ミノタウロスの皿 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)

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  • 小学館 (1995年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091920614

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ミノタウロスの皿 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)の感想・レビュー・書評

  • 表題作について。家畜と支配者の立場が逆転したらどうなるか、を残酷なまでにありありと描いている衝撃的な内容。と、いうより、"残酷"という定義すら揺るがしかねない、恐ろしいまでに真理に迫っている。

  • どれも印象深いけれど「間引き」「ミノタウロスの皿」は印象的です。

  • 個人的にはどれも甲乙つけがたいのだけど、某テレビ番組でも取り上げられていた『自分会議』『間引き』『ミノタウロスの皿』『コロリころげた木の根っ子』は特にショッキングで頭から離れない
    『劇画・オバQ』は、オバケのQ太郎を親しんでいた世代なら切ない気持ちになりそう
    『ヒョンヒョロ』に登場するウサギのような生物が怖い

  • ネットでの評判が良かったので読んでみました。表題作も含めてどれもブラックユーモア溢れる傑作でした!タイムマシンネタが多いのは、ドラえもんと繋がりあるのかもと思いました。表題作…そう簡単に他者の価値観を変えることは出来ないですよね。個人的に最後に収録された「コロリころげた木の根っこ」を何度も読んでしまいます…(汗)

    収録作品一覧
    「オヤジ・ロック」「じじぬき」「自分会議」「間引き」「3万3千平米」「劇画・オバQ」「ドジ田ドジ郎の幸運」「T・Mは絶対に」「ミノタウロスの皿」「一千年後の再会」「ヒョンヒョロ」「わが子スーパーマン」「コロリころげた木の根っこ」(収録順)

  • 劇画オバQが切なくて泣いた。(オバQ読んだことないのに)
    最後、一人寂しく飛び去っていくQちゃんの後ろ姿が胸に痛い。

  • 「自分会議」「間引き」「ミノタウロスの皿」「コロリころげた木の根っ子」などすごい話が多い。

  • 【借り物】藤子・F・不二雄先生のこういう話は面白いけど怖いですね。胸の中がざわざわする感じ。

  • 短編集第一弾。

    未来を見据え、科学を考慮し。
    それでも尚ナンセンスに漫画に昇華している。
    どこかシュールでニヤリとする作品。

  • うん。すごいわ。
    間引きと、ミノタウロスの皿が飛び抜けて好みかな。皮肉の天才といったところか。

    ただ全く関係ないんだが、後書きの不愉快さったらないね。

  • むかし哲学の授業の題材になった「自分会議」が懐かしかった。「間引き」「ミノタウロスの皿」「コロリころげた木の根っ子」あたりはめちゃくちゃこわい。ゾクゾクする。

  • 読書メーターの登録冊数が1000冊目に入ろうとしていたので何を登録しようか迷った挙句読んだ作品。1000冊目に読んで後悔の無い内容でした。どの話も感慨深いものがあり話のオチまでの展開がとても良かったです。現代人の心にも通ずるメッセージ性がありいつの時代で読んでも語り継がれる名作だと感じました。

  • 昨年、藤子・F・不二雄展に行った際に彼のSFこと少し不思議というジャンルがあるのを知りました。
    非常にたくさんの作品の表紙が展示されていましたが「ミノタウロスの皿」が非常に印象に残り読みました。
    人がウシを食べるのは当たり前であるがその逆だどうなのか。人間のエゴイズムでしょうか。
    他にも考えさせられる作品がたくさんあり、彼の絵柄でこのような作品を読むとは思ってもいなかったです。短編集でありながら深くおもしろい作品でした。

  • ▼第3話/自分会議
    最後のコマが怖い。不気味な静けさ。
    こんなに不気味なのに、絵柄はドラえもんみたいにほのぼのしてるんだから不思議。

    ▼第9話/ミノタウロスの皿
    表題になってるだけあって下敷きになってる考え方が理解しやすかった。
    クジラを食べるなとか、イルカを殺すなとか…そういう話とを思い出した。

    ▼第11話/ヒョンヒョロ
    これが一番怖くて不気味だった!うさぎが夢に出てきそう!夜中に出会ったらちびる!

