残酷な神が支配する (9) (小学館文庫)

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著者 : 萩尾望都
  • 小学館 (2005年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091916198

残酷な神が支配する (9) (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  エリックとバレンタインのエピソードが効果的になっているんだね、通じ合うとはどういうことか、通じ合えないとはどういうことか。
     そしてイアンも吐血。苦悩は堂々巡りだが、しかし、そこがリアリティ。解決=解明にならない、アンチ・サイコ・サスペンスだ、という津原さんのコメントには納得。

  • この最後のあたり…特に307ページと最後の最後が……好きです。あー!あーあ!だめなんだけど…だめなんだけどなー!

  • 登場時は悪役かと思ってたのに実は良い人だった大賞は個人的にロレンツォ(笑)。次点でサベージかな。巻末エッセイが津原泰水。

  • 許されたバレンタイン

  • バレンタインの手紙の内容が素晴らしすぎて・・・。

    イアン崩壊巻。

  • 実際に起こっていることなのか、想像の世界なのか??
    想像の世界なのに、なんで会話したりしてるのか???
    もはや理解不能
    心理学の症例

  • 昼ドラどろどろ^^

  • バレンタインとエリックが離れ離れになった双子だと知ったジェルミは、エリックと共にスウェーデンを訪れ、バレンタインと再会します。
    エリックとの再会を果たし、つらい告白を経て、それまで出なかった声が出るようになったバレンタイン。
    それは、おなかの赤ちゃんを失い、エリックとして生きようとする彼女なりの世界からの防御法だったのです。

    見ざる・言わざる・聞かざるだった母のことを思い出すジェルミ。
    サンドラが元凶であり、正面から向かい合うべきだとするイアンですが、どうしてもそれができないジェルミ。

    嘘で固められた、虚構の幸せを改めて実感するイアン。
    彼も、リンドンという友人にすべてを相談しています。
    人に話し、自分を理解してもらうことは、とても大切なのですが、初めはジェルミの告白を頭から信じようとしなかったイアン。
    それでジェルミを孤独感に陥れ、闇の中に置き去りにしてしまったと、罪の意識を抱いています。

    自転車旅行で訪れた断崖に立つ夢を見たイアン。
    とうとう、緊迫した状況に耐えかねて、血を吐いてしまいます。
    死にそうなほど困憊し、闇の中で迷い続ける二人。
    そこに光が射す時は、来るのでしょうか。

  •  母が再婚した男から性的虐待を受ける主人公。そして、その義理の兄。結局は主人公だけでなく、兄を含めた二人の成長の物語だったように思う。が、考えさせられる。もーさまの作品はいつもそうだ。読んだ時にもそれなりに受け止めているんだけど、時間がたってふいに自分の中に流れ込んでくるように「意味」がわかる。
     なので、これもきっと10年ぐらい(<おい)して、ある朝ふいに「あああ」って思うのだろう。
     解説の中で「トーマの心臓」になぞらえてるものがあった。それも複数。でも私は「訪問者」を考えていた。雪の上をたどって神様が罰を与えにくる。そのモチーフが頭の中をぐるぐるしていた。
     罪、罰、犠牲、人はどうして、そんなものを必要としてしまうのだろうか?
     そして物語は、真のカタルシスもなく終る。そして、そのことこそが萩尾望都の言わんとするところを示しているのではないだろうか。つまり、痛みは消え失せることはないから、人はそれを抱えて生きていかなければならないと。
     萩尾望都が読める今、生きててよかった。

  • 読んだ日:2005/04/05
    買った日:2005/04/05
    買った所:文教堂書店 新城店
    値  段:\610

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