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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091912602
感想・レビュー・書評
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甲斐よしひろの楽曲を元に、ミュージカルとして描かれる斬新なミステリー。過去に一度だけさらっと読んで以来だったが、今回じっくり読んでみて、意外になかなか濃くギラギラした作品だと感じた。何がギラギラかって、80年代後半の華やかな空気感。登場人物の強い上昇志向。それらが激しく眩く、萩尾さんの大胆で目をみはる画面構成も相まって、まさにミュージカルを観ているかのようだった。
甲斐バンドの曲は数曲しか知らなかった私。登場する曲を知らなくてもストーリーを追い歌詞を読むだけでも十分楽しめるのだが、どうせなら知った方がより深く作品世界に浸れるかなと思い…登場する楽曲から何曲かDLしたりお試しで流したりしながら読んでみた。いやぁ…場面と歌がリンクして、当然だけど倍楽しめる!そして今更ですが甲斐バンド、かっこよいですね!巻末の萩尾望都×甲斐よしひろ対談も非常に読みごたえがありました。特に、2000年の対談。表現者としてのそれぞれのスタンス、そして互いの仕事へのリスペクトが感じられ、ミュージシャンだからこその視点での萩尾さんへのツッコミ、さすがです。「壊すこと平気ですもんね」いい言葉。
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初めて読んだときにはイマイチだったが、再度読み込んでみたら、はまった。