    ▼第12話/わが子・スーパーマン
    一番考えさせられた作品。
    今ネットでも自分の正義感のみをふりかざして私刑を行う人がいるけど、これにかなり近いものがあると思う。
    なぜかスパイダーマンの「大いなる力には大いなる責任が伴う」というセリフを思い出した。

    ▼第13話/コロリころげた木の根っ子
    一番ゾッとしたのは「ヒョンヒョロ」だったけど、これはまた違った種類の怖さ。背筋がうすら寒くなる自分とこんなやつ死んで当然って思ってる自分もいる。

  • 「自分会議」「ミノタウロスの皿」「ヒョンヒョロ」が好き。

  • かなり良かった。はんぱない。

  • 大好きなのは、「自分会議」と「劇画・オバQ」
    ▼オヤジ・ロック
     タイムパラドック。セールスマンが妙に優秀なところが面白い。
    ▼じじぬき
     偏屈なじいさんの死んだ後。嫌なシュミレーション。
    ▼自分会議
     ショッキングな結末。
    ▼間引き
     リアル。腹が減ってくる。
    ▼3万3千平米
     ハッピーエンド。突然あんなの来たら怪しまないほうがおかしい。
    ▼劇画・オバQ 
     もの哀しい。まんがにリアルを持ち込むとこうなるという見本。当時は実験的で斬新だったのだろう。
    ▼ドジ田ドジ郎の幸運
     めでたしめでたし。ドラえもんの秘密道具にありそう。
    ▼T・Mは絶対に
     そりゃそうだ。すねに傷のない人なんていない。
    ▼ミノタウロスの皿
     言葉の意味の通じないもどかしさ。
    ▼一千年後の再会
     手塚治虫チック。ロマンチック。
    ▼ヒョンヒョロ
     子供向け。独裁スイッチの元ネタか。
    ▼わが子スーパーマン
     ウルトラスーパーデラックスマンの子供版。
     無垢な心は、時に残虐だ。
    ▼コロリころげた木の根っ子
     薄ら寒い話。

  • 大人向けの、今いる世界からズレてしまったような、不思議な感覚になる作品集。少し怖い作品もある。それでも、何の非もない人物が不幸になるような作品はないところに、F先生の人柄が現れていると思う。

    「劇画オバQ」を読むと、一瞬でも子供の頃の夢を思い出す正ちゃんと、終始現実的で正ちゃんを連れ戻す奥さんとの対比が切ない…
    (私は主婦なので)奥さんは夢を見ることも許されないのか…と思ったけど、恐ろしいことに気づいた。
    「まびき」「T・Mは絶対に」「ゴロリ転がる木の根っこ」に共通する女の夢。それは夫が死ぬこと。経済的な心配なく、ろくでなしの夫だけが消えること、それが妻の最大の夢なのか…?と思った。思いたくないけど。まあ、夫がハズレだったら、夢見る気持ちは分かる。

    あと「ヒョンヒョロ」はなかなか怖い。常識的な判断が通じない恐怖。

  • オヤジ・ロック セールスマン スタンピード雪崩現象 50%を超えると じじぬき 自分会議 間引き コインロッカーベイビーズ 大いなる宇宙意思が介入 愛なんてものは種の存続の為の機能 青酸カリ 3万3千平米 劇画・オバQ 大原正太 博勢 ゴジラ 木佐 永遠の子供 正ちゃんに子供 ドジ田ドジ郎の幸運 TMは絶対に 言葉は通じるのに話が通じないジレンマ ミノアが奴隷 残虐な風習 食物連鎖の一環 泣きながら待望のステーキを食す 一千年後の再会 盲亀の浮木 ひょんひょろ 誘拐 大兎 次元が違う わが子スーパーマン ゾンビー サイン コロリころげた木の根っ子 いつか奥さんに殺される 猿 伝染病 水銀 瀬戸内海 甲本ヒロトはドラえもん好き

  • ブックオフでたまたま見つけて。
    『マンガは哲学する』で取り上げられた作品か入っていたので。
    ポップな絵柄で、テンポよくコマが進んでいるが、登場する問題はとても面白く、読み直して考えるものばかり。「道徳」的なものを持ち出してはっきりとした意見や結論を頭ごなしに与えるのではなく、うまく宙吊りにして、どこか消化不良な感じの結末にしているところが、作品に異色さや不気味さを彩り、よりいっそうの想像をかきたてて、また読みたくなるような期待を持たせてくれる。

  • ああやだ…胸くそ悪い。
    傑作には違いないが疲れている時に読むんじゃなかった。
    せっかく買ったのに手元に置いておくのも嫌だ。

  • 感覚がグラっと揺らぐみたいな感覚

    何気ない一コマが何故か不穏で、それが小さく積み重なって全体が奇妙な雰囲気に包まれている。面白い

  • 藤子・F・不二雄による、大人向けのもの、SFものを集めた短編集。SFものはやはり子供向けだが、「間引き」「ヒョンヒョロ」「わが子スーパーマン」「コロリころげた木の根っこ」は大人が読んで唸る珠玉の作品たちだ。残酷でありそうもない話だが、どこか現実味を感じさせるところが氏のインテリジェンスを感じさせる。他のシリーズも読んでみたい。

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