マージナル (1) (小学館文庫)

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著者 : 萩尾望都
  • 小学館 (1999年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091912541

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マージナル (1) (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  • マージナルは、所々読んだところもあるけれど、どうも全編通して読んだことはないようだ。この終末が近づいている世界とか閉塞状態にある世界とかってテーマが萩尾作品には良く出てくるけれど、その中で人々がどう行動していくかってのが、それぞれ違っていてすごいな、と思う。

  • 西暦30世紀目前の地球、環境問題の悪化の果てに女性が絶滅し男性だけが残った。滅亡の一途を辿る地球人の中でただ一人、出産の役目を授かった聖母(ホーリー・マザ)が暗殺される事件から、物語は幕を開ける。

    古くは手塚治虫の「ふしぎなメルモ」のように「性」をストレートに扱ったマンガは少なくない。その中でも萩尾氏は、一貫して「性」を扱ってきた方である。そんな氏の長編作品の中で、おそらく最も性を鋭く突いた作品の一つと言えるだろう。さらに今回は「受胎」まで射程に捉えていた。

    近年、小説家の桐野夏生氏は「東京島」を通じて偶発的に生じた原始的な小集団生活の中の「現代的な」女性性を丹念な描写で描いた。この作品は「根源的な女性性」を表すという点で共通する部分が少なくないが、描き方としては真逆である。すなわち、運命的に生じた近未来的な大規模集団の中での「詩的な」女性性を抉りだしているからだ。

    Marginal の登場人物の一人は次のように語る。「母体は子宮とは別の人格だ」と。それを象徴するかのように、物語の主役の一人であるキラは操作不能な暴力性を持ち、と同時に生命を宿す特殊能力を備える。

    物語を読み進めるにつれて「孕む」こと、「産む」ことの果てしない暴力性にときに呆然とし、ときに安堵した。そうした激しい海練と潮の緩急の中でのみ<命>は生まれ、脈打ち続け、その運命に僕らは一向に抗えないという気持ちを抱いた。

    変わらず萩尾先生のメッセージは軟弱者の自分にはかなり手厳しいものだった。

  • 全3巻読了(Kindle版)。

    壮大で、叙事詩的なSF。
    研究にとりつかれた父と、夫と子を恐れる母の狂気のなかで育った「夢の子供」キラが、二人の青年に出会い愛を知り、不毛な地の希望となる話でした。…でいいのかな? 何度も読んでいくうちに、たくさん発見がありそうです。

    BLではないんですが、BL読みすると三角関係としては珍しい結末。マージナルの既存の制度もBLとは違って面白いけど、三人はそこをさらに超えて、家族でも恋人でもない新しい関係性を築いていくんじゃないでしょうか。

  • 漫画を紹介する雑誌の特集で見つけた作品。自分には少し難解なところもあるが、読み応えのあるストーリーだった。

  • グリンジャかっこいい・・・

  • たった一人の「マザ」と呼ばれる女性が子供を産む以外、すべて男性だけのミツバチかアリのような社会、実はそこは2999年の地球。

    今なら、男女逆転「大奥」と比較して読んでみるのも面白い。

  • 管理している側と、管理される側が、隣同士で存在しているのがいい。
    キラの発生とか、細部まで丁寧に書かれているのは流石です!

  • 私の中で1番の萩尾作品。

    アシジンが贔屓だけれど、
    メイヤードとナースタースのエピソードがつらい。

    細かいことはさておき、
    ちらとでも興味をもったなら、
    読んでみることをおすすめします。

  • 文庫ではないけれどこれしかなかったので。
    ベッドの下から掘り出してきた。

    何回目かわからない再読。
    何度読んでも面白いなー

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