。

  • どこがいいのか説明するのは難しいけど好き。まず題名が素敵。

  • 昔を思い出して泣いてください

  • 鎌倉などを舞台とした作品です。

  • ジュリエットの海が好きです。吉田さんは短編も長編も巧い。

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著者プロフィール

同姓同名あり。

1. 吉田秋生 (よしだ あきみ)
1956年、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。武蔵野美術大学卒業。1977年「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。1983年、「河よりも長くゆるやかに」及び「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を、2001年に「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞をそれぞれ受賞。その他代表作に、「BANANA FISH」。
代表作のメディア化が多く、「吉祥天女」は2006年TVドラマ化、2007年に映画化された。「海街diary」は2015年に映画化されている。2018年には「BANANA FISH」がTVアニメ化された。

2.吉田 秋生(よしだ あきお)
1951年生まれのテレビドラマ演出家。学習院大学法学部卒業。

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