ポーの一族 (3) (小学館文庫)

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著者 : 萩尾望都
  • 小学館 (1998年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091912534

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ポーの一族 (3) (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 結局我慢できずに最後まで読んでしまった。ロビン・カーの話は、中でも一番よく覚えていた話だった。

    ああ、本当にいい話だねぇ。しばらく前に流行ったアメリカのティーン小説「トワイライト・サガ」より数倍は深い話だよな。

  • ミステリ仕立ての3巻。
    エドガーやアランが死ぬまでなんだけど、今までのストーリーを拾って、かつミステリにしてるのが凄い。
    結局、エドガーは自分の血筋の人の近くにいたかったんだね。
    ずっと側にいる。
    人間に一番戻りたかったんだろうな。
    時に冷酷だけど、それは彼が人間に嫉妬してるからかもしれない。

    僕はこの巻のロビンとキリアンの話が大好きだ。
    エドガーが言うんだ。


    ぼくたちは
    あまり
    いそがなかったよ

    彼がもう
    天使を
    信じて
    ないことを
    おそれて
    いたし…

    …そして

    おそくきすぎた

    「ねえ
    世の中には
    すこしばかり
    神経が細いために
    育たない子どもが
    たしかに
    いるんだよ

    彼はずっとずっと」

    天使を
    信じて
    待ってた
    のにね…


    そうだ、僕がそうなんだって思った。
    僕はたしかに死んでいるハズなんだ。
    育たなかった子どもなんだって。

    優しく
    悲しく
    そして真実の言葉

    ミステリとしても傑作だ。

    好きで好きで仕方ない。
    読むべき漫画だと思うんだ。

  • アランが好きな私としては、『小鳥の巣』は最も思い入れの強い作品。100年近く生きながら、いつまで経ってもまるで我儘な子供で、人間の様に優しく脆いアランを、エドガーはきっと愛したのだろうと今なら思います。自分と違い、「ポー」に染まっていない、けれどずっと側にいてくれる存在を求めたのでは。『ランプトンは語る』で、月の下二人が戯れるシーンは、最も好きな場面の一つ。人間に戻りたがっていたエドガーだけれど、この時ばかりは永遠に少年のままいられる時間を愛していたのではないかと思うと切なくなります。『エディス』のラストは号泣。

  • ひさびさのマンガ本更新。
    3巻めを代表して登録したけど、1~3巻の内容の感想です↓


    かいつまんで読んだことはあり大体の内容は知ってたけど、通読したの初かも。やっとどういう話か理解した。

    エドガーが一族に入る回がとくに泣ける………。
    アランは従順なイメージだったけど、読み返すと意外にワガママでいらいらする。

    これほんとにこの順番で雑誌掲載されてたの?すごくない?メリーベルとの別れが序盤にくるってすごくない?
    あのラストにしておきながら、最近しれっと続編始まったのもすごくない?続編以降のお話は時間軸的にはすべてエディス以前の話ってことになるってこと?

    完結型の滞在記形式のお話だったりすると、構成や設定的に楳図かずお先生の「おろち」っぽいなとも思うんですが…違いますかね。

    素晴らしい。ほんとうに素晴らしいマンガですよ。。

  • 舞台化が楽しみ。

  • うーん、なんか今回は小さい字で書きたいような気がするのだけど…、「え~?それでもファン?」とか言われそうなんだけど…、えーと、わたしは「ギムナジウムもの」ってあまり好きじゃなくて、いやいやキライと言うんじゃなく、さほど魅力を感じないというかムニャムニャ…。だもんで、萩尾作品のなかでも「トーマの心臓」「11月のギムナジウム」あたりにはあまり思い入れがない。(「スター・レッド」とか「銀の三角」とか、SF者としてのモト様をこよなく崇敬するものであります。)

    というわけで、「小鳥の巣」にはどうもうまく入り込めない感じがする。これって、全体の流れのなかでちょっと浮いてるようにも思ったり。いやこれはやっぱり、ギムナジウム的な世界がよく理解できないからこそ思うのだろうけど。

    「エディス」で幕が閉じられたとき、これで終わりだとは思えなかった。始まり方が始まり方なので、終わりなんてあってないようなものだもの。エドガーの永遠の孤独が終わるのは、彼自身の死によってしかない。だからまた必ず読めると思っていた。それがまさか四十年後とは思わなかったけど。

    巻末の解説を書いているのは有吉玉青さん。「ほんとうの孤独」というタイトルで、胸にしみます。

  • ポーの一族におけるバンパネラの死は唐突に訪れます。
    エドガーにとってメリーベルの代用品だったアランは、アランにとってのエドガーの代用品である少女のために、しかしそれでも命を投げ出します。
    アランはエドガーを再び孤独の中へ戻すことによって自らの愛を示そうとしたのか、それとも、自分の愛する人と同じ瞳の色を持っている少女のことも等しく愛していたのか、それとも自分が人間のように人を愛することができることを証明しようとしたのか。
    それは分かりませんがそこにあるのは確かな愛の形であると思います。
    紙の上で語り継がれていくバンパネラの生き方から、私たちは愛というあやふやなものについて、考えるヒントを得ることができるのかもしれない。

