ポーの一族 文庫版 コミック 全3巻完結セット (小学館文庫)

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著者 : 萩尾望都
  • 小学館 (2011年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784091919113

ポーの一族 文庫版 コミック 全3巻完結セット (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  この切なさ一杯の不思議な物語は、今も変わらない大好きなテイスト。子どもの頃から好みは変わっていないです。それは驚きなのか当然なのかはわからないけど…。
     少女マンガに熱中していた期間はとっても短かったけれど、萩尾望都さんは好んで読んでいた覚えがあります。
     作品は全然古臭く感じなかったのに、読んでいると当時の事がいろいろと思い出されて、古き良き時代だったなぁって考えたり(年寄りだよなぁ^^;)
     あまり少女マンガっぽくないところが好きだったことも思いだした……再読してみて、この細かく描かれた可愛らしい絵を、とても美しいと思うとともに「やはり乙女チック(死語?)だよな…」とつぶやいていました。

  • 互いに寄り添わずには生きていけない、孤独に包まれた一族の物語。
    悲しい依存関係があまりに美しく、読んでいて心を揺さぶられました。
    人間には永遠なんて無いけれど、彼等は永遠に寄り添って生きるんだろうな。

  • 宝塚観劇の予習として。
    面白かった。
    けど、多くの方が心酔して、影響を受けたというのが、私にはよくわからない。
    子供の頃に読んでいたら違うのかな。

  • 心臓の鼓動をもたず、鏡に姿が映らない。人間の血、もしくはバラの花びらからエネジーを吸い、愛する人間だけを仲間に引き入れながら、不老のまま永遠を生きるバンパネラ――ポーの一族。エドガーとメリーベルの兄弟は、幼い時にポーの村に捨てられ、一族の長、老ハンナにに育てられます。そして、エドガーが14歳、メリーベルが10歳のある日のこと。村を揺るがすような大事件が起こり、エドガーはポーの一族の掟――一族に加わる資格を与えられるのは二十歳を超えてから――に反して、バンパネラにされてしまうのです。
    14歳の少年のままの外見と、それに反比例するように老成していく心を抱えて、住む街をかえ、国をかえ、何十年も、何百年も、エドガーは生きていきます。いつまでたっても13歳のままの、たったひとりの肉親であるメリーベルを守るためだけに。

    私たちにとって「生きた証」とは、誰かの心の中に思い出、または記憶として、その存在を刻み続けられていくことでもあると思うのです。だからこそ、人は皆いつかは死ぬ、という大前提を受け止められるような気がします。しかし、エドガーには「生きた証」など必要がないのです。そうとは気づかずに自分の存在を誰かに覚えられてしまったら、そして万が一、数十年の時を経て再会してしまったら、自分が初めて会った日とまったく同じ姿をしていたら――人間とは異質の存在なのだと気づかれてしまうのですから。

    最愛のメリーベルを失ったあと、エドガーは、人間と深くかかわってはいけないという一族の訓戒を破って、アランという名の同い年の少年を独断で仲間に加えてしまいます。そして、そのアランですら失ってしまったとき――作品にははっきりと描かれていないのですが、エドガーの最期には胸を打たれます。

    肉親以外に心から愛する者をもてないこと。自分に関する記憶を他者に刻み付けられないこと――。不老不死の代償は、一人で抱えて生きるには重すぎて、それがはたして「生きる」ことになるのか、と考えさせられました。

  • オンタイムで読んだことなかった。名作と言われたマンガですが、絵がこのころの時代ならではだなぁ・・・。そして、この時代のマンガ家は西洋思想が大好きだなぁ・・・。 「誰が殺したクックロビン」はほかのマンガにも出てくるなぁ・・・ パタリロ、はみだしっこ。花とゆめの傾向だなぁ・・・
    おおよその物語の中で主人公はたいてい善だけど、この場合、血を吸って生きながらえるために自分に良いように解釈しないと生きていけない悪が主人公。そこのところが面白いと思った。

  • ずっと読んでみたいと思っていた古典的名作。耽美で残酷で切ない世界に、あっという間に魅了された。繊細で、流れるようにきらめく絵も、何と美しいこと。

    完結しているとはいえ、まだ描かれていない物語はある。もっと後の話、とされたキリアンの子孫のこと。それから、若くして死んだはずの画家。彼はやはりバンパネラなのだろうか。

    そして、メリーベルに似た少女が複数存在した謎。エドガーに似た少年少女は本人か血縁者だが、アランの許嫁にしろ、時計の写真の少女(教師の娘)にしろ、メリーベル自身ではありえないし、血が繋がっているとも思えない。皆幼くして亡くなっているあたり、メリーベルは無邪気な少女の普遍的な美しさの象徴なのかもしれない、などと思う。

    読み終わってから気づいたが。エドガーとアラン、そしてポー、ですと……

  • バンパネラ(吸血鬼)の一族をめぐる連作集。

    続き物というわけではないが、どの話も少しずつつながりがある。歳を取らずに時代を超えて永遠に生き続ける主人公たちが、同じ姿のままである人物の子や子孫の前に現れる。
    そこでまた新たな物語が生まれる。

    1話だけ読んでも、続けて読んでもおもしろく読める。

  • 少女漫画だけど幻想芸術関連で。世界観が好き。画の描き方やコマ割りなんかも、「?」ってなるようでいて、でもその世界に入り込める。これを読む少女たちと同じ感覚を共有できていると思っている。そして最後、アランが恋をするんだけど、そこに永遠に美を生きるパンパネラの悲しい運命を見た。完全に理解できてないのでもう一回読んでみたい。

  • 最後の話でエドガーが女装して車を沈めるシーンが一番好き.

  • これを読んで少女漫画に目覚めました。

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