ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)

著者 :
  • 小学館 (1994年12月14日発売)
3.76
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091920218

感想・レビュー・書評

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  • なんだろな。
    オチの無さに圧倒された。

  • 初めて読んだ時は正直よくわからないなーという感想で終わっていたけど、周期的に手にとってはその不思議な魅力に感動するようになった。

  • 味があると言えば、そうかもしれないけど、よくわかりませんでした。

  • ????……みたいな感じだった。

    面白く感じる話もあれば意味深なのも多い。『オンドル小屋』や『長八の宿』はなかなか良かった。あんな風に騒がしく雰囲気を壊す連中っているし、そういう記憶はいつまでたっても腹立たしいままだ。ただ表題作の『ねじ式』はなんなのかよくわからんかったなぁ。なにかを暗喩しているのか。『ゲンセンカンの主人』は輪廻だとか人の業を表してるのだろうか。

    全体的によくわからん

  • 二十数年振りに買い直し。
    今、読み返すと、振り幅がけっこうあったのね。
    抽象的なタイトル作、得意の旅情モノ、町工場モノ、退廃系……。
    自分はベタに「ねじ式」と「ゲンセンカン主人」、「長八の宿」がお気に入り。
    個人的評価は『無能の人』→『紅い花』→『ねじ式』の順は変わってないみたいだ。
    昭和エロス漂う『紅い花』も買い直さねば……。

  • 初めて読んだときは、ねじ式の世界に何か意味があるのだろうと思って何度も読み返した。単に不安で不快にさせるための描写だとは思えなかった。そして、不自然に出てくる多くの看板や海に浮かぶ軍艦など意味を求めて細部を読み返した。
    でも、ようやく最近になってそれらには特に意味がないのだろうと気が付いた。男はメメクラゲに触れて、血管をやられ、医者を探して(眼医者ばかりで)手術してもらって、ボートで帰る。ねじ式の世界ではこのストーリーは合理的に完結しているようだが、読者にとっては何一つ理解の点で解決していない。
    そして、今の自分がねじ式を通して抱く感情は日常における異世界の近さだ。日常におけるボタンの掛け違えや、触れてはいけない個所をめくってしまうことによる異世界へのリンク。こんなところに異世界があったのだという存在への驚きを予感させる。

  • 有名なねじ式がいまひとつピンと来なかったが、他の作品が独特の世界で引き込まれる。しばらくつげ義春にハマりそう。

  • 不思議な絵の質感と物語・言葉のセンス。そのちぐはぐささえも作品の中にストンと収まっていて奇妙なバランス感にとらわれる。珠玉の短篇集!

  • 本当に読んだのは「ねじ式・紅い花」だけど…。一編一編読んだあとに心にぽっかり穴が空く感じ。で、考え始めるとダムみたいにぐるぐるそのなかへ渦巻いていく。よくわからなくて抜け出したいけどどんどんページが繰れてしまう。いままで読んだ中で一番わからなくて妖しい本。

  • 土曜日の小春日和。その爽やかな気持ちを一気に不安の底に落とすこと間違いなし!でも、日向でしか読めないような気もする。つげさんはもうこれでお終いにしましょう。

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著者プロフィール

つげ 義春(つげ・よしはる):1937年生まれ。漫画家。

「2024年 『つげ義春が語る 旅と隠遁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

つげ義春の作品

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