11月のギムナジウム (小学館文庫)

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著者 : 萩尾望都
  • 小学館 (1995年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091910158

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11月のギムナジウム (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • セーラ・ヒルの聖夜がかわいくてすきです

  • 『トーマの心臓』関連の話を網羅しようと思ってこちらも読みました。
    トーマの心臓の別バージョンともいえる表題作『11月のギムナジウム』をはじめ、いろんなテイストの短編が収録。
    『もうひとつの恋』は、双子の姉弟が出てくる話。結婚を翌日に控えた姉が事故で亡くなり、そっくりな顔の弟に乗り移って式を決行しようとする。死神なんかも出て来て、ややコミカルな感じ。すっきりハッピーエンドで良かったです。
    『かわいそうなママ』は後味の悪さが印象に残る。『白き森 白き少年の笛』は割とオーソドックスなホラー。

  • 表題作は『トーマの心臓』の原型になった作品を含む初期短編集。時代背景や当時の少女漫画の傾向もあるのだろうけど死別や養子になってるパターンが多い……

  • 初期短編7作を収録しています。

    「11月のギムナジウム」は、『トーマの心臓』の別一つのヴァージョンというべきストーリーで、ヒュールリンのギムナジウムに、トーマ・シューベルとそっくりのエーリク・ニーリッツという少年が転入してくる話です。生き別れになったきょうだいという、著者が繰り返し描くテーマに沿って構成されており、『トーマの心臓』に比べると登場人物たちの心情の描写が若干粗い印象もありますが、短編らしくぴりっとまとまった作品です。

    「秋の旅」は、ヨハン・シェスターという少年が、両親の離婚によって離れ離れになってしまった父親のモリッツ・クラインの家を訪ねる話。「塔のある家」は、マチルダという少女が、塔のある家でフォーラ、ビビ、デデという3人の妖精に出会う話。

    「もうひとつの恋」は、本書の中ではもっともコミカルなストーリーです。明日結婚式をあげるはずのジョゼフィン・ニースは、交通事故で死んでしまいます。しかし、どうしても結婚式に出たいという思いを断ち切れない彼女は、弟のジョンバインの身体に入り込み、結婚式を強行しますが、やがてジョンバインが意識を取り戻し、大騒動となってしまいます。

    「かわいそうなママ」は、別れてしまったかつての恋人のことを思い続けていたエスタ・ボストンが死亡し、報せを受けて恋人だったマーティン・シーフレイクが訪ねてきます。そこで彼は、エスタの息子のティモシーから、エスタがどんな毎日を送っていたのかを聞かされることになります。

    「白き森白木少年の笛」は、11年前に森の中の井戸に落ちて命を落としたエドワード・フォスターという少年の幽霊が、マリアという少女の前に現われる話です。「セーラ・ヒルの聖夜」は、幼い頃に互いに離れ離れになって育ったキャロン・ダーリングとクリス・ライバーの双子のきょうだいが、セーラ・ヒルで再会する話です。

    いずれも短編なので、ストーリーの展開の中で登場人物の心が揺れ動いていくというよりも、初めからキャラクターが設定されているという印象はありますが、それだけにかえって著者の描こうとしているテーマが明確になっているように感じました。

  • かわいそうなママが良い。

  • 双子が多い。
    妖精の話とかハッピーエンドのもあってほっこりした。

  • このオスカーは、ちょっとやだなぁ(笑)

    「塔のある家」がお気に入り。童謡みたい。

  • 「トーマの心臓」の出発点はここから。まったく別の話だけれど、読み比べてみると面白い。

    ※収録作品
    「11月のギムナジウム」「秋の旅」「塔のある家」「もうひとつの恋」「かわいそうなママ」「白き森白き少年の笛」「セーラ・ヒルの聖夜」

  • 本当寄宿学校大好き。

  • 「秋の旅」
    流石に古いなぁ~と感じながら読んでいたらまさかの衝撃…
    記憶を回想するシーンに胸がジーンと来て、
    ラストの言葉に主人公と一緒におもわず涙。

