雪紅皇子 (小学館文庫―夢の碑)

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著者 : 木原敏江
  • 小学館 (1998年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091912268

雪紅皇子 (小学館文庫―夢の碑)の感想・レビュー・書評

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  • 後南朝を舞台にした漫画。
    夢の碑シリーズの中でも、特に好きなお話です。
    滅びるとわかっていながらも、自分に付き従ってくれる民を見捨てず、最期まで民のことを考えて戦い、死んでゆく二皇子に、哀惜の念を抱かずにはいられない。

    私はこのお話で吉野に興味を持って「吉野葛」読みました。自天王という章に、南朝の皇子についての記述があります。

  • 頃は南北朝時代。
    人の心を読む不思議な力をもつ鬼の娘、根姫(ねき)は賊に襲われていた所を南朝の武士に助けられる。
    根姫を助けたのは落ちぶれた南朝の帝の義弟、映宮(はゆるのみや)。
    以来、根姫は映宮の忍部(おんべ)となる。
    忍部とは、帝直属の秘密機関の総称。
    忍部は主が行方知れずになった時、どれほど遠くからでも仕える相手の居場所を探し出すという。
    映宮はその役目を根姫に託す。

    強烈なカリスマ性をもち群集に慕われる美しい映宮。
    そして義兄の帝とその妻、義母、映宮の忠実な家臣たちと忠実なふりをして実は別の考えをもつ者たち、裏切り者、間者・・・。
    それらの思いが全てあいまって、悲劇へと進んでいく。
    義母に嫌われいじめられながら、優しい帝とほのぼのした兄弟愛を結び、忠実に仕える映宮の姿がいじらしく思えました。
    悲しく美しいストーリーです。

    他に、
    映宮の忠実な家臣、振矢の初恋の話(水琴窟)
    幼い頃の映宮と幼馴染の山婆の娘との淡いラブストーリー(上ゲ哥)
    が収録されています。

  • なんで木原漫画のヒーローとヒロインは最後鬱エンドなん?
    でも好き。

  • 鬼の話。滅びゆくものの美しさ

  • シリーズ通して読んでこその「夢の碑」ですが、ダントツお気に入りなのと、1冊にまとまってて薦めやすいのとでコレを。
    木原さんの、「まつろわぬもの」たちへのしんとした視線はとてもきれいで、ブレることがない。その美しさにいつもはっとさせられます。「オニ(鬼・隠)」の概念も好きだー。

  • 切なくていい!

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