スター・レッド (1) (小学館文庫 はA 2)

著者 :
  • 小学館 (1995年4月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (533ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091910127

感想・レビュー・書評

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  • 読み返すたびに圧倒される。思えば火星ものには惹かれてたくさん読んできた。『火星のプリンセス』から『火星の人』まで。多くの作品で描かれる「失われた火星」への郷愁が、故郷や子供時代を偲ぶ気持ちに重なるのかな。それでいうと、この作品はあまりにもそれに満ち満ちていて、つらいくらいだ。
    ところで『レッド・マーズ』の続編はいつ出るねん。10年以上待っとるけど、ていうか、出るんかい。

  • 故郷を求めるもその背景や未来に待ち受ける崩壊を知る星(セイ)。
    面白いと思ったのは地球人と火星人という対立だけでなく異星人のエルグやゼスヌセル人を物語に盛り込んだこと。超能力の発展そして崩壊の未来により深みが出た。
    エルグの何千年もの孤独を思うと切ない。星とエルグのシーンには惹きつけられるものが多い。それはやはりエルグが初めて見つけた心の故郷だからだろうか。「存在して(略)きみに出会った」という台詞は彼のこれまでを思うと本当に沁みる。

  • かれこれ何十年前だろうか
    モトちゃんのSFが好き

  • 超能力をこういう風に扱う作品を、私は見たことがない。
    圧倒的な力。進化の力。特別な力。畏怖すべき力。こういうのがよくある扱いだと思う。
    畏怖すべき力、という点ではこの作品もそういう扱いをしているが、「何に畏怖しているか」が異なる。この作品において、畏怖している先・・・これは萩尾望都ならではの着眼点だと感じる。

  • 図書館の寄贈漫画。萩尾SFが好きだ、と再確認。

  • これが日本のスターウォーズや!!!なんて

    エルグ…

  • 萩尾作品で個人的ナンバーワン

  • 文句なしに面白い。30年以上前に初めて読んだ時は、ラストに物足りなさを覚えたが、今回読み直して納得できた。

  • 久しぶりに萩尾望都作品を手に取りました。
    懐かしい感じと、まったく古くならない素晴らしさ。
    やっぱりこの人は天才だなと感じました。
    最初に読んだ時から三十年以上の時がたちましたが、
    ポーの一族、また読んでみようかなぁ。

  • 星の白髪、赤い目の描写に心を奪われて、読み始めました。
    でも、ESPが人間の退化だというのはすごくびっくりな解釈と思って、考えさせられました。

    なんと言っても、エルグが切なくて、切なくて…。同時にとても、とても、美しくて。。。
    最後の星を想いながら角を砕くところは、本当に、本当に、泣けてきてしまいます。
    星!はやく成長して、エルグを迎えに行ってあげて~!(´;ω;`)わーん!!!

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著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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