マージナル (2) (小学館文庫 はA 15)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 379
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091912558

感想・レビュー・書評

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  • ◇第2巻
    ・第8話 レクイエム 40p
    ・第9話 イワンの研究について 38p
    ・第10話 死霊 38p
    ・第11話 受胎告知 48p
    ・第12話 夢の子供 No.151 38p
    ・第13話 ヘビじじいとヘビ男 42p
    ・第14話 星と炎 39p
    ・第15話 狩人 38p
    ・エッセイ―エナジー。きわめて私的な。:井上雅彦(作家)

  • 萩尾望都のSFはいいものが多い~。先に読んだスター・レッドよりこっちのほうがいいなぁ。

  • 光をうしなったグリンジャは、ふたたび都市をめざします。キラもアシジンのもとから抜け出し、その後センターのメイヤードに身柄を確保されることになります。一方で、地球へやってきたゴー博士は、かつての親友だったイワンが地球でおこなっていた実験についての情報をメイヤードにもたらし、キラがどのようにして生まれたのかが明らかになります。

    また、シティの市長の息子であるミカルは、図書でこれまで知らなかった多くの情報に触れることになり、彼らの暮らす世界の仕組みに対する疑問にさいなまれます。

    メイヤードのバックに控える「カンパニー」の存在と、彼自身の置かれている立場がすこしずつ見えてきたことで、第一巻よりもはるかにストーリーに奥行きが出てきたように感じました。

  • 高い確率で遺伝子に変異を引き起こすという架空のエゼキュラ因子。エゼキュラと言葉が似ているせいもありエゼキエルを思い起こした私。多分セリフの一部に時々出現する強い感応力を持つシャーマンが周囲の人間に感応するという説明文の言葉と混ざって、より現実に近づけて面白がろうとする私の考えが転がっていっただけだけ。シャーマンから幻視する預言者に幻視は作中の各種の幻覚へという感じに。ところで同じ説明にレミングの集団自殺が取り上げられていましたが、今ではもうこれが伝説のものであることはよく知られていること。こうしたチョイチョイ挟み込んでくる萩尾流のスパイスが効いてきて、架空エゼキエル因子が本当のように沁み込んでくるから楽しいよね。

  • 99年に初版が発売されたとのことだが、今の少子化問題を考えると、ちょっとリアルに感じるストーリー。第1巻を読んだ時はあまり引き込まれなかったが、第2巻を読んで、続きが気になった。

  • 失踪したグリンジャの伏線はどこで回収されるのかなと心待ちにしていたけれど二巻では無いみたい。
    SF の場合、作品内の世界構造がどうなっているか説明する仕方や分量が重要になるのだけれど、さすが萩尾先生というか、絶妙に巧い。

  • キラがもっと意志のある子だったらなあ エメラダ美しい

  • 実験場としてのマージナル、キラの出生の秘密、メイヤードとカンパニーの存在、いろんな謎が少しづつ明かされはじめた2巻。

  • よかった。

  • 読んだ日:2005/04/14
    買った日:2005/04/14
    買った所:Books SAGA 武蔵小杉店
    値  段:\599

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著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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