麒麟館グラフィティー (1) (小学館文庫)

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著者 : 吉村明美
  • 小学館 (1995年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091910813

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麒麟館グラフィティー (1) (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 吉村明美さんの作品で一番好きなシリーズ。

    少女漫画としては、結構衝撃的な漫画だった記憶が…。あらすじを書いてみるとやはり最初は少女漫画的設定なんだけど…

    主人公妙はアパート「麒麟館」の管理人をやっている、女っ気全く無しのたくましい人物。ひょんなことから天然な菊子を拾ってしまい、一緒に暮らすことに…。菊子は妙と全く対照的でぽわぽわした女の子らしい子で、家事は万能。でも実は菊子は妙が学生時代に片思いしていた宇佐美先輩の奥さんだった…。



    宇佐美先輩は一見頭も顔もよく、万能なんだけど、菊子に対しては異常な亭主関白ぶりを発揮する男。その宇佐美に対し、妙と菊子が恋のライバルという不思議な関係でありながら、タッグを組んで立ち向かっていくというストーリーになっている。

    ここで衝撃的だったのは世間的に完璧で口も達者、態度も横柄、でも暴力的な男性に対し、泣き寝入りするとか逃げるとか、もしくは少女漫画的に言うと、黙ってても誰かが助けてくれる展開とかになりそうなのに、なんだかんだと二人で立ち向かっていくところ。とりあえず、自分の居場所は待っているだけではできないんだよ、自ら動かなきゃ駄目なんだよ…ということを教えられた漫画である気がします。

    社会的に優位にある宇佐美に対抗するのは非常に困難な道なんですよ。妻の菊子はというと、いらぬ知恵をつけぬ前ということで、高校卒業してからすぐ結婚させられ、男性には尽くすものという古風な女性観を持たされている。だから、宇佐美が菊子の罪悪感を利用して追い詰めるなんてお手の物。でも菊子は、妙からの援護射撃を受けて、彼女が本来持つ優しさや強さを武器に、彼女なりに暴君に立ち向かっていく、そのいじらしさに涙したり…。

    なにせ宇佐美も口が立つだけに、それに対抗するにはさらに上を行かなくちゃいけない。言語の応酬では妙の切り返しにエールを送ったり(口論は妙の役割!)、納得させられたりして…。自分も理論武装のためにこのフレーズはいただこうと思ったりした記憶があるなぁ。とにかく一言一言が身にしみた漫画でした。

    でもただ緊張感あるだけじゃなくて、ユーモアや遊びが根底にあるところは薔薇のためにと同じ。漫画は借りるか立ち読みですませる派だったのですが、大人になって買い揃えたシリーズのひとつです。

  • 5巻
    「言わなくてもわかっているはず」「ちゃんとわかっているつもり」 「信頼」と「思い込み」はとても似ていて だからこそ時どき言葉に出して「確認」し合ってください。

    欲しくてたまらないものが手に入らないのと 一番大切でたまらなかったものが ただのガラクタになってしまうのと どっちがつらいんだろうね

    6巻の妙が流産して入院しているところに宇佐美が見舞いにやってきた場面で号泣してしまった。

    全8巻読了。泣けた~!番外編の妙の子供の頃の話や火野の両親の話も泣けた~!恋愛について、女同士の友情について、結婚について・・・いろいろと考えさせられた。貸してくれた友人に感謝!

  • 登場人物全てが愛しい。湧く憎しみも、後に愛しい。何度読んでも泣く。

  • 激しくも優しい情景が心に残る。

  • 頭の回転がこれくらい良くなりたい…と思ったw
    こんな恋愛があると思うと頑張れる、、かもー!

  • 札幌の下宿館の、切なく苦い愛と青春の物語。笑えるマンガですね(^-^*)

  • 大学生でアパートの管理人の妙は家出主婦菊子を拾う。しかし彼女は憧れていた先輩の妻だった。なぜあんないい男の元から家出してくるのかと妙は菊子を責めるが、実は旦那は外聞だけがいい卑劣な男だった。妙の住むアパートや菊子に次々と嫌がらせを仕掛けてくるが・・・。

  • 先が気になる作品。
    ところどころに笑いあり、涙あり。先が気になり一気に読破しちゃいました。
    主人公たち以外のサイドストーリーもいい感じ。

  • 色々あって面白いの。

  • 吉村明美代表作。これも昼ドラのドロドロ好きには楽しめるかと。さすがにちょっと絵が古いかもしれない。

  • これも実家にある本。麒麟館という北海道にある古いアパートの管理人妙が拾った菊子は、憧れの先輩の奥さんだったが・・・。結婚とか、DVとか、結構重い内容ながら、面白くて一気に読めます。

  • 吉村明美ってすごいかも…。
    わいわいがやがやの擬似家族って大好きです。

  • 北海道のアパート麒麟館の住人の生活を描いた
    感動ストーリー。

    好きとか嫌いとか簡単に納められる感情じゃないんだな
    とこの本を読んでいると思います。
    この本は深いです。
    変わり者の住人が多いけれど
    皆、必死に生きている。

    大人になってからの『仲間』って作りにくいけれど
    ここの住人は『仲間』なんだと思う。

    人を心から愛するって凄い事だなって教えてくれる
    本ですよ。

  • 北の大地、北海道を舞台に描かれる親子、夫婦、友情、恋の物語。
    ふんわりとしてどんな悲しみにもひたすら耐える菊子と、まっすぐで勝気な妙の友情がとてもステキです。

    当たり前だけど、時々忘れてしまう人を思いやることの大切さを気づかせてくれます。

  • 主人公妙が雪の中で人妻菊子を拾う。菊子の旦那は妙の憧れの宇佐美先輩であったが、今で言うDVをその宇佐美先輩から受けていた。そのまま菊子は妙が大家をしている麒麟館に住み着くようになる。そこで繰り広げられる人間ドラマ。宇佐美先輩の性格は小さい子どもが何でも自分の思い通りにできると思い込んだまま大きくなった感じで、読めば読むほどムカツク話だが、話的には凄く面白い。妙と宇佐美先輩とのやりとりも見物。

  • DV…。人として扱われない妻が逃げた先には、麒麟館という温かいアパートだった。そこから始まる友情・愛情・青春ストーリー。夫にかなり、腹立ちますが最後はハッピーエンド☆

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