気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)

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  • 小学館 (1995年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091920621

気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)の感想・レビュー・書評

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  • 不思議でシニカルな大人向けの短編集。
    大人な感覚の13話が収録されています。

    最初に読んだ、この文庫本シリーズ異色短編集の「ミノタウロスの皿」に比べると明らかにどの作品もスケールが小さいと思いました。
    どこかで読んだような話もチラホラあるし、これ!という話がない。
    短い話が多いからかもしれません。

    その中で一番目を引いたのは「サンプルAとB」という話。
    これ、藤子・F・不二雄さんの作だとはこのシリーズに載っていなかったら信じられなかったと思います。
    それだけ絵が違う。
    まるで少女マンガのような絵。
    ストーリーの内容としてはロミオとジュリエットを科学的に、宇宙的な視点から描いたらどうなるかというような異色作で、かなりな冒険作だと思いました。
    面白い、面白くないは別として。

    自分には奇跡を起こす力があると信じるサラリーマンの話。
    定員法がもうけられ、老人には国家の保障が何も与えられない近未来の話。
    人生をやり直す男の話。
    殺人を公認し、性行為よりも食事を恥ずかしがる世界の話。

    読んでいると、マンガの世界だと割り切れないような、身につまされるような、そんなマンガでした。
    ひとつひとつに作者からの強いメッセージを感じます。

  • ちょっと端的だったかな

  • 力のこもった作品群。どれも読ませる。「気楽に殺ろうよ」がやはり面白い。後は、「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」。

    ▼ミラクルマン
     ネタは同じだけど「ぼくは神様」よりも深い。
    ▼大予言
     そもそも…がオチ。怖い。
    ▼老雄大いに語る
     哀しくもおかしい。
    ▼光陰
     年齢をとるってそんなこと。S.キングの「かわいい子馬」を読んでてこの話を思い出した。
    ▼幸運児
     運がいいのは読んでて気分がいい。時代背景が当時を偲ばせる。
    ▼やすらぎの館
     一定の地位とステイタスを手に入れると何かにすがりつきたくなるという点を分かり易い形にしている。
    ▼定年退食
     食べることに執着があったのかと思う。右肩上がりの経済発展の中の不安か。
    ▼サンプルAとB
     原作のみで作画は少女漫画家(小森麻美)。異星人から見た地球。ロミオとジュリエット。
    ▼休日のガンマン
     現実と仮想(理想)、ストレス発散方法としての娯楽、サラリーマンの生態。
    ▼分岐点
     不思議と残る話。内容はよくあるパラレルワールドものだが味わい深い。
    ▼換身
     軽いタッチだが、面白い。
    ▼気楽に殺ろうよ
     性欲と食欲の逆転。パラレルワールドの一種か。もしもボックスの大人バージョン。
    ▼ウルトラ・スーパー・デラックスマン
     なにしろオチが秀逸。あの小池さんが…!の意外性がすごい。 

  • タイトルと挿絵に惹かれて買い。
    藤子・F・不二雄の漫画はドラえもんの印象が強すぎるけど、こういう短編も捻りがあって面白い。

  • 本のタイトルにもなっている「気楽に殺ろうよ」がいい。あとウルトラ・スーパー・デラックスマンもでてくるよ

  • ・定年退食
    ・老雄大いに語る
    が好きです。

  • 藤子・F・不二雄短編集の第二弾。

    相変わらず、ブレなしの作品。
    未来を見据え、科学を考慮し。
    それでも尚ナンセンスに漫画に昇華している。
    どこかシュールでニヤリとする作品。

  • 分岐点と気楽に殺ろうよが特に気に入りました。僕は新刊漫画ばかり買っているタイプの人間ですが、やはりこのような先人達の漫画も素晴らしいなと感じます。現代社会に対する社会風刺とブラックジョークの素晴らしさには息を呑むことしか出来ませんでした。本当に素晴らしい作品です。

  • ・定年退食
    ・宇宙人レポート
    が面白い

  • すでに購入して読んでいたのに間違ってまた買ってしまった!orz

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