猫は秘密の場所にいる (2) (小学館文庫 はC 5)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091913197

作品紹介・あらすじ

セレブ・ロマンスコメディの頂点!!

伯爵家の跡取りで、文句無しの美男、富も地位も申し分ないのに何故か結婚が決まらないコーネリアス・エヴァディーン。双子の花嫁候補の不可解な要求、元婚約者からのワケ有りな誘惑、父からの説教などなどに振り回され続ける彼の将来は一体・・・!?
そして謎めいた猫・ヴィルヘルムの活躍はいよいよヒートアップして・・・?必読「うるわしの英国」シリーズ第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • ヴィルヘルムの存在感が、子猫が育つより早く大きくなっていきますね。

  • このシリーズ、内容も読みごたえありますが、1・2巻の表紙絵にも登場しているヴィルヘルムという猫の存在がとっても魅力的。

  • やっぱり毎回、女性の衣装がカット毎に違うのと、ヴィルヘルムのふてぶてしい顔のバリエーションが好き。イギリス好きさんに是非。

  •  「うるわしの英国」シリーズの2巻。
     
     も、ホントすばらしい。
     男性は粋で、女性はキュートで、猫は自由で、幽霊は慈悲深い。
     まさに、古き良き時代の物語です。

     と、子供がきちんと子供をしてるのがいい。
     確かに、覚めてたり、大人ぶったりしてるけど、結局は子供で、子供を子供たらしめてるのは<大人>の存在なのだ。
     <大人>がきちんと<大人>をしているから、子供は大人の手のひらという狭い世界であることを承知しながらその世界で自由に生きている。保護されているという安心を、大いに享受している。

     大人であるということは、それだけで責任があることなんですね。

  • 英国が舞台のノスタルジックなシリーズや短編を3冊にまとめたものの2巻。コーネリアス・エヴァディーンの物語はこの巻まででおしまい。ヴィルヘルムの飼い主・クレアが帰ってきてめでたし。
    旅先で出会った不思議な夫人が実は...というお話と少女が見えないお友達と遊んでいたら出会った青年が実は...というお話がお気に入り。

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著者プロフィール

(はつ・あきこ)1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ(『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』)など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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