紅い花 (小学館文庫)

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著者 : つげ義春
  • 小学館 (1994年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091920225

紅い花 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 色が思い出せない。

    夕べみた<夢>みたいに、全てが曖昧で、
    でも、
    曖昧じゃない、ってどういう事なのか。

    それすら良くわからなくなってくる。

    モノトーン色の濃いつげさんの作品は、
    このじっとりと絡んで来る世界感がたまらない。
    影の中に身を潜めて、
    読み終わったら、また夢を見る為だけに眠りたい。そんな感じ。

    『紅い花』の収録作品は、

    古い写真に写っている子供の、『今はおじいさんだけど』
    正体はとりあえず、わかる作品が多い。

    (こんな表現も曖昧すぎではありますが…。)

  • 『海辺の叙景』のラストの見開きにしびれた。薄暗い海を背景に、やみくもにどこまでも泳いでいけるような全能感(恋をしたときのようなそれ)を書いて表現してしまえる才能よ。『ねじ式』を読んだときより、収録された各短編の出来の差を感じた。(あくまで個人的な感性によるものだが。)ほどよく官能的であるのも、いうまでもなく素晴らしい。

  • 話が短くて読みやすいのに内容が濃ゆくて、独特な世界感も好きだった

  • つげ義春は外れなく全短編がよいなー。
    特に「海辺の叙景」は解説で糸井重里が絶賛するとおり、大傑作。
    言葉で語られることのない「愛」や「恋」や「憧れ」が、まさに絵で、漫画で、描かれていた。
    またそれとは逆に、好色な男女(特に顔つきや太めの体)を描かせると天下一だ、とも改めて思う。
    つげ義春って実は色ものではなくものすごく絵が巧いのではないか、と今回にしてようやく気付く。

  • 約20年振りに買い直しました。

    数年に一度位で読み直したくなるのが、つげ義春作品。特に探していたという程ではないが、安価で落ちていたので、購入。

    思春期の少年少女を描いた、表題作「紅い花」はとにかく大好物。次いでは「もっきり屋の少女」。ホッコリ系「古本と少女」もイイ。

    全体的にはお得意の旅情モノ多目。ソコに「李さん一家」「女忍」等々の変化球をおりまぜた印象。

    様々な意味での、ココに流れてるユルい、でも、遡れない時間感覚。ソレを欲した時に、また開くんだろうなぁ……。

  • 1996 読了

  •  「赤い花」と「ねじ式」以外は読んだ事が無いので、ブックオフで100円で見かけ購入。

  • 漫画を芸術におしあげた、つげ義春さんの作品。

  • 短編集。いい。最高。

    物語に絶妙に紛れ込ませてある嘘に柔いところをこっそり切られているようだ。

    「じめじめ」「うじうじ」ではなく「こそこそ」「ひっそり」しているのがつげ義春の良いところだなあと思う。どの話も内省的で秘密に満ちみちていて強烈に惹きつけられる。これから何が起きるのか本当に楽しみになる。

    旅シリーズも好きだが、ガロ的な空気が濃密な『海辺の叙景』や『やなぎや主人』などが特に気に入った。『やなぎや主人』の始まり方なんてもう最高じゃないか。

  • 伝説の、紅い花。

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