11人いる! (小学館文庫)

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著者 : 萩尾望都
  • 小学館 (1994年12月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091910110

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11人いる! (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 宇宙大学の試験に臨む10人の学生。しかしいざ始まってみたら11人いることに気付き、疑心暗鬼になる。

    シリアスなサバイバルを描いているのに、フロルがいることで場が和み、ギャグ要素が程よく混じることで読み易くもなっています。
    ギャグは表現とかが昭和っぽいな〜とは思いますが、絵が美しいし話も面白いので全然問題ないと感じるところがすごい。

    続編も載っているが、やはりフロルが女性に分化してからの話も読んでみたいなぁと思いました。

    子供の頃に母の本棚で単行本を見つけて読み、実家を出てから自分で買い数年に一度の割合で読んでいますが、何度読んでも新鮮に感じるところがあって、変わらずに楽しめます。
    すごく好きな作品です。

  • 萩尾望都6作品目、その中では最も気楽に頭を使わず読めた。前半は10人のハズが11人いる!と言う謎解き話、後半は同メンバーの続編で国々のイザコザの中をタダとフロルが命懸けハネムーンをカマス。フロルのキャラのおかげで漫画の雰囲気が珍しく明るい、笑。

  • 偶然とあるビレバンで見かけ、母が昔読んで面白かったと話していたのを思い出して購入しました。

    今の漫画ってある意味確立された枠組みがありますが、対してこの作品は随分実験的に感じました。新しい事を何のしがらみもなくやってやった!という。

    現代っ子が読んでも文句なく面白かったです。

  • 恥ずかしながら萩尾望都先生の作品を未だに読んだことがなかったので読ませて頂きました。
    閉鎖された空間の中でお互いがお互いを疑い疑心暗鬼に満ちた。
    空間でのストーリーの展開力がすごいなと感じました。
    そして、続編も含めてSF的展開が素晴らしく面白かったです。
    それに加え、少女漫画らしいタダとフロルの恋愛も良かったです。

  • 宇宙大学入学をかけた最終試験。10人一組のはずが1人多い。閉ざされた宇宙空間と爆発物の仕掛けられた試験会場である宇宙船の中で11人の53日間にも及ぶ共同生活がはじまった。
    さまざまな星から集まった受験生ということがあり、鱗に肌が覆われていたり、王様だったり、両生体だったりと個性的。
    2度の爆発によるタンクの故障、軌道から外れた宇宙船、船内気温の上昇による伝染病と古典的かつ、正統派SF作品に仕上がっている。

    続編は大学入学後のタダとフロルのカップルメインと見せかけて試験で同じグループだった王様のマヤ王。
    王という地位を賭けた陰謀にはめられ逃亡の身となったマヤ王と彼を守るタダとフロル。宇宙規模の逃亡劇と少女漫画家らしくちょっとの恋愛は怒濤の勢いで展開されすこしついて行けなかったが、帯にある不朽の名作という謳い文句に嘘はなかった。

  • 主人公のタダトス・レーンは、宇宙大学への入学をめざす少年です。最終試験は10人で一組のチームを組んで宇宙船白号に乗り込み、互いに協力し合って53日間を過ごすことが求められます。ところが、タダのチームのメンバーが11人いることが明らかになります。誰が、いったい何の目的で、最終試験にもぐり込んだのか、メンバーたちの間に疑心暗鬼が芽生え、追い討ちをかけるようにさまざまな事件が生じていきます。事件が進展するに連れて、タダが幼少期に、この宇宙船白号に関わっていたことが明らかになっていきます。

    タダは「11人目」ではないかという疑いをかけられながらも、フロルベリチェリ・フロルというメンバーと交流を深めます。フロルは、両性が未分化の状態で生まれる「メニール」という種族で、この試験に合格すれば男性になることが許されることになっていました。しかし、タダといっしょに過ごすうちに、フロルは女性を選びタダと婚約してもよいと考えるようになります。

    「続・11人いる!―東の地平 西の地平」は、宇宙大学に入学後のタダとフロルの冒険を描きます。最終テストでいっしょになった、アリストカ・レという星の王であるバセスカに招待されて、タダとフロルは彼の星へ行くことになります。ところが、隣国へ攻め込むことを主張する大臣のバパがクーデタを起こし、タダとフロルはバセスカとともに反逆者の汚名を着せられることになります。

    学校の授業でアニメ版を見たことがあったので、懐かしくなりました。

  • 図書館の寄贈漫画。上司から漫画雑誌の切り抜きで一部もらったことがあったんだけど、最後まで読んだことがなかった漫画。SF好きにはぐっと来るガチSF。

  • 1話目の「11人いる!」は昔読んでものすごく印象に残っていたのだけど、あれ?続編…まさか続編があったとは。
    というわけで、とても新鮮な気持ちで読み終えました。
    中島らもの解説にあった男子校事情が衝撃的。

  • 面白かった!!萩尾望都さんのSFの中で1番好きかも!

