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半神 (小学館文庫)

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著者 : 萩尾望都
  • 小学館 (1996年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091910172

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半神 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「半神」「偽王」あたりが小生の好みだが……今、このようなSF(と敢えて言いますが)を描ける作家は少なくなったなぁ(遠い目)。

    本文庫の解説で『戦慄の絆』に言及しているが、これ、どちらかつーと『バスケット・ケース』だな(^^;

  • 短編10コ入り。こんな少ないページ数でオチがよめない…どころか次の展開もよめない。なので1度読んでもう1度読む。腑に落ちる。半分がそんな調子。一体どういう脳の構造なんだろ?ぐらいまで思う。

  • 長編にできそうなほど濃い題材を僅か数ページにおさめる萩尾望都先生。流石神ですね。
    半神も好きですが、個人的に酔夢が好きです。絶望と美しさが共存していて、萩尾望都先生の中でもトップクラスで好きです。

  • 16頁の中にすべてが凝縮されている傑作と名高い半裸。
    短編じゃ物足りない~。
    映画”戦慄の絆”を思い出した。

  • とりあえず表題作の短編を読了。たった16ページの作品だけど、西洋的・近代的な人間観の矛盾を抉っていて、内容はとても深い。やっぱり萩尾望都と竹宮惠子は別格だね…。

  • 10代のころに一度読んだ記憶がありますが、そのときはわからなかったし、怖いと思った気がします。いまでも「スロー・ダウン」とか読んでると、密室で麻痺する感覚に共感して怖くなる。
    「金曜の夜の集会」は大人たちだけがそれを知っている、滅びる直前の1年をループし続ける村の話。死んでしまうとしても明日がほしいという台詞からは、生きる意味について何かつかめた気がします。

  • 10の短編。
    読んだあとになんとなく思いにふけったり、考えさせられたり。
    どれもが心にぽとっと何かを置いていくよう。
    とても短いのに、その短さを忘れてしまうような作品集だった。
    特に表題作、ぐっときた。
    また読みかえしたい。

  • 表題作が大好きです。

  • やっと見つけた…
    『マンガは哲学する』で紹介されていた。
    表題作の「半神」は本当に一人称の死と三人称の死を見事に描き出している。これはマンガだからなし得るものだと改めて感じる。
    他の作品でも時間や存在を難しいこと問題に取り上げることなく、SFの中でうまく紛れ込ませることで、どこか不思議で怖い感じを与えていると思う。
    ただ、本質かと言えば、そうではない。「偽王」のようにどこか尻切れとんぼになってしまったり、「スロー・ダウン」のように現実と幻の差をあたかもあいまいにしたかのように見せかけていたり、金曜の集会でなぜか大人たちが時間が戻ることをわかっていることなど…
    紙面があればもっと書けたのだろうか?
    それはともかく、単なる恐怖ものでは収まりのつかない作品であることは確かである。

  • 漫画です。作者は萩尾望都。

    短編集ですが、表題作は16ページ。凄いインパクトです。

    ユージーとユーシーは、腰でくっついている双子。美しい妹ユーシーは自分では栄養をつくれず、姉の栄養を吸いとっている。おかげで、ユージーは痩せてボロボロ。―この妹のために、私は誰からも愛されないのだ―ある日、ユージーは生きるために妹を切り離すことに…

    『イグアナの娘』もそうなのですが、姉妹とか親子の、愛情とも憎しみともつかない感情を描くのが、本当に巧いと思うのです。

    私の場合、姉妹というのは、両親の愛情を奪う邪魔者でもあり、誰より愛しい家族でもあり…初めて読んだときに号泣したのが忘れられません。

    私にとっては姉妹の話ですが、命の尊厳とか美しさとはなにか?とか、いろいろな読み方ができる話だと思います。

  • ユージーとユーシー

  • 感想というかメモ
    http://booklog.jp/users/huka/archives/1/4840128677
    http://booklog.jp/users/huka/archives/1/4093871965

    当時の日記でもう少ししっかり書いてたかな?どうだったろう
    ブクログだけ見るとあまりにお粗末過ぎるので…

  • このページ数の短編に、これだけのテーマを凝縮して表現されているのがすごい。夢の遊民社の舞台も良かった。

    ※収録作品
    「半神」「ラーギニー」「スロー・ダウン」「酔夢」「ハーバル・ビューティ」「偽王」「温室」「左ききのイザン」「真夏の夜の惑星」「金曜の夜の集会」

  • 半神16Pの中でこれほどの話を展開させるなんてやはり萩尾望都先生は天才です

  • ユーシーとユージーは双子の姉妹。
    天使のように愛らしいユーシーは足腰が弱く、知能も低いため一人では何もできない。
    一方ユージーはユーシーに養分をとられるため、髪はバサバサで天使のようなユーシーとは似ても似つかない顔。
    だけど頭がよくいつもユーシーの面倒をみている。
    ・・・というか、みざるをえない。
    何故なら二人は腰のあたりでくっついてはなれられない一卵性双生児だから。

    したい事があってもユーシーのため行動が制限され、しかも美しさも奪われているユージーは日々いらだちをつのらせる。
    二人が13歳になった時、医師が告げた。
    ユーシーは自分で自分の栄養分を作れない。
    このままだと二人とも死んでしまう。
    二人を切り離す手術をしなければならないと。
    それにいちも二にもなく同意するユージーだったが・・・。

    十年以上ぶりに読んだ萩尾望都さんのマンガ。
    読み終えて「すごい!」のひと言。
    その後乱読しましたが、作品は好き嫌いがまっぷたつに別れて、好きでないマンガはすぐに売ってしまいました。
    それでいうとこれは大当たりでした。
    この深いテーマのお話を短編で仕上げられるというのがすごい。

    この本にはSF、ファンタジー、サスペンスと色んなジャンルの短編マンガがつまっていてどれもそれぞれ素晴らしいです。

  • 表題作の「半神」は怖い、ともかく怖いです。この作品の怖さを語る言葉が欲しい。

  • 萩尾望都の作品の中で最も完成度の高い物語ではないだろうか。
    名作。

  • 短編だけど、一つ一つの話が濃い。重い。

  • 半神を読んだから全部読んだ気になってたけど、読んでない作品もたくさんあった。
    最後の金曜日の話が好き。
    SEがもりだくさんつまっている。
    楽しい1冊。

  • これを少女時代に読む事が出来た人達はそれだけで幸せだと思った。半神、たった16ページの作品でこれほどまでの衝撃。瞠目した。そうして、これが「花の24年組」の少女漫画なのか。感嘆した。話もコマも言葉も滞りなく流れ、その流れは豊穣をもたらす養分豊かな川のそれと同じだ。流れて、それでも読んだ後に心の満足が解る。酷く贅沢な時間を過ごさせてもらった。半神、誰よりも近く、誰よりも憎く、誰よりも愛しく。「少女漫画」――否、これは少女だけのものではない。少年だって大人だって読むに足るものだ。
    以下蛇足。これを読んだだろう、当時の人々が今の出版人の上の方にいるんだよなぁ…何であんな無残な状況になってんのかなぁ。コレを読んだとして、どうしてあんな少女漫画群を世に出せてしまうのだろう。不思議でならない。比較するのも烏滸がましい程に、今の少女漫画はどうしようもなく衰退しているのだと感じる。

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