ジュリエットの卵 (1) (小学館文庫 よE 1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091913913

作品紹介・あらすじ

ミナトと螢は双子の兄妹。なのに二人は愛しあっている。そんな二人が初めて離れて暮らし始めた時、運命は衝撃の事実を? 本格ラブロマン。

感想・レビュー・書評

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  • きれいな水がなければ蛍は生きられない。
    蛍がいない水は汚れていてきたない。

  • 吉野氏を偲んで。
    繊細で美しい世界。

  • 2巻まで読了。

  • えーと、「いたいけな瞳」を読んで、感想に

    「もしかすると、この人は短編の方が繊細かも。」

    なんて書いたのですが、実は、長編を読んだ記憶というか、どんな作品があったのか、あんまり覚えていない……。

    ということで、本棚から、「ジュリエットの卵」を出して読んでみる。

    すごいフワフワした作風ですが、実は、けっこう悪意にみちているかも……いや、この言い方は、間違っているなぁ。出てくる人は、けっこういい人たちだと思います。

    でも、それを外側から見る作者の目って、すごく厳しいような気がする。厳しいというか、突き放している?
    ちょっと、これも違う気がするが……。

    えーと、例えば、わたしは、苫子さんとか好きです。

    「あなたキレイだもの。おなたのお兄さんもキレイだもの。それだけで充分、私には毒なのよ…」

    そんな風に、恋敵に素直に言えてしまう人というのは、なかなか、すごいと思います。

    あと、生きるためには、誰かに依存するだけではなくて、自分に依存してくれるだれかが必要なこととか、けっこうシビアなことをかいてます。

  • テーマはよく似ているが『少年は…』よりも緩急があって面白い。双子が坂を転がり続ける様、その周囲から助けるように伸びる光。続きが気になって一気に最後まで読んでしまう。

  • ユーモアと深刻さが不思議に織り合っている・・・

  • ねじまがった恋愛の狂気を美しく描いた作品。

  • 双子のお話。
    痛々しくてちゃんと向き合えないままどんどん
    ストーリーに引き込まれていく。
    やっぱりこの人はすごい。
    今作も名言がたくさんあります。

  • この人のはいつもうまく感想が言えない。双子の恋人と、狂気とか優しさとかはじまりとか終わりとか宇宙とか命とか。美しい漫画。

  • よく、アクションの少年漫画、心理描写の少女漫画といわれるけれど、その心理描写を極限までやれる作家が、この人なのだとおもいます。
    女性の、というより人間の根源の部分を揺さぶるような心理描写と、駆け引きは、何度読んでも、何年経っても色あせない。
    作品の感想じゃなくてごめんなせー。書ききれないのよ……orz

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