残酷な神が支配する (3) (小学館文庫)

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著者 : 萩尾望都
  • 小学館 (2004年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091916136

残酷な神が支配する (3) (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  • た、たまごプレイ・・・!

    相変わらずグレッグの変態っぷりは怪物のようです。同じく父親が息子を性的に虐待する・・・という意味では風木のオーギュとジルベールもそうかもしれないけど、少なくともオーギュにはその歪みも仕方ないと思える生い立ちまで描かれていたし、ジルベールのほうでも依存することで共存を図れた。グレッグの怪物性というのは、彼の狂気に明確な理由がないことかもしれない。

  • リボンタイの似合うバレンタイン

  • 虐待されて、精神的におかしくなってくる主人公
    そりゃあ、そうだろう
    誰かに言えばいいのに・・・

  • グレッグのジェルミへの暴行に気づいたナターシャですが、自分と甥のマットの保身のために、見て見ぬふりをしてしまいます。
    そんな人間の卑怯な面をあまさず暴き立てるようなこの作品は、読んでいて本当につらくなります。

    力ある者となき者、支配する者とされる者との対比。
    世の中の明るみに出ない場所で、絶対的に不条理な関係が存在していることに、読者はただ息をつめて知るばかりです。

    思い余ったジェルミは、偽名で精神科医のカウンセリングを受けるうちに、グレッグ殺害への計画を練り始めることになります。
    おそろしい計画ですが、それだけが被害者の正気を保ち続けられる方法とする精神科医。
    他人にも、やはり受け止めるのが重すぎる秘密なのです。

    ナディアのオルガンに心を癒されながらも、美しきものとかけ離れてしまった自分に絶望を感じて嘆くジェルミが、痛々しくてなりません。

  •  母が再婚した男から性的虐待を受ける主人公。そして、その義理の兄。結局は主人公だけでなく、兄を含めた二人の成長の物語だったように思う。が、考えさせられる。もーさまの作品はいつもそうだ。読んだ時にもそれなりに受け止めているんだけど、時間がたってふいに自分の中に流れ込んでくるように「意味」がわかる。
     なので、これもきっと10年ぐらい(<おい)して、ある朝ふいに「あああ」って思うのだろう。
     解説の中で「トーマの心臓」になぞらえてるものがあった。それも複数。でも私は「訪問者」を考えていた。雪の上をたどって神様が罰を与えにくる。そのモチーフが頭の中をぐるぐるしていた。
     罪、罰、犠牲、人はどうして、そんなものを必要としてしまうのだろうか?
     そして物語は、真のカタルシスもなく終る。そして、そのことこそが萩尾望都の言わんとするところを示しているのではないだろうか。つまり、痛みは消え失せることはないから、人はそれを抱えて生きていかなければならないと。
     萩尾望都が読める今、生きててよかった。

  • 読んだ日:2005/03/27
    買った日:2005/03/27
    買った所:文教堂書店 新城店
    値  段:\610

  • 文庫全巻あり。前半怖すぎ。

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