  • 血の繋がりと、精神の繋がり、惹かれ合う美しいもの

  • 短編を集めた一冊。
    トーマの心臓のプロット版も掲載。
    本編と比較しても面白いかも。

  • 個人的には、後もう一歩ほしかったかなって思ってしまう・・・;;
    でもお気に入りの一冊ではあります。

  • 原作トーマ未読な私が手にとって良いか多少悩んだが、どれも素晴らしいものばかりだった。
    セーラ・ヒルの聖夜がいちおし。

  • こういうはなしを思いついたんだけどなあ、と思ったとき、ひとはどういうふうにはなしをまとめていくのか、考える。このひとの場合はどういうふうなんだろう。

  • 文庫サイズなので、たまに持ち歩いてでも読みたくなる漫画。

  • トーマの心臓のプロト版と聞いて読みました
    短編のせいか心理描写は少なくストーリー重視という感じ
    他の短編も良かったです

  • 「トーマの心臓」の原型で、短編なのでストーリーがわかりやすかった。他の話の一つに、自分の家にある塔の妖精たちと仲良しで幸せだったのに両親を失ったばかりか恋人の心も失った少女の話があった。彼女は街に出て数年を暮らすうちふとしたことから虚しさを嘆く。モノローグはほんとに小さなコマなんだけど(文庫なので)、現実から逃げるように故郷を離れたときのまま、何ら変わるところのなかった自分に気づいてつらかったのだと思う。ここは電車の中だったのにもらい泣きしてしまった。お話は家のあった村に帰って幼なじみと再会するというハッピーエンドで、やきもきしていた妖精たちもほっとしたことだろう。

  • 短編集。トーマの心臓を底本にしたという映画・1999年の夏休みには、実はこちらが底本ではないかと思わせる台詞が多々ある。
    収録されているセーラ・ヒルの聖夜も、涙なしには読めない名作。

  • 少女と少年の境界は実に曖昧だ。現実に美しい少年もいれば雄々しい少女もいる。女の子2人でおままごとをするにも、男の子2人でたたかいごっこをするにも、状況によって彼らの人間関係に男役・女役が、登場人物としてではなく性分として分かたれながらバランスを取っていたりする。打つ者打たれる者、許す者許される者、裁く者裁かれる者というような具合にだ。そして彼らは似ているものと似て非なるものとを峻別し、心身の生育にしたがって第二次性徴を迎える。幼年期の終わり、それは自らの性にめざめ、自らに内在する異なる性に恥じらいを覚えることでもある。少女マンガは一種の防波堤のように発達をせき止め、過去の曖昧へとこぎ返す波のように、われわれが通り過ぎた神秘の時代へといざなう。

  • これも久々に読みました。発表時期の関係で「トーマの心臓」の原型とも言われていますが、実は、ほとんど同時進行で描かれていた作品らしいです。トーマ、ユーリ、オスカーのいるギムナジウムにエーリクが転校生としてやってくる、という設定は「トーマの心臓」とほぼ同じ。エーリクが無垢で奔放なル・べべであることも同じだけど、違うのはまず、トーマが生きてエーリクに会ったこと、そしてトーマはエーリクを見た瞬間、何もかも分かってしまったこと。「トーマの心臓」における、ユーリの辛い心象がないし、なぜトーマとエーリクがそっくりだったのかがこの物語の一番のヤマだったことで、とても分かりやすく物語りに入り込めます。ユーリが、トーマのことを砂糖菓子と位置づけ、好ましく思っているのも嬉しいし。短編集なので、他には、「かわいそうなママ」が好きです。初めて読んだ時には、なんということ!と本当に驚かされましたが同時に、深い感動がありました。ママの手は冷たいけど、それは死んだからで、かわいそうだから、じゃないんだ、という僕の言葉が悲しくてね。何度読んだかわからないお話ですが、読むたびに一コマ一コマが沁みてきます。

  • トーマを掴みたいと思ったけど、やっぱり掴めないままだった。ストーリーが性急すぎる感は否めない、が、ここからあの名作が生まれたことを思うと、キャラクター造形と、それをテーマに合わせて嵌めこんでいくさまの見事さに打たれる。

  • ギムナジウム。素敵な響きだ。

  • トーマが生き生きしてる^^
    こんな話もあるのか〜みたいな感動
    妖精のお話がすごくいい^^

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