天は赤い河のほとり〔小学館文庫〕 (7) (小学館文庫 しA 37)

著者 :
  • 小学館 (2007年1月13日発売)
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本棚登録 : 180
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091917577

作品紹介・あらすじ

ラムセスに拉致されたユーリを追うカイル!

ユーリとカイルが治めるヒッタイトを夢見たウルスラ。
彼女が皇帝暗殺犯の身代わりとして処刑台に登ったころ、ラムセスに拉致されたユーリはエジプトへと向かっていた。
怒りに我を忘れ、皇太子としての立場すら投げ打って二人を追うカイル。
辺境の村でユーリは救出され、ウルスラの犠牲によって内乱の危機は回避される。
だが、権力のために失われたものの大きさと、皇帝となったカイルとの心の距離に苦しむユーリは、カイルへの想いを封印しイシュタルとして仕えることを決意する。

感想・レビュー・書評

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  • 国を作るのに犠牲がどうしても出てしまう。犠牲はあってはいけない。犠牲がなく何もかも上手く物事が進めばいいのに…。現実でも、戦争で犠牲になっている多くの人々を思わずにはいられない。
    ウルスラの事は本当に悲しい。でも、立派だ。ウルスラがユーリ達に託した未来を実現してほしい。

    7巻で一段落した感じだ。でもここからまたカイル皇子、ユーリには困難が待ち受けてると思う。がんばれ。

  • はいはい、ラムセスもユーリに夢中。
    王道ですね〜。

    ユーリはカイル一筋かと思いきや
    人として好きなことと
    王として信奉することは違うようで。

  • やはりこの巻はウルスラの処刑台への一連の話が胸を打つ。
    リアルタイムで読んでいた頃も、この話は何とも言えない感情に苛まれた。
    初登場時は読者へ嫌われる形で登場したウルスラ。
    そんな彼女がユーリに導かれ、ここまで来た事は初めて見た時に予想できた読者は皆無だと思う。

    ウルスラの一件により、ユーリとカイルの間にも溝が生まれ、日本に帰る事を固く決意するユーリ。
    いよいよクライマックスに向けて進んでいる感がする一冊。

  • <Dedicated to the Kingdom of the Hittites>
      
    カバーフォト/大村次郷[ハットゥサ・王の門に射す光]
    カバーデザイン/末沢瑛一

  • キャラ、好きすぎる。

  • ウルスラの最期が切ない。「もっと大きな夢を見てしまった」ってのが、希望のある言い回しで良いな。
    両想いなのはわかりきってるのに、どっちかが立場がどうこうとか言い出してしょっちゅうすれ違い展開になるのが、正直逆にマンネリ。
    ハディのお姉ちゃん感はとても良い。
    いきなり一軍の総司令官って、やっぱ盛りすぎ…。
    方角的に反対方向だからといって挟み撃ちを警戒するのは少々雑な気が。あと、スパイが中央にいるという根拠がうすいかな。そして皇太后活躍しすぎ。
    カイルの部下達のキャラが定着してきて、チーム感が出てきたのがいい感じ。

  • 【レンタル】相変わらず展開が単調でめまぐるしい。……けど読んでしまう不思議。ユーリの甘さに少し辟易しつつ、でも芯の強さに感心してしまう。帰る直前で別行動はお決まりですねわかります。

  • ユーリは「元の世界」に返してもらうことを決めた矢先(?)にヒッタイトの東西両方から侵攻が…。裏で手を引いているのは誰なのか。
    片方だけに兵を動かすことができない情勢に苦悩するカイル。
    ユーリが帝国軍を率いて出兵するが…。
    「元の世界」に戻る前にカイルにあえないことを覚悟しつつ…。

    このシリーズって、ある意味歴史の勉強にいいのかも。
    古代中東あたりの入門書、としても…ね。

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著者プロフィール

漫画家

「2022年 『ヒッタイトに魅せられて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

篠原千絵の作品

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