  • 原作も好きなのにこんなにアニメの方がいいと思った作品は初めてだった。なんだろう、削ぎ落とし方が上手い(アニメの構成も萩尾さんだった。それが良いのか、それとも別の方の脚本が良いのか)/色彩の力を感じる。舞台が宇宙だから、閉鎖された空間での話といえども、色彩がきれいな方が良いと思う。原作はコマの動きが細かくて、話が良いのに集中しにくかった。
     以下主にアニメから思うこと。
    フロルとタダが原作よりもクローズアップされているが単なる恋愛物ではない。
    *(性別に限らず)未分化とは何なのか。11人目(つまり本来或る組織にとって余分とされるであろうもの)に拘る中で、何が見えてくるのか。
    *タダのテレパス能力とフロルの強情さ(※)から、人の気持ちを汲むということがいかに傲慢であるか、でも人は「汲まれる」ことを周りに要求しつつ、理解されきってしまうのにも嫌悪感を抱くということについて考えさせられた。
    (色々あって気が張りつめていて、『11人いる!』原作読んでその上80年代制作のアニメ映画まで観てしまったわけで、その感想。アニメは、原作の筋を大きく変えていないものの細かいシーンの順番が入れ替わってよくまとまっていた。カンガが皆の方向を一つにする為に「11人目だ」と嘘を言うのに王様だけが気づくシーン短いが印象深い、これはアニメのみ。)

    ※強くなり優位な立場に立つこと、自由になるために男になること。それは他人からみれば可愛らしいが、本人には切実である。だから強情になる

  • 萩尾望都の11人いる!を読みなおしました。
    この本は20年以上前に気に入っていた本ですが、古本屋で見かけたら、 正編、続編のほかにショートショートが7編そして中島らもの解説までついていたのでつい買ってしまいました。 昔これを実写でTVドラマ化されたときに出演者が色とりどりのかつらをかぶっていたため幻滅したことを思い出しました。

  • 以前舞台版を見ていて、すごく面白かったのでいつか原作読みたいなと思っていたもののなかなか機会に恵まれず、昨日偶然見つけたので衝動買いしてきました。先に舞台見てて大体のネタが分かった状態で読んだので、面白かったのは面白かったのですが、ああこんな話だったという感想が強かったです。先に漫画読んでから舞台見たかったかもしれません。逆に舞台で見ていない続編の方がインパクトがありました。というか4世……!

  • いつまでも色褪せないSF名作。

    フロルは天使なんだわ。

  • 表題作は100ページ強とは思えない異常な密度。11人目は誰か?というミステリーかと思って読み出すと、フロルの秘密、タダの過去が明かされどんどん大風呂敷を広げておきながら急速に畳んで結局ラブコメに落とし込む展開が贅沢すぎる。
    すべてはフロルの可愛さのためにあったのだ…

  • 自分はこれまで少女漫画というものをほとんど読んでこなかったけれど、本作を読んで「濃さ」に圧倒された。萩尾望都だからこそかもしれないけれど、一概にはいえないが男性向けコミックがふと、ものすごくセンチメンタルで未成熟な世界に思えた。

  • タダとフロルが…可愛い!
    「未来へ!」っていう終わり方も好き。
    少年たちは人生のなかの、思春期という、まだ自分の夢へ踏み出す前の貴重な時間の一時を共に過ごした。テスト後彼らが行く道はそれぞれ異なるけれど、絆は変わらない…素敵だと思う

  • 面白かった。SFめいた作品はやっぱり好き。あの二人、ちゃんと結婚するんだろうか?

  • すばらしい。続は東西分裂のメタファーともとれる。萩尾望都はとても頭がいいなあと思った

  • 少女漫画みたいな絵のSF。
    知らずに借りたけど、意外に面白かった。

  • 言わずと知れたSFの名作。キャラがみんな愛らしい。

  • 宇宙大学受験のため様々な星から集まった受験生。最終試験として宇宙船に乗り込むのですが、10人のはずのメンバーが何故か11人いることに気づきます。果たして誰が11人目で、その目的は一体何なのか…というお話です。

    独創的なSF世界の作り込みが素晴らしいですし、キャラ立ちもしっかりしています。誰でも犯人になりうる構成なので犯人当てとしてはやや不満が残りますが、閉鎖空間での心理的な掛け引きはサスペンスフルでとても面白いです。極めて完成度の高い作品だと思います。

  • フロルベリチェリ・フロルのかわいさ宇宙一

  • 懐かしさと当時の思いふつふつ。
    久しぶりにフロルに会って、「ヨッ!」なんてハイタッチした気分。
    いくつか似たシチュエーションのものを読んだり観たりしたけれど、私の中ではこの作品が一番最初。
    ぜひ読み返したいと思っていた1冊。
    タイトルもこれ以上ないくらいズバリで秀逸。

    もし、萩尾作品のSFにこ難しいイメージを持たれている方がいるとしたら、これならいかがでせうか。

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