  • 永遠に年を取らずにいきるバンパイラと寿命がある人間という違いから、恋していれば恋しているほど、愛していれば愛しているほど、幸せにしてあげられない苦しみにもがくということであるが、それなら、年をとらないバンパイラ同志では幸せになれないのか?と思ってしまった。

  • 噂のエロガー・ポーチネロに会えてうれしい誤算

  • どこにでも現れそうな、どこにもいない二人になりました。

  • 1話目は、ある少年との約束のためにドイツの寄宿舎に二人が行く話。
    何故に少年ばかりの寄宿舎にはロマンがあるのでしょうか、耽美です。

    話は変わりますが、このお話の中で初めて「誰が殺したクックロビン」の原典知りましたよ(T∇T)。
    パタリロじゃないんだ・・・っつーか、パタリロがこれを参照してるのね(;-_-) =3。
    知識が無いってコワイ。

    話を戻して、その後の話はエドガーの子孫との話になるのだけど、時代は移り、元は高名な家だった先祖を持っていても、今の彼らは犯罪に手を染め、時代は確実に流れている。
    そんな時代まで生き抜いて、エドとアランは最後どうなったのか。
    ぼんやりした終わり方だったけど、あれが一番いいのだろうなぁ。

  • 小鳥の巣/ランプトンは語る/エディス

    ギムナジウムものとしても秀逸な「小鳥の巣」(余談だけれどパタリロのクックロビン音頭の元ネタはマザーグースではなく多分こちらですよね・笑)。そして「エディス」で、いよいよ終焉へ。

  • かなしい終わり方をした。
    「小鳥の巣」がすき。

  • バンパイア。
    エドガー。アラン。ポーの一族。

    名作中の名作。こんな漫画にまた会いたいなぁ。

  • 何度も読み返している名作。 私の吸血鬼好きのルーツ。

  • もちろん絵やお話もいいのだが、巧みなのは全体の時間軸。
    いつ、どこで、だれが、という要素が、まったく賑々しくなく霧に溶けるようにちりばめられている。

    「ヴァンデミエールの翼」を思い出す。

    @@@@@

    「春の夢」の前に再読してみた。
    うーむ。おー。やはり伝説。
    細かいコマでのエドガーの眼つきが素敵。

  • 最後はあえてネガティブな解釈。
    そっちの方が二人にとっては幸せかもしれない。

  • 2012年1月9日(月)、読了。

  •  エドガーの孤独感が切なく好きだった。愛蔵の本。

  • 彼らは年をとらない。
    それを察知されては困るはずなのだがエドガーはその時代,その土地,その人々に強烈な印象を与え,記録に残されていく。
    覚えていて欲しくないのに,忘れないで欲しい。
    そんな葛藤が彼にはあったのだと思う。
    ずっと死にたかったエドガー。
    最期は笑えたのでしょうか。

  • 「語る漫画」というものは稀有です 漫画が語るんです

  • 三巻目にしていかにエドガーが時を旅してきたかはっきりと分かる。
    キリアンは、バンパネラとなったマチアスに血を吸われたのだが、
    その後バンパネラにはなっていない。子孫にその血が残っていくと意味深な描き方をされているが、子孫はどうなったの??読み飛ばしているのかもしれないですが、気になりました。

  • 人間は必ず死ぬ。
    それは全ての生きとし生けるものに課せられた運命(さだめ)だ。
    しかし、ポーの一族は年をとることもなく死ぬこともない。
    心臓に銀の弾丸を撃ち込まれるか、くいを突き刺されない限りは。

    200年以上のときを、彼らは何を思い生きていたのだろうか。
    深く人と関わることもできず、周囲の人間たちは老いて次々に死んでいく。
    人間だけではない、環境も文化も刻々と変化を遂げていく中で
    彼らは同じ姿のまま生き続ける。

    エドガーが死んでしまった妹のメリーベルにどんなに想いをはせても、
    その哀しみが薄らぐことはない。なぜならば、
    哀しみを癒してくれる時間という概念が彼らの中には存在しないからだ。

    「エディス」の最後にエドガーは消息不明となってしまう。
    だが、イギリスの古びれた館、ロンドンの狭いストリートの片隅に
    彼は悲哀と孤独を胸に秘めながら今もひっそりと生きているのではないだろうか、
    そんな気がしてならないのだ。

  • 昔はもっと長い物語のような気がしていたが、こうして3巻の文庫におさまってしまう長さだったとは。ポーの一族の物語は、その終わりかたがとても切ない。
    いや、物語全体が切ないのだけれど。。。

  • 3巻まで読んで、ちょっといとおしくなった。

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